どらにゃんこの初登山
4月29日(木)昭和の日、どらにゃんことケンチャンと一緒に塔ノ岳へ登ってきた。
どらにゃんこにとっては初めての山登りであり、ケンチャンとは去年のトレイルラン初練習から約1年ぶりの同行となる。
天気予報は今朝5時に確認した時には「晴れ時々曇り」の予報だったので、朝方曇ってはいたが、これから晴れる
さらに雨具を2着持参するところを1着とし、霧雨程度に耐えられるウインドストッパーに変更した。
ジャジャーン
塔ノ岳界の有名人!普通の人が1日かけて登山するこの大倉尾根を、3〜4往復/日してしまう‘塔ノ岳氏’と初めてお会いすることができた。
塔ノ岳氏は今日は蛭ヶ岳までのピストンで帰り道 私達はこれから塔ノ岳を目指すところでの遭遇だった。
やっている事が凄い方なので、もっと硬い、とっつきにくい方かと思っていたけれど、いえいえ親近感さえ感じさせてくださるナイスガイでした。やはりひとつのことを極めている人は違いますね〜
その後には塔201さんともお目に掛かりました。お互い傘を差しての姿に笑ってしまいました
間もなく小雨
その雲行きにハラハラしていた。雨具をどらにゃんこに着てもらい、私は傘を差しての歩きとなる。すでに雨具を1着しか持ってこなかったことの後悔と反省の念が…。
たった1着、されど1着。今回35?のザックだったが、もう1着入れるなら次の50?になってしまうと思った時に、晴れ予報なら要らないと判断してしまった自分の横着さを最後まで反省し続ける山行となった
花立の階段では雨も本降りとなり、傘はさせない強風となっていた。
塔ノ岳から戻ってくる方から「山頂は立っていられないほどの風だから直ぐに小屋に入らないと危ないですよ。」と注意を受けた。
私は自分の装備で、ゆっくり歩きながら山頂まで行くことは不可能と判断した。身体はもう冷えていたのだ。
とりあえず花立の小屋で休むことにした。
ケンチャンは一人でサッサ
どらにゃんこはしっかり体力にも・/span>裕があり、登頂する意欲は満々である。
私は一人で走って往復、下山ならば今の衣類でも可能だが、ゆっくり登り降りするにおいてはとても今の装備ではできなかった。
ケンチャンに花立まで戻ってもらい、もう一度どらにゃんこを連れて登頂してもらうか、ケンチャンの雨具を一時借りて私が登るかの二つに一つしかなかった。
携帯メール が無事に通じてケンチャンが戻ってきた。そして私が彼の雨具を借りることになり、彼を花立小屋に残して2人で登ることになる。
強風は相変わらずだったが雨は止んだ。
しかし濡れた衣類、身体ではその風が身に沁みる。 この天気では鹿も出てこない。
にゃんこは残念そうだった。
そして見事初登頂成功
すると雲が切れてきて、界隈の山や沢まで見える瞬間が出てきた。
山の神様が初めてのにゃんこにご褒美をくださっているかのようだった
尊仏山荘は人でいっぱいだった。
だけ借り、景色を写して直ぐに下山とした。
暴風ではあったが、立っていられないほどという状態ではなかった。
小屋で待っているようにと指示したのに待っていられないケンチャン
先行したらそのまま私達2人を顧みることなく登って行ってしまったケンチャン
そしてここでは指差す岩に乗ってみたいと言う。そんなのどう見ても崩れる岩だ。下は崖。ダメだと言っても「お願い!」と来たもんだ。マジ切れ で止めたら言うことをきいた。ったく
もう一度花立山荘により休憩。
持参したシフォンケーキとコーヒー でほっとする。
最後は陽光きらめく中、お疲れさまでした〜とご機嫌さんの2人
写真の写りにはこだわるわりには乗りの悪いケンチャン。
下山後は山岳スポーツセンターでシャワーを浴び(17時で閉館)、さか間(手打ち蕎麦屋)で食事をして帰路
についた。無事に登頂できて本当に良かった。
初めての登山でこの悪天候では相当大変だったと思うが、一言もマイナス発言のないどらにゃんこは大したものだ。そして体力、脚力もなかなかのものである。
さて、また山へ行きたいと思ってくれるかどうかは…
ケンチャンはトレランの練習、人生修行になっただろうか?
