高瀬ダムから周回<烏帽子岳〜野口五郎岳〜真砂岳〜湯俣温泉>1日目
引き続きパソコンor無線LANの不具合が起きており、自宅PCで見る画面と、他で見る画面が異なっているので、見苦しいところはお許しを!ああ、修理が必要かなぁ
2010.08.17(火) 深夜1時頃、安曇野松川道の駅に到着
起床4時半 洗面、朝食を済ませ、七倉ダムへと向かう。七倉ダムゲート前は広い駐車スペースになっている。20台くらいの車が停まっていたが、ガラガラだ。ゲートが開くのが06:30なので、それまでに日焼け止めを塗ったり、荷物整理やチェックをしてゆっくり準備を整える。
七倉からは特別タクシーの指定を受けている2社だけが高瀬ダムまでを走行できる。
私は前日に大町名鉄タクシーに予約の電話を入れたのだが、予約の必要はないと言われたのだった。なるほど、お客さんが多ければ無線で連絡をとり、タクシーはそれに合わせて台数を用意してくれるようだ。無論、特別に混雑してタクシーが足りなければ別だろうが。
奥に七倉山荘。その手前にタクシー乗り場があり、乗り合いで4名までOKで、私は単独男性2名の方と一緒に1台目に乗せてもらえた。運・/span>手さんが「女性は¥600で、3人で¥2000でいいよ。」と親切だった。そして私が2人から¥700を徴収し、運・/span>手さんに¥2000を支払う
登山補導所横にある、黄色いポストに登山届を出す。持参のない人にはタクシーの運・/span>手さんから用紙が配られ、その場で記入するように指示される。
奥のキレイな建物は水洗トイレ だ。道の駅に泊まらず、ここまで来れば良かった。
タクシーは開門2分前くらいにゲート前に並び始める。そして真面目そうなゲート番のオジサンが06:30キッカリになると操作して開けてくれる。
時速40km前後で高瀬ダムまで12〜3分かかる。その間に運・/span>手さんが観光案内をしてくれた。
このダムは黒部湖の4倍の発電量があり、日本で一番だという。
写真にある、様々な形の大きな石を組んで造られているが、これも緻密な計算によるところだそうで地震にも強いらしい。
その石組みの間を縫うように九十九折りに造られた道路をゆっくり登り詰めると高瀬ダムだ。
湖面は緑色に美しい。
先日の台風4号の後もずっと雨続きで、今日は久し振りの快晴 とのことでラッキーだ
タクシーを降りたら、そのまま進行方向にトンネルがあり、烏帽子方向への登山道へと続く。
トンネルの入り口左手が展・/span>台のようになっており、そこへ登ると槍ヶ岳の穂先がちょっと見えるということで、まずはそれを拝んでからトンネルをくぐる。(本当にチョコットだけ)
【コースタイム1日目】
高瀬ダム06:45→12番標識→07:05→6番標識08:08→烏帽子小屋09:24/09:28→烏帽子岳、南沢・不動岳分岐09:46→烏帽子岳基部09:57/10:00→烏帽子岳ピーク10:03/10:13→烏帽子岳基部10:15/10:18→烏帽子岳、南沢・不動岳分岐10:25→烏帽子小屋10:40/10:55→三ツ岳11:37/11:43→野口五郎小屋13:03/13:09→野口五郎岳13:18/13:24→野口五郎小屋13:34
トンネルを抜けると直ぐに吊り橋。
吊り橋を渡り終えると目の前が‘不動沢・濁沢キャンプ場’
簡易式のなるべく使いたくないようなトイレはあった。
濁沢を渡る吊り橋。
下に流れる水は本当に赤茶色に濁っている。この右手奥には滝が流れているが、それもまさにこの濁った茶色なのだ
濁沢を渡り、間もなく樹林帯に突入。
高瀬ダムの湖面がバック。
12番から始まり、だんだんと数字が減って行く。
さあ、北アルプス3大急登、ブナ立尾根の始まりだ。
鉄板網目階段が九十九折りに続き、その後も長〜く九十九折りに登って行く。
美しい木々、木漏れ日が気持ちいい。
標高が上がるに連れて空気が冷たく感じる。
途中途中、展・/span>が開ける所があり、稜線に近づいていくのが実感できる。
?6の手前で最初の休憩。かなり汗だく
背の高い樹林帯から低木、草木が多くなる。
南岳〜不動岳方向の展・/span>
ようやく1番に到着。3番を過ぎてからは、なだらかで楽ちんな道。
