逗子の家で90歳を祝う
2019年9月23日(月)秋分の日 母は逗子の自宅で90歳を迎えた
21日(土)からの2泊3日と短い時間だったが、2人で過ごせたこの時間は穏やかで幸せなひと時だった

日頃からあまり手入れのできていない逗子の家なので、カビ臭かったり、布団もダニが心配だったので直前の準備もバタバタだった。そして施設に戻る時には沢山の洗濯物も残してきたので、次の週末は掃除洗濯と大忙し
2時間おきの体位変換は、夜中にタイマーをかけて起きるのだが、今回ほどスヌーズ機能に助けられたことはない。スマホ様様だった。
食事はいつも経管栄養剤だけを使用しているのだが、今回は腸活のために小さなミキサーを購入し、りんごやアボガド、キウイなどを豆乳と混ぜて注入してみた。その成果もあってかとっても気持ちイイ
がどっさり出て感動☆

送迎は簡易式担架を使って主人に手伝ってもらいながら車に載せるのだが、なんと主人が帰りにギックリ腰をやってしまい大変なことに
母は施設に戻り、またスヤスヤと眠りに入った。
昨年末は生死を彷徨う状態で入退院を繰り返し、今日、この日を迎えられることは夢のようなことだ。
夏は冷房での温度管理がある程度できていれば母の体調は安定しているが、冬の乾燥と冷えは大敵で、インフルエンザなど細菌・ウイルス感染など抵抗力の弱い母は確実に罹患してしまう。
また年末年始に穏やかに逗子の家に帰れることを願いつつ、明日も母のお世話に励みます

21日(土)からの2泊3日と短い時間だったが、2人で過ごせたこの時間は穏やかで幸せなひと時だった


日頃からあまり手入れのできていない逗子の家なので、カビ臭かったり、布団もダニが心配だったので直前の準備もバタバタだった。そして施設に戻る時には沢山の洗濯物も残してきたので、次の週末は掃除洗濯と大忙し

2時間おきの体位変換は、夜中にタイマーをかけて起きるのだが、今回ほどスヌーズ機能に助けられたことはない。スマホ様様だった。
食事はいつも経管栄養剤だけを使用しているのだが、今回は腸活のために小さなミキサーを購入し、りんごやアボガド、キウイなどを豆乳と混ぜて注入してみた。その成果もあってかとっても気持ちイイ



送迎は簡易式担架を使って主人に手伝ってもらいながら車に載せるのだが、なんと主人が帰りにギックリ腰をやってしまい大変なことに

母は施設に戻り、またスヤスヤと眠りに入った。
昨年末は生死を彷徨う状態で入退院を繰り返し、今日、この日を迎えられることは夢のようなことだ。
夏は冷房での温度管理がある程度できていれば母の体調は安定しているが、冬の乾燥と冷えは大敵で、インフルエンザなど細菌・ウイルス感染など抵抗力の弱い母は確実に罹患してしまう。
また年末年始に穏やかに逗子の家に帰れることを願いつつ、明日も母のお世話に励みます


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89歳 おめでとう!
2018年9月23日(日) 濱子母、89回目のお誕生日を無事迎えることができました。おめでとう!!
9年前から母は口から物を食べられなくなってしまったけれど、元気だった母は‘粒あん’が大好きだったので、今日はちょっぴり味わってもらおうと‘道明寺’を買ってほんの少々舌の上に載せてみました。さすがに粒は危ないので、こしあんの部分だけ。
・・・残念ながら口は全く動かずで、口腔ケアでキレイにしました。眠りから覚めなかったせいもあるし、また起きている時に試してみようかな?

施設は敬老会
母は長い時間を車椅子に座っているのはキツイし、施設の注入の時間(午前9時と午後14時半の2回)にかかってしまうので、少しだけボランティアさんの踊るフラダンスを観て、少しだけ外の空気を吸いにお散歩をしてベッドに戻った。