今回は悪天候のため、花立での大休憩2本があったことや、きちんとコースタイムをとることはしなかったので入山、山頂、下山以外はおおまかな記録である。
【大倉登山口08:38→雑事場09:08→花立11:00/11:45→塔ノ岳山頂12:25/12:38→花立13:00/ →雑事場15:30→大倉登山口16:02】
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4月25日(日)…そう、日曜日だったから大倉に7時過ぎに到着したら既に有料駐車場でさえもほぼ満車。こんなところにも停める所があったのー
【大倉登山口07:34→駒止茶屋08:17→花立山荘08:55→塔ノ岳山頂09:15/09:36→大倉登山口10:38】
土日休みがあまりない上、こんな晴れた 日曜日に山へ来るのはとても久し振り
まず車の多さに驚き、人の多さに驚いた これはトレランなんてできないなーと思い、最初から走ることは諦め足早に歩くことにした。
富士山
今回は登りでは走らなかったのに、コースタイムとしては走った時とほとんど変わらなかった。何故だろう?と考えると、人が多かったが故に、ここで抜かないと抜きにくいとか常に考えて登っていたのでボーッとしている時間がなかった。それに走ると体力や筋力を消耗してしまい強弱が出て、コンスタンスにいかないということか?正直いって驚いている。つまり走る用の身体が出来ていないということか。やっぱりマラソンをきちんとしないとダメか。。ジムでは頑張っているんだけどな。それなりに
尊仏山荘では初対面の女性2人(いずれも単独)とコーヒーを飲みながら楽しく山話をさせてもらった
下りでは塔200さんに遭遇!
そう、今日が200回記念登山になるそうだ。「おめでとうございます 」
ますますお元気に回数を増やしていかれることでしょう
帰りは外せない‘湯花楽’で〆た。あんかけラーメンは酢を入れてなかなか美味しかった
次は29日が雨予報でなければボッカトレでやってきます。
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4月19日、大崩山から下山し、祝子川温泉で温まった後、さて何処で寝ようかと思案した。今回は貧乏旅行を決め込んでいたので、あとの2泊は車中泊の予定だった。翌日20日が晴れ ならば、‘新百姓山〜夏木山’を登る計画だったので、藤河内キャンプ場から上がった駐車場(トイレ有り)で寝ようと思っていたが、雨予報だし、雨具も靴もびっしょりで、このまま着用する気にはとてもなれない。それにまた雨の中を歩く気力もない。ということで、ナビにお願いして一番近い道の駅を探索。『北川はゆま』で駐車 到着時には既に外は暴風雨 山の中でこんな天気にならなくて良かったと思いつつ、即座に爆睡
ちなみに車はスズキのスイフト。シートはフラットどころか前席を倒してもとても眠れる状態にはならないため、後部座席でシュラフに入り、膝を曲げて縮こまるような姿勢であった。でも私にとっては充分心地良い空間だった。
そして深夜にお腹が空いて目が覚めた
ここに居てもしょうがないので、とりあえず国道を宮崎市内へ向けて走らせると24時間営業のファミレスを発見 午前2時。そんな時間にサイコロステーキの洋食セット(スープバイキング、ライス、サラダ付き)を勢いよく食べるのは私くらいだった
その後、さらに進むと大型のコインランドリーを発見 貸切だ。濡れた衣類や雨具を洗濯乾燥 親切に靴の乾燥機まであったので登山靴を乾燥させた
そして午前4時にまた車を走らせもう一度寝る場所を探索。『道の駅 日向』でまた寝た 車が揺れるほどの暴風雨 だった。
4月20日9時起床 風はおさまっており、雨も霧雨程度。今日は今後登りたいとプランを練っていた霧島連山(韓国岳〜高千穂峰)の下調べに赴くことにした。