2551mピーク。展・/span>台のように開けている。
ここから烏帽子小屋は目と鼻の先。
烏帽子小屋
少々休憩。ザックはデポして、手提げに水分と貴重品、カメラ&三脚だけ持参して烏帽子岳に向かう。
小屋から2〜3分の所に池と花畑。
白い砂礫の快適な道。
ところどころコマクサもあったが、時期は過ぎていた。
ズボンのお尻が汗でビッショリ
まるで漏らしたようで恥ずかしいと思ったが、幸い烏帽子岳を往復する間には誰にも会わなかった
ハイマツ越しに高瀬ダムと唐沢岳〜餓鬼岳が見える。
前烏帽子岳 2605m
バックは烏帽子岳の後に向かう、三ツ岳への稜線。
私が眺めているのは、水晶〜赤牛岳から延びる読売新道など。
こちらは今から目指す、烏帽子岳。
左手に尖っているのがそうだ。
その奥は南沢岳〜不動岳。
再び高瀬ダムと唐沢岳方向。
何やらすごい勢いで雲が沸いてきているぞ
南沢岳との分岐を経て、烏帽子岳方向へ。
ハイマツ帯を少し登って行くと、岩場の基部に出る。
標識には『岩がもろいので、自己責任、自己判断で上下山して下さい』と書いてある。
手提げと三脚は基部に置いて、カメラだけポケットに入れて登ることにした。
(これは三脚撮りデス ) 楽し〜い
三点支持を通過した足場の良いところでパチリ
結構な高度感。雨なら登ってないかも。
これも途中で撮った。
南沢岳方向のルートだが、池塘が点在し、緑豊かで素晴らしい。
南沢岳〜不動岳はコースタイムが長く、途中に小屋がない。下から入ると2泊を要するのでなかなか入りずらいルートだ。でも、この景色を見たからには、いつか必ず歩きたい。
烏帽子岳山頂 2628m
大きな岩が重なり合っている。
雲がますます湧き上がってくる。
こりゃ午後には雷雨 かな?
烏帽子小屋に戻ってきた。
小屋前は花畑になっている。
烏帽子小屋のトイレは、外観汚そうに見える。ところがどっこい、ぼっとん式なのに全然臭わない。清潔感があって気持ち良く使わせていただいた。
小屋から三ツ岳方向へ少し歩くとキャンプ場。そちらも斜面を花が彩っている。
三ツ岳への道のりは、こんな瓦礫のような道もある。浮石も多い。
そしてまた来た道を振り返ると、烏帽子の尖った山頂がわかりやすい。
しばらく砂礫の道が続き、登山道の両脇にはずーっとコマクサがある。花の盛りはかなり過ぎてしまっているが、これがまた我が身のようで愛おしい
ここのコマクサは株が小さい。
三ツ岳 2844.6m
烏帽子からはずっと稜線歩きとなり、視界は開けているが、前後に人の姿はなし。
自然が造るモニュメント。
お花畑コースと展・/span>コースに分かれており、この季節なので展・/span>コースを選んでみた。
左奥に鷲羽岳が見えてきた。そして水晶岳へと続いている。
こちら側の雲も雨雲チックになってきてる。
三ツ岳以降は、とりたてたアップダウンは感じないまま、野口五郎岳へと続いて行く。
三ツ岳から先、どの辺りまで来ているかの距離感や目印もなく?、時間を見ながら、あと30〜40分くらいかなぁと思い、それに備え腹ごしらえ。ドカッと休憩する。
満腹になって歩きだした途端に小屋が眼下に出てきた。
野口五郎小屋13:03到着。今晩の宿泊地だ。
上の休憩からたった2分で到着
小屋の姿はその位近くまで行かないと影になっており全然見えなかった。
1泊夕食+お弁当代で、¥9000
手続きや支払いを済ませ、ザックを置いて野口五郎岳まで行って来ることにした。
小屋から稜線までは5分とかからない。そこから右手に鷲羽岳〜水晶岳を見ながら緩やかに野口五郎岳へと続いている。
ケルンと標識が目に入る。
小屋へ戻る。
私の部屋は‘うすゆき草’一番手前の部屋で、3組みの布団があったが、今宵は個室。
一番奥がトイレである。トイレは外にもあった。
寝不足気味なのでお昼寝
夕食タイム。
宿泊客は6名。うち夕食注文者は5名。
神奈川県から私を含めて4名、群馬から単独男性1名で、皆で山談義をしながらゆっくりいただく。量が多く、食べきれなかった。
小屋はわりと年配の男女4名で賄われていた。アットホームな雰囲気で私は好きだ。
小屋の方から、ここ最近雨続きで夕陽も見ていないが、今晩見られるかもしれない。見られるなら水晶岳の方に沈む。その様を見れば、水晶岳が別名‘黒岳’と言われるのがよくわかるよ、と教えてくれた。
