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冬仕様の庭
季節がらのせいか、どうも山へ行く意欲の沸かない日々が続いている。。この時期の単発休みだと、行動範囲も限られてしまうし、景色への期待度も下がってパワーが漲らないのだ。我ながら単純だと思う。
今日の午前中は庭の雑草抜きをして、玄関周囲の花を冬モードへと植え替えた。
パンジー。黄色もいいかなぁと
これまでポインセチアは絶対‘赤色’が好きで、他には全く興味がなかったのだが、どういうわけか今回はこちらのまだら模様に惹かれ ご購入。人間の好みなんて変わるもんだな?
そしてすーっごく増える‘ノースポール’。きっとこれだけでもフッサフサになるだろうな。
これは‘のびる’
お味噌をつけて食べるんだ。この苦みが結構好き。
育てているわけではなく、勝手にあちこち生えてくる。完全な無農薬野菜だ
午後からはちょいとスポーツクラブで汗を流し、その足でトヨタかオートバックスに行って、スタッドレスタイヤを新しくしようと思う。そうでないと安心して遠出したり、深夜走行ができないから
次のお休みが晴れ だったら、葉山アルプスの下見ハイキングに出掛けようと思う ‘下見’というのは、コースが迷わず行けそうであれば、お手軽なトレランコース になると思うので
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ヒューマンセンサー
利き・/span>があるってご存知ですか?手
ノーベル医学生理学賞を受賞したロジャー・スペリー博士の『分割・/span>理論』を基に、日本の研究チームが開発したシステムで、大・/span>の働きから潜在的な資質や顕在能力を分析するもので、「自分が思い込んでいる自分」とか、「他人からみた自分」ではなく、人の意識などの影響を受けない「本来の自分(=・/span>の使い方)」が見えるということです。
・/span>の成長は経験によって刺激を受け、3歳頃までに利き・/span>が形成されるそうで、その後は・/span>損傷や衝撃的な変化が無い限り、生涯変わらないそうです。
職場の同僚からこのヒューマンセンサーの話しを聞いて直ぐに興味を持ち、測定料\21000と高額ながらも絶対受けるぞ と、こういう決断、行動は早いのだ。
人生を楽しんでいるタイプではあるのだが、「本来こうありたい。」というのとはちょっと違うなーと思っていたり、他人から「noriさんて○○だよね。」って言われることと、自分が思っている自分とかなりギャップがあったりする。それは何故だろう?って思っていたので、自分の観念とか、他人からの・/span>価を度外視した‘事実’‘本性’‘特性’を客観的にみられるなんて面白いじゃない。私ってどういう人
昨日11月18日(水) 夜勤明けでそのまま東京オフィスのある人形町へ向かった
11時から始まるということで、ギリギリセーフ!なんとこの日の測定者は私だけだった ヒューマンセンサー代表の『副島千佐子さん』が説明、測定、診断をマンツーマンでしてくれたのでラッキーだったのかもしれない。
測定は簡単で、質問テストとセンサーテストの2つだけ。
質問テストは140項目の質問にどんどん「はい」「いいえ」「どちらともいえない」で答えるだけ。次に指先にセンサーをつけて行なうテストが10分ある。150億の・/span>細胞に電極をつける代わりに、・/span>細胞から身体全体に伸びている終末ボタンの一つである指先に電極をつけることで、皮膚下の細胞の電位変化を計測し、その結果をデジタル化したデータとして記録される。
全部で1時間程度で終了。12時になっていた。
診断は14時からと言われ、眠い身体を引きずってあちこち歩き回り、昼食にはスパゲッティーを食べ、ほぼピッタリの時間に戻った。
直ぐに診断開始。
結果に驚きましたねー 自分が思っている自分と、本来の自分が違っていた もちろん自他共に認めている「行動力に優れている」とか「情緒が安定している」はそのまま高いポイントだったけれど、 それ以外の部分ではかなりズレがあった。
診断やアドバイスを受けているうちに、「なるほどな〜。」とか「やっぱりそうだったんだ。」ということが過去や現在を通して色々見えてきた。自分が苦手としていること、思わぬ力が発揮できたことなど、その理由がわかった気がする。「信じられない〜〜〜。」ということも多かったが、それってよくよく考えると「他人から見た自分」の・/span>価に近いものだった。私って本当にそんな能力があったんだ!とかね。
そして何より大事なことは、利き・/span>を知ったことで、それを未来に活かすこと 何も苦手なことを耐えて頑張って大した結果も出せないよりは、好きで得意な分野に取り組んだ方がいい結果が得られるし、何より楽しい
ちいちゃん(副島代表)に言われた、「・/span>のチャンネルを切り替えなさい。眠らせておいてはあるモノも動かないわよ 」という言葉をそのままに、私は‘本性’の自分に向き合い、ちょっと頭のチャンネルを切り替えることにした。すると、ずっと目指していた将来の設計図への向かい方が違っているなーと気が付いた。直ぐにあれこれ思いつき、さあ何から動き始めようか、ワクワクする。未来への意欲がこれまで以上に満ちてきているのを実感している
皆さんも人生に一度、‘本性の自分’を見てみたいと思いませんか?