まずは高千穂峰。登山口は神社の入り口となっており、広い無料駐車場がある。しかしトイレが見当たらない。境内に入らないとないのだろう。直下に御池キャンプ場があり、そこからも登山道はついているので、ベースキャンプにしてそこから登ることも一案だ。
登山口はとても親切に表示してあり迷うことはない。そして奥の看板には「ヒルに注意」と書いてあった
次は韓国岳に登るコースの一つ、大浪登山口。駐車場もトイレもあるが、想像よりもずっと狭かった。土日やミヤマキリシマの時期ならば早く行かなければ直ぐに満車になってしまうだろう。
駐車場からほんの少し下ったところが登山口。非常にわかりやすい。
霧島連山は有名なので、久重連山と同じように店や施設があり、賑わっているイメージをしていたが、こちらはかなりひっそりしていた。道も狭くなるところがある。やはり来てみないとわからないものだ。
最後は韓国岳へ登る‘えびの高原温泉登山口’
鹿が目の前に居る。なるほど丹沢と同じでヒルを運んでいるのだろう。
この看板の前が有料駐車場で\410/日となっていた。
おみやげ屋さんやレストハウス、エコミュージーアムもあるが、団体ツアー客がバス2台いる他、一般客は少なくやはりひっそりというイメージだった。
花を見ながら歩くと直ぐにこのようなガレた景色の中に飛び出す。こんなところから登り始めることになる。
これで霧島登山への下調べは終了。
えびの高原から道なりに下って行くと『白鳥温泉上湯』があった。
入浴料\300は安い。しかも個室宿泊料が\2850 一瞬心が揺らいだが、車中泊ならお金はかからない。やはりケチって温泉だけいただくことにする。
内湯は42℃程度だろうか。少し熱めで心地良い。
シャワー設備も4〜5ヶ所あり。
蒸し風呂というのが別棟に有り。
入ってみようかと行ってはみたものの、扉に「中の方で男性側と合流する形となっています。」と表示されていた。
バスタオルがあれば良かったけれど、それも持ち合わせていないし、明らかに男性の声が聞こえてくるので、さすがに中に入る根性はなかった。
湯上りに宮崎名物‘鶏炭火焼き’と‘うどん’をいただいた。
正直いって特別美味しいとは思わず。
うどんは熊本で買ったお惣菜と同様に甘めの汁だった。
滞在3日目は阿蘇登山の予定だった。天気予報はやはり雨模様のため、登山はしないまでも、やはり下調べということで阿蘇には行ってみることにした。
夜は人吉の元湯温泉に入る。
暗くてボケちゃったけれど、歴史が感じられるシンプルでいい温泉だった
この界隈にはこんな温泉が多数あるようだ。
今宵は‘道の駅 錦’で寝る 我ながら驚くほど熟睡できた
4月21日 阿蘇へ向かう
阿蘇への道のりが凄かった
ナビの案内に・/span>って行ったわけだが、道の駅‘子守唄の里 五木’までは至極順調だったが、ここから先が信じられない道路だった 一応舗装はしてあるが、それが凸凹になっていて1台ギリギリ通れるような道。すれ違い用のスペースも相当距離無い 祈るような思いで走った。よくぞこんな山奥の斜面を縫うように道を造ったものだ。ようやく悪い道を抜けてほっとするのも束の間。また同じく厳しい道が繰り返される。
高速道路を回避設定にした私が悪い ここでは2回、私がバックする場面があったが、ヨレヨレの切り替えしだらけで大変だった。もう二度とここ445号線は通らない・/span>
神経を使う運・/span>で疲れ果てて着いたのが、阿蘇の中岳方面にロープウエイがある『仙酔峡』
多少でも展・/span>が開ける気配があれば、ロープウエイで登って、中岳〜高岳(阿蘇最高峰)を経て、歩いて下山しようと思っていたが、売店のおばちゃんが「こんな日に登るのは無駄なだけだ。」とあっさり切り捨てられ、ごもっとも!ということで辞〜めた。
同じ阿蘇でも場所を変えて、草千里ヶ浜へやってきた
最初に目に入ったのはコレ
そんでもって烏帽子岳にも登ることなく、草千里をお馬 に乗って楽チン散歩
どう?なかなかサマになってる?