が、残念ながら、水晶岳方向には雲が厚く、夕陽は雲の中だった。
夕陽は見られなかったが、夜中に外に出てみると、雲ひとつない夜空が広がっており、満天の星に天の川。星だらけの世界だった。流れ星が2つ
さて祈ったことは…
羽毛布団に包まれて、ホカロンを背中に貼って、気持ちの良い夜だった
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南アルプスの女王‘仙丈岳’日帰り
’10.8.13(金) 前夜23時に芦安の市営駐車場に入る。一番バス停に近く、トイレも直ぐの駐車場がまだ10台程度の空きがあった。お盆のわりにはラッキーだと思った。直ぐに寝る
朝のトイレ は、思ったほどの行列にはならなかった(3人待ちくらい)。男女別にはなっておらず、男子小用2つ?と共用が2つだけだ。他に、トイレの建物の向い側に簡易トイレが3つ並んでいた。去年はなかったような?
芦安から広河原への始発は05:10発のバス だ。これは北沢峠への接続がないので、次の05:40発に乗れば、広河原で接続、10分の待ち合わせで北沢峠行きに乗り換えられる…と思っていた。
去年、北岳に来た時には始発のバスが8台も出たので安心していたが、ナ、ナント今回は05:10発が3〜4台だけで、乗れなかった人もいた。私は念のため、05:10にバス乗り場へ行ったのだが、いきなり「ここからの後ろの人は05:40に乗れても立ち席になります。」と言われた。今日は日帰りで早めに下山して母の所へも行きたいと思っていたので、どうしても05:40に乗りたかった。結局2台 出て、私が乗った2台目は5分遅れで出発。立ったまま、約1時間ガッタンゴットン激しく揺れながら広河原まで。ちなみに乗れなかった人も多数いたが、一体何時になったのだろう?
広河原からの北沢峠行きは随時出ていた。
芦安→広河原 ¥1100 北沢峠→広河原 ¥750
北沢峠07:25着。天気予報では降水確率10%の予報だったが、雲が厚い
広河原から北沢峠行きのバスの中で、地図を車の中に置き忘れてきてしまったことに気が付いた ピークと北沢峠の間でどのみち間違えたとしても、戻ることはできるが、3本あるルートの分岐とコースタイムがいまひとつ頭に入っていなかった。
【コースタイム】北沢峠07:29→大滝頭08:15/08:17→小仙丈岳08:45/08:47→仙丈小屋分岐09:05→仙丈岳09:20/09:27→仙丈小屋分岐09:38→仙丈小屋09:38/09:43→馬ノ背ヒュッテ10:04→大平山荘11:13→北沢峠11:28
北沢峠のバス停前にはこのような立派な水洗トイレ と外には水道がある。
奥の緑のテントは戸台口行きのバス乗り場だ。広河原行きのバス停はトイレ向い側となる。出発前に帰りのバスの時刻を確認すると…下調べしていたものに間違いがあった!09:45発の次は13:05しかない。8月23日からは始発の7:25がなくなり、09:45、11:15発があるのだ。どうやら急いでも仕方ないようだ。でも臨時便が出る?とも思ったりしながら出発する。
トイレ脇の登山口から入山。
初めはかなりの急登から始まるが、間もなくなだらかな登りとなる。
そして岩石の急な登りや平坦な道を繰り返しながら大滝頭へ着き、最初の水分補給をした。
お盆とあって、グループ登山が多い。休憩できそうな広場には必ず休憩している複数の人がいた。
印象としては、あっという間に森林限界を越えたような気がする。
お天気が曇りであり、気温もあまり上がっていないため、喉の渇きは少なく消耗も少ないように感じた。
あぁあ〜晴れていればなぁ
小仙丈ヶ岳 2855m
ここでカメラのネジ(三脚に付ける部分)がダメになっていることがわかった えらいこっちゃ
ここは小仙丈岳の標識にカメラを載せ、後方の仙丈岳を撮影
本来ならば、甲斐駒をはじめとした南アルプスの峰々が展・/span>できるはずだが、今日は雲の中
小仙丈岳からはこのようにガレているが登り易い道を登っていく。
振り返って見た小仙丈岳。
ここから仙丈岳までの道のりに高山植物が多数見られた。
トウヤクリンドウ
これはアザミの仲間だろうか?