大無間山 DAIMUGENZAN 11月15日(日)
今回のお休みは久し振りに家でのんびり過ごそうかと思っていたのだが、土曜日の仕事が終わる夕方頃にはすっかり雨
井川湖の畔、‘てしゃまんく’駐車場へ深夜0時半頃に到着。他に車は無く、草スペースにソロテントが1つだけ張ってあった。 この駐車場は8台のスペースとキレイなトイレ が完備されており有難い。直ぐに熟睡
11月15日(日)5時起床。目が覚めた時、まだ暗い中をヘッドランプを点けて早くも出発した人がいた。駐車場に1台の車があった。何時頃に来たのか全く気付かなかった。大無間ピストンはロングコースなので、日の短い今の時期はモタモタしていられない。ただ、暗い時間に出発しても道がわからなそうだったので出発はライト不要の6時と予定しており、その通りにまずは出発した。ところが…やはり登山口がわからない。地図上では最初に左折できるところを入ればいいと思い入ってみたのだが、目印の神社らしきものも標識もない。民家に入ってしまいそうだ。迷った時は元に戻るに限る。駐車場に標識がないかと見回すと、ちゃーんとあるではないか!やっぱり明るい時間じゃないと私はダメだ。
これによると、私が先ほど曲がった道は載ってない?おかしいなぁ。まあこの地図通りなら間違いないので、この通りに車道から行くことにする。とりあえず助かった
諏訪神社の鳥居。
駐車場から所要6分くらい。
この前方に湧水が出ている。どなたかのブログで「生ぬるい水」と書いてあったので触ってみると、本当にこの時期でも冷たくなかった。
肉眼的にはもう明るいのだが、写真を撮るにはまだ薄暗いようで、全てボケてしまう。
鳥居を【06:20】出発。
鳥居から山道を歩くと5〜6分で舗装路にぶつかる。今度は目の前に標識があったのでわかりやすい
階段を上って直ぐのところに登山届を出す場所が設置されていた。【06:27】
杉の樹林帯から始まり、広葉樹林、そして色々な樹木が混在する地帯を通過。グッと登り、九十九折りに登り、そしてまたグッと登るといった道だった。
写真は下山時に撮ることにして、まずは目的の‘大無間山’を目指す。12時までに到着できなければ引き返す予定。
ここは1796.2mのP4地点。
【0802/0806】
西側のみ視界が開けている。山並みが美しく、井川湖が見える。
小無間小屋は目の前。徒歩数秒。
小屋の中を覗かせてもらおうとドアをガチャガチャするが、鍵がかかっているはずはないだろうが、開かないので諦める。水場はない。
この看板がところどころに出てくる。小無間山を過ぎると、『小無間山⇔大無間山』の標識になる。
これが小無間山だ。小屋から小無間山までの道のりが結構険しく歩きにくい。
崩壊地帯も左右に見受けられる。
ああ、これを登ったらまた降りて登り返しか 出発が少し遅れた分、頑張って登り過ぎて疲れが出て来た。
右手(北側)に視界が開ける場所があった。
どこからでも富士山はわかるなぁ
小無間山 2149.6m【09:23/09:33】
展・/span>なし。
お腹もぐぅぐぅ鳴ってきたので楽しみにしていたチーズどらやきにかぶりつく。美味しい
お天気は快晴 だが、風がもの凄いのだ。樹林帯なのに強風で、山がゴォーッ と呻ったり、樹木のザザザザザーッ とざわめく音が絶えず聴こえる。これ曇りでも撤退したくなるな。ここからは雨具の上着が離せない。
南側の展・/span>。
小無間から大無間の道程は気持ちの良い樹林帯だ。崩壊地点もあるが、少し下がった斜面をトラバースしていれば全く不安もない。
時々視界が開けるところがあるが、ほとんどが深〜い深〜い森の中。
先日登った光岳も見えているはずだがサッパリわからない。どれ?