でもこのユメちゃん、おじさんが手綱を離すと途端に首を上下に振ったり、あらぬ方向へ動き出そうとする。
おじさんが「もっと強く手綱を引っ張って!」と言うのでかなり必死にギュッ と引っ張ったら落ち着いた。なるほど、手綱が大事なのね。ユメちゃんがいい姿勢になった。
ちなみに草千里1周コースで¥4000也。
たった25分楽しむか、1泊の宿代で払うか…私はやはり楽しむ方にお金を使う派なのだった
帰りは熊本空港を19時発
ほどよい時間になっていた。
空港方面の道すがらにあった、‘天然温泉憩いの家’で最後の温泉を楽しんだ
大崩山を目的として来た九州旅行だったので、雨天の山行ではあったが、だからこそ忘れえぬ思い出となったとも言える。
予定が大幅に狂ってしまったが、疲れるほどに楽しめた。お蔭で帰りの機内では飛び立つ前から爆睡 で、あっという間の羽田到着だった。
このケチケチ旅行だが、『JAL紀行倶楽部 九州 フリーチョイス1泊4日 レンタカー4日間 1名』で\32500。これはかなりのお得感ありだ。
九州にはまだまだ行きたい山、魅力的な山が沢山ある。今度計画する時には、雨バージョンの計画も立てることにしよう。
1泊4日、‘雨にも負けず’の九州旅行だった
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大崩山 **湧塚コースピストン**
去年のリベンジで行ってきました!宮崎県の大崩山1644m
去年はモチダ谷コースから入って道迷いのため登頂できずに引き返した実績があるため、今回は湧塚コースから登り、モチダ谷コースを下山で使う計画を立てた。ところが私の休暇である4月19日〜21日は全て雨予報。沢ルートであるモチダ谷は雨量などによっては渡渉など危険を伴うため計画は撤回し、直前までピークを狙うかどうか、あけぼのつつじ観賞止まりにするかを悩みながら、最終的には湧塚コースをピストンする計画に決めた。決めるにあたっては、祝子川温泉のMr.hollyさんの情報とアドバイスが非常に参考になった。ありがとうございます(^^)
4月18日の午後、夜勤明けで羽田→熊本空港へ直行 あとはレンタカーでの移動となる。初日だけツアーパック込みである三井ガーデンホテル熊本へ1泊。
まずはホテル界隈を、今夕食と明朝の食事、そして山中での行動食、ガスボンベを調達すべく散策。
食料は充分に確保できたが、どうしてもガスを売っている場所を見つけることができずに諦めた。
一番手前は名物の馬刺し\680也 普通にダイエー系列の地下食品売り場で購入。臭みはなく、しつこさもなく美味しー
他の惣菜は全て\100 安いしヘルシーなんだけれど…どれも不味くはないけれど…何故全てが甘いのだろう 塩味よりも甘みが勝っているのだ。甘いの大好きな私だけれど、お菓子の甘みとはまた違って、ちょっと食欲減退。それでもおにぎり以外は朝までに全て完食 19時には熟睡
4月19日02:15起床 シャワーを浴びて朝食を食べ、03:10にホテル駐車場を出発した
早速ナビを『祝子川温泉』に設定すると、なんと到着時刻が08:10と出た。私の中では3時間くらいで着くと思っていたのでビックリ コースタイムで8時間45分かかる上、途中途中何ヶ所かにある展・/span>台に寄ることを考えるともっとかかってしまうだろう。ここは空いている道を猛ダッシュ そして祝子川温泉駐車場到着が06:00 なんとか登頂を狙う時刻にセーフってことで を済ませ、登山口まで車で移動、約10分。以下、入山からのコースタイムである。
【大崩山登山口06:42→大崩山荘07:01→湧塚尾根分岐07:15→袖タキ08:23→乳房岩展・/span>台08:36→下和久塚分岐08:52→下和久塚09:00/09:10→(分岐を見落とし下ってしまい、途中で気付き登り返す)下和久塚分岐09:34→坊主尾根分岐10:21→モチダ谷分岐10:28→上鹿川登山口分岐10:33→大崩山山頂10:51/10:55→上和久塚11:23→下和久塚分岐11:51→湧塚尾根分岐13:19→大崩山荘13:32→大崩山登山口13:50】
熊本出発時はくもり
湧塚尾根分岐コースまでは前回も歩いているので、アップダウンやロープ、ハシゴにもひるむことなく前進
そして湧塚尾根とモチダ谷コースとの分岐で一呼吸。今回は湧塚尾根へと進む。
と、直ぐに沢を渡ることになる。
増水している印象はなく、普通の人ならスイスイと岩の上を渡ってあの鉄板の橋まで行くのだろうが、私は水流がある岩場を歩くことが大の苦手 手足はもちろん、お尻も使ってズリズリとなんとか落ちることなく渡渉成功