イワギキョウ
お花を楽しんでいるうちに
仙丈ヶ岳 3032.6m へ到着。
ここではおじ様2人組の方から「写真をお撮りしましょう。」と声を掛けていただいたので助かった
山頂には7〜8名の先客がいた。
山頂から見た北方向。
こちらから回れば仙丈小屋は近かったのに、そのことをすっかり忘れていた。地図も置いてきてしまったので、確認することもなく、来た道を仙丈小屋分岐まで戻った。
小仙丈から来たルートだ。
ピークではなく、トラバースルートだったので、あんなに尖っていることに気が付かなかった。
山頂脇に咲く花
眼下に仙丈小屋が見え隠れ。
仙丈小屋。
風力発電の小型版みたいだ。
小仙丈小屋の水場。とても豊富だ。
冷たくておいしかった。
暑ければ尚おいしく飲めただろうが、寒い。
ここから薮沢ルートへ。
沢筋は花が豊かで美しい。
昨日の台風4号 の影響は特になさそうだ。
しばらく下りてから見上げた仙丈小屋と仙丈岳。
ナナカマドが多く、秋の紅葉も素晴らしいだろう
展・/span>台のようになっているところ。
ここから下は沢が深めとなり、仙丈を見上げることはできない。
逆にいうと、薮沢ルートを登ってくれば、ここで仙丈を仰げ感動的だろう。
コバイケイソウの花
沢筋の登山道にコスモスの蕾が長く続いている。開花したらさぞや華やかだろう。
対岸に白糸のような滝
登山者と擦れ違い、振り返る。
少し青空が見えてきた。
予報では午後は下り坂だったが、お天気が遅れているのだろうか。
これから登る人が羨ましくなってくる。
三脚が使えないので、石を積み上げ、角度調整してやっと撮れた1枚。いや時間がかかった
うっすらと甲斐駒が姿を現した。
クルマユリはポツポツと斜面に咲いている。
ゆっくり花や景色を見ながら歩いていたら蝶が指先にとまった。なかなか飛び立たなかった。
この橋を渡ると沢からお別れとなり、樹林帯へ入る。
一部崩壊により、う回路となっていたが、特筆することなく九十九折れの樹林帯ルートへとつながっていた。
まばゆい緑のトンネル。
大平山荘へ下山。
小屋の前を通って車道へ出る。
大平山荘前にも豊かな水場があった。
北沢峠への矢印を確認して、登り坂の車道をエッチラオッチラと登っていく。
登山道と違って歩きにくいし、疲れる
道路の両脇には、この花が沢山咲いていたので少し楽しめた。
ガーーン
なんと、大平山荘へのショートカットルート、登山道があるではないか 徒歩5分だって
車道を大回りしてセッセと10分以上も歩いてきたのに…
そうだよね、地図で見た時、北沢峠から大平山荘はそんなに遠くはなかったはずなんだ。あぁ地図を忘れるとこういう間違いがあるのだ
上の写真分岐から北沢峠は5分もかからない。
バスの時刻表を再確認。どう見ても13:05発だ ちょっと期待していた臨時便も出る気配は全くない。
トイレでTシャツに着替え、フリースとウインドストッパーを着込む。
それでも寒いので、長衛小屋(写真左手)に入り、チョコブラウニーとコーヒーのセットをいただく。\600
だんだん下山者が増えてきて、小屋の中も混んできたので外へ出る。
しばらくバス停テントの椅子に座っていたが寒いので、ザックで順番取りをしておきながら、少しお散歩。
仙丈峠へ向かって歩くとこんな看板が目にとまった。
たった3分登って見える方が不思議だと思ったが、なるほど、ちょこっと遠・/span>できるわけだ。
バスは定刻通り13:05に出発し、広河原からは乗合タクシー\1200で芦安へ戻った。
駐車場は満車。他の臨時駐車場までほぼいっぱいだった。
下山後の温泉は、いつもなら『金山沢温泉 』に入るのだが、今回は国道20号線沿いにある、100%かけ流し天然温泉である、『天笑閣 』へ寄った。
露天がないのは寂しい。左の小さな浴槽は低温となっている。交互に入ると身体に良いらしいが、時間がない。急いで帰路につく。
中央道は上野原手前より渋滞。大月から河口湖経由で東名に逃げようとも思ったが、そちらも渋滞しているようだ。