今日は暑さが戻って湿度も高めなのでタオルケットで十分。リラックスして注入タイム。

施設の中でもすっかり古株になった母。
近頃は以前にも増して簡単に体調を崩すし、吸引が必要なことも多くなってしまったけれど、穏やかな表情で居てくれることが私の喜びだ
世間様の考えは色々あるだろうけれど、私は母を通して、そして現職場である重症心身障害児者の方々やそのご家族を通しても、命の重さは計れるものではなく皆平等なんだと思っている。
人の手を借りなければ生きられない人は、それを支える人、関わる人によって大きな差が生まれてしまう。
母を在宅で看ようとすれば、私は仕事はできない。仕事ができなければ、母を失った後に自分の人生を自分で生きるだけの経済力が保てない。母には申し訳ないのだが、私の力でできることは精一杯続けていきたい。‘今’は私の人生でそういう時期であり、それが幸せの時間なのだ
暑い夏を越えて一安心していると、すぐに寒くて乾燥する冬がやってくる。
現状に満足はしない。いつももっと良いケア方法、道具等々考え試し、取り入れ、気持ち良く一日ひと時を過ごせるように工夫していきたい。
ともあれ89歳を迎えられて本当に嬉しくありがたい。おめでとう
9年前から母は口から物を食べられなくなってしまったけれど、元気だった母は‘粒あん’が大好きだったので、今日はちょっぴり味わってもらおうと‘道明寺’を買ってほんの少々舌の上に載せてみました。さすがに粒は危ないので、こしあんの部分だけ。
・・・残念ながら口は全く動かずで、口腔ケアでキレイにしました。眠りから覚めなかったせいもあるし、また起きている時に試してみようかな?

施設は敬老会

母は長い時間を車椅子に座っているのはキツイし、施設の注入の時間(午前9時と午後14時半の2回)にかかってしまうので、少しだけボランティアさんの踊るフラダンスを観て、少しだけ外の空気を吸いにお散歩をしてベッドに戻った。

今日は暑さが戻って湿度も高めなのでタオルケットで十分。リラックスして注入タイム。

施設の中でもすっかり古株になった母。
近頃は以前にも増して簡単に体調を崩すし、吸引が必要なことも多くなってしまったけれど、穏やかな表情で居てくれることが私の喜びだ

世間様の考えは色々あるだろうけれど、私は母を通して、そして現職場である重症心身障害児者の方々やそのご家族を通しても、命の重さは計れるものではなく皆平等なんだと思っている。
人の手を借りなければ生きられない人は、それを支える人、関わる人によって大きな差が生まれてしまう。
母を在宅で看ようとすれば、私は仕事はできない。仕事ができなければ、母を失った後に自分の人生を自分で生きるだけの経済力が保てない。母には申し訳ないのだが、私の力でできることは精一杯続けていきたい。‘今’は私の人生でそういう時期であり、それが幸せの時間なのだ

暑い夏を越えて一安心していると、すぐに寒くて乾燥する冬がやってくる。
現状に満足はしない。いつももっと良いケア方法、道具等々考え試し、取り入れ、気持ち良く一日ひと時を過ごせるように工夫していきたい。
ともあれ89歳を迎えられて本当に嬉しくありがたい。おめでとう

行事いろいろ・・・
ブログを書くのも随分久し振りになってしまった。
母も大きな変化はないものの、少しずつ代謝が落ちてきていると感じる。なのでなるべく浮腫まないようにとか、排泄が少しでもスムーズにできるようにとか考えると、毎日の四肢運動に加えてマッサージも大事だと思うので、以前より面会時間が長引いてしまう。平日は仕事が終わってから行くので帰宅するとバタンキューというわけだ。とはいえ、母の気持ち良さそうな表情を見ると、その場は仕事の疲れも飛んでいくのである意味自分の癒しにもなっているのだが。

2016年9月23日、87歳のお誕生日。母が胸に抱いているのは施設からのプレゼントであるボディクリームと、私からのプレゼントで冬用パジャマ。

2016年12月25日のChristmas
プレゼントは大容量加湿器。母の居室はエアコンが入ると何もしないと湿度は20%を下回ってしまう。私達健常人でも冬は55%の湿度が欲しいところなのに、母のように口呼吸になってしまう場合には喉が乾燥でやられてしまう。インフルエンザウイルスやノロウイルスも乾燥が大好きなわけで、なんとしても湿度は上げたいところ。
施設には何度か湿度を保つ取り組みについてお願いはしたものの(母の問題だけではなく居住者全て。特に母の部屋の方は寝たきりの方なので)、「できることはしています。」というのみで、4人部屋の壁を隔てた入口に効果がないに等しい加湿器が1つ設置されているだけ。ドアは開けっぱなし。これでは湿度が上がるはずがない。ならば自分で何とかするしかないと思い、プレハブ50畳まで対応のハイブリッド式加湿器を購入。タンクには12リットルの水が容れられる。これで少しでも母が楽になると良いのだが。。