大無間山頂直ぐ手前に、寸又峡下降縦走路への標識。へぇー!地図上で見てきたけれど、方角的に錯覚してしまいそうだな。
大無間山 2329.3m【10:40/10:50くらい】
無事に予定時間をクリア。
山頂には、朝、駐車場を先に出発していた単独男性が居た。気さくな方で、直ぐに「写真、撮りましょうか?」と声を掛けてくださったので、写していただいたのがコレ なかなか広めの山頂だが展・/span>はない。
写真では日差しが当たって静かに見えるけれど、かなりの強風で、寒くて寒くてじっとしてはいられない。たまらずに風が吹き抜けない場所まで少し下ってから休憩 とする。
帰路は時間的な心配がなくなったし、太陽も上に居るので樹林帯といえども明るいため、写真を撮りながら下山する。
大無間〜小無間の樹林帯はこんな風に気持ち良い、明るい森林だ。
この一帯はイワカガミが多いので、夏は華やかな登山道になることだろう。
これ、ポーズをとっているわけではない!慌てているのだ。右が崩壊しているのだが、三脚は無事に左側へバッタリ倒れた。その直前にシャッターが切れていたのだ。
今回は強風のため、何度もカメラは三脚もろとも倒れたが、岩場ではないことと、本当に丈夫なオリンパス なので壊れずに済んでいる
低木がふさふさと濃い緑を輝かせている。ちょっとアスレチック的な岩遊びあり。
大無間側から見た、小無間山。北斜面が崩壊。ああ、また登らなくちゃ。
これが小無間から小屋までに続く、ちょっと歩きにくい岩の登山路。
この緑の草木もこのルートに特徴的な植物だった。どんな花を付けるのだろう?
小屋も過ぎ、あとは一気に下山という前の一休み。
ここまで来ると風もおさまり雨具を脱いでから歩き始める。
麓はまだ美しい紅葉が見られる
それで、ここまでは確実に登りでも見覚えのある景色だった。帰りに写真を撮ろうと思っていたんだもの。
こんな大木あったっけなー? 朝は急いでいたから足元ばかり見ていて気付かず通り過ぎちゃったのかな。なんて思いつつ下山。
ちょっと両側の草が伸びていてかき分けながら歩く場所が増えてきた。この先、踏み跡はしっかりしているが、笹がうるさくなってきた。こんな所歩いたっけ?ちょっと変だなぁ〜とは思いながらも、大無間までの道のりは1本だから迷うわけがないと思い込んでいた。
真っ直ぐで立派な杉。どのくらいの太さか手を回してみる。…なんてのん気にしていたが、
井川湖が見えた
朝の見え方と絶対に違うと確信 登りの時に見たのは、湖はもっと右手に離れていた!