相模湖ICまで行かず、上野原ICで下り、下道を行くがそちらも渋滞。
結局施設に着いたのが20時ジャスト。普段ならこの時間に面会をすることはないが、今日行かないと丸2日空き、明日も日勤なので面会は夜になってしまう。それは肺炎防止のためにどうしても避けたい。当直のセキュリティースタッフの方に頭を下げ下げ面会の許可を得る。
口腔ケアと胃瘻ケアだけして帰宅する やはり行って良かった
仙丈岳は南アルプスの女王と呼ばれるだけあって、女性的で登り易い山だった。
薮沢ルートは登りで使いたい。秋のコスモスや紅葉も期待できるし、晴れて展・/span>が開ける時にまたぜひ行きたい山だ
Web杯試走会参加〜マラソンWeb練習日記 初参加〜
7月の富士登山競走でご一緒させていただいたことから、『マラソンWeb練習日記』に私も登録させてもらった。在籍は軽く100名を越えている大所帯である。名前の通り『練習日記』で、毎日の練習その他なんでも記入できるようになっている。私の場合は走るよりも登山の記録の方が多いわけで、まあそれはそれでトレーニングにはなっていると考えて、記録(距離や時間程度)に残そうと思っている。
目的はもちろん来年の富士登山競走山頂コース完走だ 1年後にどれだけ自分が頑張ったか、怠けたかが容易に振り返ることができるので面白いと思う。
8月8日(日) 初めてメンバーとして、『マラソンWeb練習日記』の練習?に参加させていただいた。練習というよりは、9月に行われる‘Web杯’という、この会独自のレースの下見であり、試走会であった。
場所は鶴見川河川敷。綱島駅から歩いて数分のところ。
綱島駅集合で、トイレで更衣を済ませ、荷物をコインロッカーに入れ、集まった10名で・/span>ロ・/span>ロと河川敷まで歩く。新幹線の高架下に水や貴重品を置いて、ほぼ何も持たない格好で走るのだ。
どうやら今日集まったのは、この‘Web杯’の役員の方々だったらしく、それがわかったのは最後の飲み会の場であった。
マラソンをしている人達が集まって何をするのか、どういう段取りなのかが全くわからなかったので、とりあえず迷惑にならないようについていこうと考えていた。
今回は富士登山競走で2位、横浜国際マラソンやその他のレースでも優勝、上位入賞をしている‘藤澤走さん’が下見の下見をしてくれており、この高架下を基点(給水ポイント)として両サイドの1.25kmの場所に目印を付けてくれていた。そこを折り返して行ったり来たり2往復の10kmがレースとなるようだ。本番では自己申告のハンディが付くので、遅い人ほど先に出走し、最後にこの‘藤澤走さん’が走りだし、ゴールは皆一斉に入るような計算らしい。聞いただけでも面白いレースだ
今日の試走では、最初の5kmは皆でジョグをしながら、コースに危険はないか、コースを外れてしまう箇所はないか、折り返し地点はわかりにくくないか、ゴールは大勢がスピードを出して駆け込めるスペースと、一般の方の通行妨げにならないかなど、丁寧に慎重に下見と検討が行われていた。正直いって私はマラソンはただ走るだけと思っていたので、こんな丁寧に下見が行われ、細かなところにまで注意を払うとは想像もしていなかっただけに新たな発見であり、参加者への気遣いに感心させられた。それだけでもこの人達は凄い と思った。
ジョグの後は5kmを各自のペースで走ったのだが、やはり皆さん速い タフ
皆さんをなるべく待たせないようにと必死で走ったが、全然彼方に離れてしまった。でも嬉しくなった。こんな方達と一緒にいたら、私も少しは走れるようになるのではないかと錯覚に陥れる 見ることで学ぶことは大きい。どういうトレーニングをしたらそうやって走れるようになるのかを教えてもらえる。私にはとても有意義な時間であった。
この後、駅近の『綱島温泉』という日帰り入浴の施設で汗を流し(シャンプー・石鹸なし)、個室休憩所にて下見の検討会議、そして本番レース後の飲み会についても下見ということだった。レースのコースについてはもちろん、2次会の飲食物の量、会費設定についても細やかに検討され決められていた。