2017年2月7日 母が私を産んでくれた日。ありがたい感謝の日だ。
施設のエレベーター前でにゃんことバッタリ会い、居室まで来てくれて母とのツーショットを撮ってくれた
加湿器はその後休むことなく動いているが、12リットルの水も6時間も持たずに空になってしまう。居室の湿度は30~43%程度。やはり居室のドアが開いていては、50畳用であっても十分な湿度は得られなかった
母の頭上には、濡らしたタオルを加湿のために下げてある。もう自分達でできることは思い当たらない。自分ならマスクという手もあるが、母はただでさえ呼吸が危ういのでそれは論外だし。
でも、もう少し。もう少ししたら春になり湿度も上がってくることでしょう。なんとかこの冬も無事に乗り切ってもらいたいです。
母も大きな変化はないものの、少しずつ代謝が落ちてきていると感じる。なのでなるべく浮腫まないようにとか、排泄が少しでもスムーズにできるようにとか考えると、毎日の四肢運動に加えてマッサージも大事だと思うので、以前より面会時間が長引いてしまう。平日は仕事が終わってから行くので帰宅するとバタンキューというわけだ。とはいえ、母の気持ち良さそうな表情を見ると、その場は仕事の疲れも飛んでいくのである意味自分の癒しにもなっているのだが。

2016年9月23日、87歳のお誕生日。母が胸に抱いているのは施設からのプレゼントであるボディクリームと、私からのプレゼントで冬用パジャマ。

2016年12月25日のChristmas

施設には何度か湿度を保つ取り組みについてお願いはしたものの(母の問題だけではなく居住者全て。特に母の部屋の方は寝たきりの方なので)、「できることはしています。」というのみで、4人部屋の壁を隔てた入口に効果がないに等しい加湿器が1つ設置されているだけ。ドアは開けっぱなし。これでは湿度が上がるはずがない。ならば自分で何とかするしかないと思い、プレハブ50畳まで対応のハイブリッド式加湿器を購入。タンクには12リットルの水が容れられる。これで少しでも母が楽になると良いのだが。。

2017年2月7日 母が私を産んでくれた日。ありがたい感謝の日だ。
施設のエレベーター前でにゃんことバッタリ会い、居室まで来てくれて母とのツーショットを撮ってくれた

加湿器はその後休むことなく動いているが、12リットルの水も6時間も持たずに空になってしまう。居室の湿度は30~43%程度。やはり居室のドアが開いていては、50畳用であっても十分な湿度は得られなかった

でも、もう少し。もう少ししたら春になり湿度も上がってくることでしょう。なんとかこの冬も無事に乗り切ってもらいたいです。
85歳のお誕生日
![3136[1]](http://blog-imgs-43.fc2.com/m/o/u/mountainqueen/2014092616372295e.jpg)
9月23日秋分の日は母のお誕生日

日勤終業後に施設へ駆けつけたのが、面会時間ギリギリセーフ?の19時。
施設は19時前後のオムツ交換をしたら就寝タイムに入るので、暗い室内での記念撮影をボロスマホでパシャ!おーボケボケ。でもその方がお年頃の私達には良かったりして^^;
今年はピンク×グレーのパジャマをプレゼント


Lewy小体型認知症が発症してから11年を経過。振り返れば沢山の楽しい思い出も切ない思い出も蘇る。
胃瘻を造り経管栄養で命をつないでいる母。本当にこれで良かったのだろうかと考えると絶対的な正解はわからない。
少なくとも私は母の生命に感謝しており、これからもずっと一緒に生きたいと思っている。今も母を尊敬し深い愛情は変わらない。だから穏やかな表情で眠っている母をみると安心する。
医療や介護の世界に携わっていると『延命』の問題に常に遭遇するが、自分のことはともあれ、一番大事な人の問題になるととても難しい。いつもいつも考えさせられる。
元気な時に考えることと、自分が本当に弱ってしまった時、苦しい時、辛い時に考えることや思いには違いがあって当たり前だからだ。
元気な時であっても自分を必要としてくれる人が誰1人いないとしたら、誰の役にも立てない自分だとしたら、これもまた生きる意味、意欲を失ってしまうだろうな。
さあ、今日もこれから母に会いに行ってこよう