踏み跡がまずまずしっかりしているし、確実に高度を井川湖へ向かって下げているし、時間的にもまだ心配ないのでこのまま下降することにした。
とはいえ内心穏やかではない。GPSも2万5千分の1の地図もなく、エアリアマップだけだったから
きれいな紅葉を見て、気を取り直し考える。
う〜ん、迷った覚えがない。一体どこで右方向へ来てしまったのだろうか。
しばらく降りてもダメなら引き返すしかない。もうヨレヨレなんだけどな
そしてその後は結局焦って急いだため、3回も前倒しにコケた。
突然、踏み跡も不明となり、冷や汗ものだったが、立木や倒木に青テープがところどころ巻いてあった。林業のためか何なのかわからなかったが人が入っているわけだから心強かった。急斜面で踏み固まっていないため、枯れ木やザレた土と一緒に崩れ滑る。「落ち着いて、しっかり木に掴まって、ゆっくりと…。」と自分に言い聞かせながら下方へ向かうと車道が目に入った 助かった〜 この簡易水道の上辺りの急斜面を落ちるように降りて来たのだった。ヤレヤレ ここから5分程度の道のりで県道60号へ出る。目の前が南アルプス井川オートキャンプ場だったので、駐車場までは直ぐだ。なんだ近いよー感激 身体についた枯れ枝や葉っぱ、泥を払いながらトボトボと駐車場へ戻る。
【下山:大無間山10:50→小無間山11:50→県道14:20→駐車場14:24】
それにしてもどこで間違えたんだろう?最後の尾根を1本右へ入ってしまっただけなんだけれど、う〜〜〜む 予想外だ。ともあれ無事に帰還できて良かった。
大無間山で出会った人は、ピストン日帰りの単独男性1名。小屋泊まりで今日大無間登頂下山の4人パーティ1組。同じコースで明日大無間登頂の単独男性。そして大無間を経由し、北岳まで縦走するという大荷物の単独男性1名。これは羨ましい。私もこんな本格的な縦走をしてみたいものだ。
こんなに安くてシャンプー・ボディソープ完備。ドライヤーもあった。
お湯は少し黄色がかっており、ぬるぬるとした感じがお肌にいいような
湯温は40℃ちょっとだったので温めだ。時間があればゆーっくり入りたいところだったが、汗を流してシャンプーするのが先決。でもちゃんと内湯も露天も楽しんだ。他にも人はいたので、この写真は着替えも終わって更衣室を出る直前に撮影。
看板付近がちょっとゴミ場になっているけれど、中は古いながらもキレイにされている。駐車場は広いし、お座敷の休憩室もあった。お薦めです
‘大無間山’は‘∞’を想像させられる。本来の意味は、死後に罪を背負った人が行く大地獄のような意味があるらしいが、他の人の山行記録によれば、一歩ルートを外し藪漕ぎとなったらそれはもう地獄の如き苦しさらしい。
私のイメージとしては、森林がどこまでも奥深く続き、その中には人間が把握しきれていない見知らぬ生物(植物)が多数生息しているような、無限の森のように感じられたのだった
RAV4 定期点検
トヨタから半年毎に定期点検のお知らせが来る。
11月11日(水) 定期点検の他に、左のスモールランプ切れと、前後のワイパーのゴムの交換、そしてスタッドレスタイヤへの履き替えを依頼した。 整備士の方から、エアクリーナーエレメントとオイルを交換した方が良いと言われたのでそちらも併せてお願いした。
そもそも車のことはサッパリわからずに走行距離だけは95400?も走っているわけだから、整備士の方がした方がいいと言うことは何でもお願いしたいというのが本音である。こうして半年毎のチェックを受けることで安全が保てるならば有難いことだ。
点検が終わってから、「スタッドレスタイヤの溝がもう少ないので、この地域の雪程度は問題ないですが、積雪地方では滑ると思います。」って言われちゃった う〜〜〜ん、これは心配だ。チェーンはそもそも持ってないし、付けるのも大変だろうしな。。
来年が車検になるのだが、新車購入してから9年目になる。10年を越えたら車検は1年ごとだと聞いたことがあるのだけれど、そんなことはないとも聞いた。毎年車検ならばそれを区切りに買い換えた方がいいかもしれないし、そうでないのならば、乗り慣れて愛着もあるこの車を手離したくはない。もちろん経済的にも買い換えは大変だし、何より今乗りたいと思う車も他に見当たらない。ハイブリッド車が沢山の車種でお手頃価格で出回るまで待ちたい。うん、そうだ。やっぱり次の車検も通そう。じゃあ冬のボーナスでスタッドレス購入に決まり
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光岳
11月8日(日)〜9日(月)の1泊2日、光岳小屋(9月中旬以降は開放無人小屋)利用で行ってきた
いつものように前夜発で自宅
8日(日)朝6時前に‘遠山郷’を出発したが、易老渡へ入る道に迷い、2回ほどUターンする始末だった。いつもはナビが登山口まで連れて行ってくれるが、『易老渡』と設定しようとしてもナビの地図上に道が無いので設定できなかったのだ。アセったぁ〜
そんなわけで易老渡駐車場に 到着したのが06:52
トイレは駐車場横に板に穴を開けただけのものが1つあった。ドアは石で留めてあったが、使うには少々勇気がいるかも
この橋を渡って入山。07:35
まずはありきたりの杉の樹林帯を九十九折りに登って行く。 早くも腰が痛い…荷物が堪えている。もしもひどくなるようなら引き返そうと考えながら歩く。
そのうち広葉樹林帯になり、名残の紅葉が見られる。足元は枯葉が沢山で、サクサクと感触が良い。
入山から30分も過ぎると、すっかり腰の痛みのことは忘れていた
途中途中にこの標識が出てくる。
易老岳までのルートはアップダウンが少なく、ほとんど登りなので高度をしっかり稼げているという充実感がある。道も歩き易く、この道ならば軽装備の日帰りにはもってこいだ。
でも今日は重装備。汗がぼたぼた と落ちるし、身体?は重い。まるで牛歩 辛くなってくると、「シュラフは厳冬期用じゃなくてスリーシーズンで良かったな。」とか、「テントじゃないんだからシュラフカバーも・/span>計だったんじゃないか。」「ダウンと防風ストッパーのフリースを持ったんだから、厚手のフリースはいらなかったな。」とか、食糧から色々なことまで荷物の軽量化を測らなかった自分に後悔の念が
面平08:53
平ら〜緩やかな場所に立派な杉や檜の樹林が広がっている。気持ちイイ場所なので2本目の休憩
アレは木のデベソ?