いやしかし、山ヤも呑み助が多いが、ランナーも負けてない。スゴイ勢いでビールやチューハイ缶が空いていき、焼酎ロックも登場し、だんだんヘベレケになっていく。呂律も回っていない 昼間にここまで飲むとは恐れ入った
でも、とても親近感が湧いて馴染みやすかった。私はお酒が飲めないが、こういう場が好きなのだ。酔ってリラックスしている場面でなら、自分もリラックスできるから居心地がいい。こんな方達となら、走ることも続けられるかも
考えてみれば、キリマンジャロから始まったご縁ということになる。
人生、何がキッカケになるかわかりませんなぁ。
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仁田岳〜茶臼岳〜聖岳 <易老渡から周回1泊2日>
この2連休はどうも天気予報がスッキリしない。行きたい方面(東北・北アルプス・南アルプス)の降水確率が30〜40%だ。富山ならば20%。富山で狙っているのは大日岳。しかし現在土砂崩れのため、登山道へ入る道に通行制限がかかっており、9時からしか入れない。これでは歩きたい周回コースがとれないため断念
そうなると、小雨程度を覚悟で楽しめる山。私の感覚でいうと、南アルプスの苔生す森ならば小雨もガスも似合う。1泊2日の行程で2つのルートが思い浮かんだが、展・/span>のいいコースほど視界が開ける時に歩きたい(赤石方面)。そこで今回は1日目は小雨とガスを覚悟、2日目は晴れて 絶景を見る計画でこのコースに決定
2010年8月2日(月) いつも通りの夜勤明け。用事を済ませ、ひと寝入りしてから車を走らせる
今回は便ヶ島で車中泊をして、入山は早朝から歩いて易老渡まで行く計画だった。ところが3日(火)0時を過ぎる頃には物凄い豪雨 になってしまい、152号線から易老渡へ入る林道には滝のような水が流れ、土砂崩れも心配されたため途中で引き返し、152号線沿いにある『ていしゃ場』で車中泊とした。ここは駐車場が広く、トイレもわりとキレイで、昼間は登山案内所にもなっている。昨年‘光岳’に来た時に車中泊するにはいいなーと目を着けていた場所だ。
それにしても凄い雨 もしもこのまま止まなければ遥々来たけれど、入山はしないと覚悟した。とりあえず4時の時点での天気予報と自分の直感で行くか行くまいかは決めるとして、まずは寝る
3日(火)4時。外はガスってはいるものの、雨は上がっている。ヤッタ 携帯 で天気予報チェックをすると、なんと降水確率が40%だったのが、20%になっているではないか これは行け ということ意外の何ものでもない。林道に入ると昨晩の滝のような水はなかった。ダートと凸凹の舗装路ではあるが、問題なく易老渡へ到着する。すでに5時を過ぎていた。
便ヶ島に駐車すると、聖平小屋まで(途中の山に寄るとして)、コースタイムでは12時間45分。日帰りならそれもいいが、営業小屋に泊まる場合の礼儀としては遅くても15時には着きたい。そこで予定変更で車は易老渡へ駐車し入山。便ヶ島〜易老渡間の35分は2日目に回すことにした。
【1日目コースタイム】
易老渡05:31→易老岳08:13/08:18→希・/span>峰09:08→仁田岳09:18/09:20→希・/span>峰09:31/09:40→茶臼岳10:07/10:21→茶臼岳小屋分岐10:30→上河内岳肩11:28/11:32→上河内岳11:39/11:40→上河内岳肩11:44/11:48→南岳12:14/12:17→聖平小屋13:03 1泊夕食+お弁当¥7500
易老渡から易老岳までは、昨年晩秋に光岳に登った時に経験済みで、急登も覚悟できていたし、今回は営業小屋装備なので楽だ。
出発時は雨は上がっていたが、10分も歩くと小雨が降り始め、易老岳までは上がることなく降り続け、時には大粒の雨にもなり、曇り でいいから上がってくれ〜と願い続けていた。
写真はスギとヒノキの大木が多い『面平』