ところがこの橋、そのものが怖い上、必死に渡ったかと思いきや、大きな岩に着いたはいいけれど、これまた足場が悪く、橋は右手に延びているが、足場は岩の左側にしかない。それも濡れて滑りそうな浅い足場だ。ロープが垂れていたのでそれを頼りにかろうじて攀じ登る。しょっぱなから冷や汗
ミツバツツジがあちらこちらで開花しており、雨模様の暗い森にピンクが際立っていた。
上を見ながら歩くと直ぐに道を失うのがこの大崩山。すでにルートを外れており、あわててテープを探す。…先が思いやられる
大きな岩と苔が印象的なこのコース。
この二つの大岩の間を抜けて進んで行く。
出ました!若干不安定な梯子
滑らないようにしっかり足元確認しながら登る。
最初の寄り道は『袖ダキ』
本ルートから左手へ外れて登って行くとこんな岩々のところに出るが、特にこれといって展・/span>が開けるわけではない。
というより今日の天気 では目の前しか見えない、というのが正しいだろう。
しかし、こんな岩に張り付いて生きている木はこれでなかなか見事である。
岩に沿って進むと途中で本ルートに下りれそうな道があったので下る。
次は『乳房岩展・/span>台』への分岐を上がる。
見えないとは思いつつも、一瞬雲が切れるとか、ガスの向こうにうっすらシルエットが見えるんじゃないかとあらぬ期待をしつつ登るがやはり何も見えない
見えないと高度感もないし、どこで切れ落ちているかもわからない。そぉーっと岩伝いに進んで覗き込んで見ると、ここから先は行けばお陀仏だ ここも晴れていれば、すごい眺・/span>なのだろうと想像する。
次にやってきたのは『下和久塚』分岐。
すでに梯子が2本見えているが、この2本は序章。この先に垂直な梯子が連続するのだ
こんな具合。
何本も梯子が連続すると掴む手が冷たくて冷たくて、何よりそれが一番辛かった。
梯子を登った先に出てきたのは、岩をロープに掴まりながら攀じ登る。
梯子でも滑りそうだったので・/span>分な力を入れてしまい、腕の力は既にかなり消耗
一難去ってまた一難。
ロープの上にはまたロープ。
でもまあここは写真を撮る・/span>裕あり
ここを登り切ると『下和久塚』の展・/span>が抜群 だったはず。…今は真っ白なだけ。
でも一応、こんななんとな〜く大崩山らしい岩のシルエットを撮っておく
分岐まで戻る。またあの梯子の連続だ。降りるのも慎重に、慎重に。
梯子を全て降りきる前に本ルートとの分岐があったのに、次の梯子が目に入ってしまい分岐を見落としどんどん下ってしまった。時間と体力のロスに我ながらガッカリした
ということで、時間も押しているし、次に『中和久塚』『上和久塚』とあったが展・/span>も無いので、とにかく山頂を踏むことを優先した。
1571mからの尾根からは、こんな両側笹に囲まれた道。ここは幅があるからいいけれど、途中途中で笹が低くなり両側から道を塞ぐように生えている。そうなると笹がたっぷり含んだ水を掻き分け浴びるように進むので、身体が冷えて気力が減退 でもあとちょっと。
坊主尾根からの合流地点を過ぎ、次に現れた『モチダ谷ルート』との分岐。去年はここから上がってくるはずだった。 笹の道から視界が開けたので、山頂かと一瞬喜んだが、そう、山頂は展・/span>0との情報はあったので直ぐに違うとわかり、尚、笹の道をひたすら濡れながら突き進む。
そしてやっと到着
標識が見えた時の嬉しかったこと
ただ寒くて冷たくて止まってはいられない。おにぎりを1/2個立ち食いして、直ぐに下山開始。
ピストンの帰路は道の様子がわかるので、精神的に・/span>裕がある。
冷たい笹道が途切れると、こんな幻想的な風景が見られる。これは雨模様だからこその風景だ
近くまで行ってみる。
下山時にも踏み跡だけ辿っているとルートを外れてしまう。「こんなところ進めないよー!」というところでルートを外れたことに気が付くわけで、そんな時は確実にわかるところまで戻る、を今回は何度も繰り返した
ここも草の斜面を下りてしまったが、おかしいと思って引き返したら、こんな岩に沿って赤テープ。道らしくない道が本ルートにもあるのだ。
スミレ、きのこ、椿、苔、いずれも雨の中でより瑞々しい姿を見せてくれた。
今回の主役はなんといってもミツバツツジだろう。ほとんどの行程で咲いており、低迷しそうな気分を支えてくれた。
ところどころにあった岩屋には、あのモチダ谷で見たと同じにこうして枝の支えが何本もあった。もちろん支えになっているわけではないが誰がするのだろう?