次は青々とした栂系の樹林帯。ずっと樹林帯が続いても植生に変化があるので、趣きが変わって楽しい
夏場は葉に覆われて展・/span>は全くないのだろうが、落葉後はこうして隙間から景色が見られる良さがある。
これ、2264mピークの三角点。誰が石で囲んだのやら。気持ちはわかる気がする。だってやっとピークらしいピークなんだもの
この先は少し下り、登り返しに両手を使って登るようなところがほんの一瞬あり。このルート上で手が必要だったのは、たっくさんの倒木を越える時と、光石を登る時と、ここだけだった。
易老岳2354m 10:58/11:08
最初はここが易老岳とはわからず、ただの分岐だと思ったほど、山頂の雰囲気に乏しい。
ここで大阪から来たという単独男性に話し掛けられる。
「明日の天気はどうでしょう?」「茶臼方面に少し行ったら展・/span>は開けますか?」「この天気で富士山は見えるでしょうか?雲が増えていますよね。」などなど質問攻め。
私もわかんないよぉー 私はここまで来たら曇りであろうが、多少の雨や雪だろうが行く気で装備してきてるんだもの。それで「これからどうされる予定ですか?」と私が訊くと、「お天気によって決めようと思って。昨日は光小屋でした。」と言う。まだ訊いてくるので、責任をもって答えられる回答を持たない私としては、記念撮影もそこそこに易老岳をあとにする
しばらく行くと展・/span>が開ける場所がある。やっぱり景色が見えると気持ちイイなぁ。
小屋へ行く前に、センジヶ原からイザルヶ岳へ寄る。
分岐12:44 荷物はデポ。
イザルヶ岳2540m 12:52/13:05
朝は雲 が多くて展・/span>を心配したが、正午を過ぎてからスッキリしてきた
山頂は広々しており、360度の山、山、山
ジャンプ
易老岳の後、単独男性2名と擦れ違ってからは、静高平以降、明日の下山広葉樹林帯まで、ずーっと山を一人占め。
光小屋13:19/13:29
9月中旬で営業を終了し、開放小屋となる。開放期はこの階段を上がって2階が入口だ。
キレイだな〜。さすがに避難小屋とは違う。
ザックを置いて、手提げに水分とお菓子、カメラだけ持って、いざ!光岳・光石へ
直ぐに樹林帯に入る。
光岳2591m 13:40/13:43
展・/span>は無いと聞いていたが、10歩も歩かずとも景色は眺められる。
まずは光石まで行って、帰りにのんびりと展・/span>台に寄ることにしよう。
行ってみたい、池口岳への分岐。でもこのルートは踏み跡もかなり薄く、難しそうだから…事前準備をしっかりしないと無理だ。
光石 13:49/14:10
セルフタイマーでかなりダッシュ してここまで
想像していたより大きかったし、もっと1つの石かと思ってた。
無事に最高点に登って記念撮影
右下には大井川源流が流れている。
日差しは暖かいし、風もほとんどなく、奥深い山を存分に味わえ満足
光石上から振り返った光岳方面。南アルプスの山は隠されてしまって見えない。
安全な位置に座り直し、お菓子を食べながら景色とムードに浸る。
辛い登りもこれを味わうとすっ飛んでしまう。
展・/span>台14:19
この三角点が妙に古そうで歴史を感じるので
この分岐が柴沢吊橋であり、その先の長い長いアプローチの寸又峡温泉へと続いている。
小屋に戻ってみると、随分陽が傾いてきている。14:32。
水は十分に持っているが、せっかくなら南アルプスの天然水をいただきたいと思い、小屋横に標識のある水場へ行ってみる。
【この標識には水場往復20分とある】
小屋に入ってしまうのがもったいなくて、もう一度センジヶ原散策。
明るいうちに夕食の支度をしなければ!