雨具を着ると暑くて汗ダラダラ。雨に濡れるか、汗で濡れるか、どちらもさして変わらないなー。
雨が大粒の時にはこんな景色。
まだ幻想的と許せる範囲だ。
これ、ミミズ。
あんまり長いから撮ってみた
シダや緑が豊かになると易老岳は間もなくだ。
分岐の標識(光岳・茶臼岳)から少し奥まった、展・/span>のない樹林帯の中に『易老岳』2354mの看板あり。
易老岳から希・/span>峰に向かう道のり。
シダがうっそうと平地にも斜面にもビッシリと生えていた。黄緑が明るく感じる。
途中、池が幾つかあった。変化があって楽しいし、歩き易い道だ。
希・/span>峰 ここから仁田岳へのピストンなので、ザックはデポしてカメラだけ持参。
雨は易老岳から上がっており、もう雨具は必要ないかと思っていたが、この仁田岳への道のりは、ハイマツが膝上まで、途中は胸くらいまでの木々をかき分ける場所もあり、木の水滴が見事なまでに全身をグッショリと濡らしてくれた。
ここまで濡れるとどうでもよくなる。
靴の中も水の中に足が入っている状態となり、歩く度にグチュッ!グチュッ!と音がする
でも、こんなお天気だから遭えるライチョウさん。ツガイで仲良くお散歩中
だ〜れもいない仁田岳2523.8m
ここは晴れていれば展・/span>が素晴らしいだろうなぁ。今は、ガスで真っ白なだけだけれど。
私はこの山の雰囲気が好きだ。
仁田岳から希・/span>峰に戻り、靴を脱いで逆さにして水を出し、靴下を絞って履き直していたところに、先ほど易老岳後に追い越した単独男性がやってきた。
彼は百名山狙いなので、仁田岳はパスするという。遥々盛岡から車でやってきたそうで、今晩は同じ聖平小屋に宿泊とのこと。
「ではまた小屋で 」と挨拶して私が先を行く。
希・/span>峰から茶臼までの道のりには、こうした木道や池もあり、柔らかな景色で歩き易く気持ちも明るくなる。
仁田池
ここから奥に水場があると表示があったが、私はスルー。
見よ!青空じゃ
途中にこんなに可愛いお遊びがあった
茶臼岳 2604m
岩が多くなると山頂だ。腹ごしらえをする
すると次々に左右から登山者がやってきた。光小屋、聖平小屋から出発するとこの辺りでちょうど擦れ違うようだ。
先に進んで振り返った茶臼岳。
しばらくすると、また緑豊かな登山道となり、平らで広々とした草原地帯が出てくる。
多種の花が混じりあうように咲いている。
草原にくねったダケカンバが広がる。
小道の両脇に花が増え、歩くのが楽しい。 ヨツバシオガマが多く見られる。
ざれた道になってくると上河内岳への急坂は間もなくだ。
今の時期、多くの高山で見られるタカネツメクサ。
この大岩の紋様が独特だったのでアップで1枚。
前方にテント装備の単独男性が一歩一歩を踏みしめるように、ざれた急坂を登っている。あのピーク越しに‘上河内岳肩’がある。
上河内岳肩から見上げた『上河内岳』
遠そうに見えて近い山。ザックは肩にデポ。
ゆっくり登っても10分はかからない。
上河内岳 2803m
残念ながらガスの中。
上河内岳肩から下りとなり、高山植物も多い。
イワカガミ越しに見る『南岳』
背の低い白シャクナゲも斜面に広がる。
南岳山頂手前から振り返った、上河内岳が全容を現した。
いつもヨツバシオガマとハクサンチドリを混乱するが、こちらがハクサンチドリだ 全然違うか…失礼。
ひとつだけ開花していたので記念に。ハマナスに見えるが?! ここで見るのはなんか意外。
ウスユキソウはこの辺りから聖岳も含め、沢山咲いていた。
斜面に広がるマルバダケブキ。
この花もここと、聖岳への途中に素晴らしい群落で山を彩っていた。
紫色のトリカブトも忘れてはならない。蕾がまだ多い。
花に惹かれつつ、ようやく辿りついた『南岳山頂』 2702m
指差すは先ほど登った『上河内岳』
南西方向にガレ場を見ながら歩くと聖平へ下る岩頭2561mに到達する。
右へ斜面をどんどん降りて行く。
その斜面から前方には聖岳がガスに包まれながらもシルエットを見せていた。大きい!