湧塚尾根分岐近くの大きな沢は帰りにも特に増水はなく、無事に通過でき、大崩山荘も過ぎるとようやく歩き易い道となる。
無事に13:50下山。満足感、充実感あり。
びしょ濡れの雨具や登山靴から解放されて車に乗車。
見てこの手袋!小さな穴はあったものの、こんなにボロボロになっちゃった。どれだけ手足を使った山行だったかを物語っている。おまけに濡れ続けの8時間弱。指はふやけている。
一路『祝子川温泉 美人の湯
ちょうど人のいない時間帯で、の〜〜〜んびり温泉に浸かって芯から温まり、上がってからお座敷で‘だご汁蕎麦’をいただく。
蕎麦を平たい団子状にした物が入っている。これが結構お腹にたまる。
そ、そしてナント!エスプレッソ
「お疲れさまでした。」とごちそうして下さったのは、大崩山情報、アドバイスをくださっていたMr.hollyさん。
無論、私は彼の顔を知らなかったわけだが、彼には大崩山を登ることをブログで伝えてあったので、ちゃんと私とわかって声を掛けてくださったのだ。嬉し〜い
初めて拝見するその笑顔、ブログって不思議だなぁ。身近に感じちゃうんだよ。
本当に登山前から登山後までお世話になりました。ありがとうございます。
大崩山、ピークは踏んだけれど私はピークハントだけが目的ではないので、やはり本来の岩峰群を見てみたい。そして敗退したモチダ谷も歩いてみたい。そんなわけで、次回は晴れ に拘って訪れたいと思う。
それにしても本当にハードな山だった。翌日は上半身がひどい筋肉痛となったのだった
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胃瘻からの食事
4月16日(金) 胃瘻から注入している物を確認できた。『リカバリー ニュートリート』というものだった。267gで400kcalだから、先日教えていただいたテルミールの方が少量で高カロリーということになる。今度医務室と相談してみようかな。ここの医務の人は私を信じて任せてくれることがありがたい。今日も私がチューっと入れた。
その前にハーゲンダッツのアイスを1個食べた。今日はとても寒いけれど、居室は過ぎるほどに暖かくて母は汗ばんでいた。空気は乾燥しているためアイスは結構進むのだ。
ipotから流れる曲は‘加山雄三’や‘さだまさし’ このスピーカーはコンパクトで軽くて安かったし、ipot側の充電を使って聴けるので、移動も楽々。もちろんコンセントにつなぐこともでき、その場合はipotの充電もできる優れ物
母のところへ行った後にまたもやスポーツジムでひと運動。何故かガラガラだった。
これが私のレンタルロッカー。ミニ登山靴をマークにぶら下げている。
2日続けて行くことは今までなかったことなので、身体に負担にならないようにゆっくりと10km走り 、筋トレを少々し、お風呂でのんびり温まって帰宅した
明後日の夜勤明けでは羽田空港→熊本へ直行だ
昨年のリベンジで‘大崩山’へ行って来る。今回も2泊はレンタカーの中でと思っている。お天気が悪そう なのでどうしたものか。行ってから考えることにしよう。
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