レトルトカレーにアルファ米、インスタントスープ。デザートはチーズケーキ
陽が暮れると途端に寒さが身に沁みる。
ガランとした小屋に1人だから多少火を使ってもあまり温まらない。
やっぱり冬用装備を持ってきて良かった。もちろんホカロンも貼っている。
17時半過ぎには暗いので音楽を聴きながら眠りにつく。長〜〜〜い夜だ
実は幽霊が怖い。心臓バクバク。シュラフにくるまったらもう朝まで隠れるように眠るのだ。私の特技は眠ることだけだから、寒くても、怖くても眠りが勝つ 夜中に20時半と3時に目が覚め、本当は満天の星だろうと想像できるので、せめて窓から見てみようかと思いもしたが、そこで何か見えちゃったら朝まで恐怖に耐えられないからやっぱり寝続けた こんな時、知らない人でもいいから泊まっていれば怖さは半減して外に出られるのにな…
9日(月)04:45起床。まだ暗いけれど、朝だと思い込み、忙しくすれば怖さも忘れる。
勇気を出してトイレ(開放期間は浄化槽式 1つしか使えない。外の別棟にあり)に行くため外へ出ると、まさに満天の星 ただ月が半分 くらいで明るいので、光の弱い星は見えにくい。それでもスゴイよぉ
朝食を済ませ、05:40に小屋を出発。そしてこの↑写真はイザルヶ岳山頂からのご来光前写真。中央に星も1つ見えている。この写真を撮ったところでカメラが「ピィーッ 」と電池切れ 私のカメラって電池残量が徐々に減る表示ではなく、0か満タンだから困る ザックは分岐にデポしてきたので猛ダッシュで往復する 「どうか間に合いますように!!」
零下6℃だったけれど、汗かいた
富士山の左から出てくるものだと待っていたら(何かの写真で見た記憶から)、かなり右側からの登場だった
何枚も写真は撮ったけれど、明るすぎてちゃんと写らない。カメラも腕も悪くて残念
でも、この目にはしっかりくっきり見えましたよ!刻みましたよ!
あー、怖い夜も、重い荷物もこのためにあったのだ
こういう景色に出遭う度に、感動を共有したいと思うのだけれど、多くは一人占めなんだな。
分岐に戻りカルピスウォーターを飲もうとすると、シャーベットになっていた。
草も凍りついている。
ザックを担いで下山開始 06:50
樹林帯へ入ってしまうので、最後の展・/span>だ。
易老岳 08:16/08:22
水や食料が減り、荷物は大分軽く感じる。
駐車場手前に登山口とは反対側の山側から水が流れている。ここもいい水場だったんだ。
易老渡からの道はダートと舗装路の両方が交互に出てくるが、林道としては悪くはない。ただ落石が多いので注意が必要。
行きは道迷いで景色なんて見ている・/span>裕がなかった。
麓はまだ紅葉が見られ、ドライブだけでも楽しい。
遠山温泉郷‘かぐらの湯
この温泉は飲用可だった。塩味と弱めの硫黄臭があって舐めるだけ。
天竜峡をずっと横にドライブがてら帰る
柔らかい緑色の水面に2羽の水鳥が泳いでいる。
水面に映る山もまた美しかった。
南アルプスは、静岡・山梨・長野県にまたがっており、近い印象を受けるが、登山口まで行くには遠いい。
ただ、運・/span>の苦労も、荷物の重さも、幽霊の怖さも越えるものが山にはあるんだなぁ。行って良かった。また元気をもらった
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