樹林帯をしばらく歩くと…結構長く感じたけど…
スパッ!と視界が開ける。
聖平だ。小屋の屋根がこの奥に見える。
小屋は賑わっていた。
テン場は小屋前に広々と広がり、幾つものテントが張られていた。
受付を済ませ、寝床は19番と言われ、夕食とお弁当用の札2枚を渡された。
ここの寝具はシュラフだ。そんなこともあってか男女を分けることは全くしていない。
私の両側とも男性だった。
寝不足気味の私は、2階の更衣室で着替えを済ませてから、まずお昼寝 シュラフでも少し寒いくらいだったが、至福のひと時だ。
夕食が16:30からと早めなのが嬉しい
ここで私の隣になったのが、希・/span>峰で会話した盛岡の方。その他ご夫婦3組と単独男性2人の計10名程度でワイワイと会話をしながら、情報交換しながらの楽しい夕食タイムだった。
道すがら、ほとんどの人と挨拶は既に交わしており、お互い顔見知りになっているのも縦走の楽しいところだ。
「あの時、貴女がこれから晴れるって言うから降りずにここまで来ました。」とか、「速かったですね〜。」なんてちゃんと覚えて下さっている。
夕方には大分ガスは切れたものの、聖は見え隠れしていた。
玄関前からしばらく聖岳方向を眺めていたら小屋番さん?が、「木道のところまで2〜3分歩けば、聖も茶臼もバッチリよく見えますよ。時には鹿太郎にも会えますから。」と教えてくれたので早速行ってみる。
おお!少し待ったら聖が悠然と姿を現した。
鹿太郎には会えなかった。
そして希・/span>峰からご縁のあった盛岡の方。
ちょっと笑えるノリで楽しませてもらった
後方には茶臼岳。
寝る前にトイレ
小屋から少し離れた所にトイレ棟がある。
一応水洗だが臭いはそれなりにある。
小屋のトイレとしてはもちろんキレイだ。
ここは水が豊かで、蛇口を開けば飲める水がどんどん流れる。
明日の天気予報は‘曇りのち晴れ’と書かれていた。…う〜ん、朝に晴れて欲しいんだけど 19時にはすっかり皆さん就寝モード。シュラフにくるまりズラッと並んでいる。私もipotで音楽を聴きながら、あっという間に眠りにつく
8月4日(水) 起床04:00前 周囲の方が3時頃から動きだしていたように思う。小屋の灯りも4時には点いたので、私も5時出発の予定だったが早めに行動開始。
外へ出てみると、な、なんと快晴 ではないか
こんなことならもっと早く出発して、雲海から昇るご来光を拝みたかった。
昨夜いただいたお弁当のおにぎり1個を食べて、04:23に出発
【2日目コースタイム】
聖平小屋04:23→薊畑04:39→小聖岳05:08/05:16→聖岳05:59/06:04→奥聖岳06:15/06:29→聖岳06:44/06:53→小聖岳07:21/07:50→西沢渡09:41/09:48→便ヶ島10:17/10:24→易老渡10:46
なんとか日の出までに樹林帯を抜けたいと頑張って歩いた。
小聖前の斜面から富士山が現れた。
かろうじて樹林帯は突破できた。
小聖岳 2662m
あぁあ〜、ご来光は見られなかったなぁ。
仕方ないや、でも十分キレイだ。なんて思いながら撮影していたら、
頭の後ろから差し込むような光が現れた。
あらビックリ そうかぁ、この場所からだと山の稜線から出て来るんだ
慌てて向き直り、シャッターを押す
急いだ甲斐があった
あとは急ぐこともなく、気持ち良く聖岳へと景色を眺めながら登って行く。
花も岩の斜面に沢山見られたが、日陰になる側はキレイには写らない。
朝露に輝くタカネツメクサと富士山。
聖岳 3013m
ガレ場の登りではあるが、崩れる感じがなく、登り易かった。
奥聖岳へと向かう道。
雲海、富士山、朝日に向かって歩く、サイコーに気持ちいい道のりだ。
チングルマを代表として、ここにもお花畑が広がっていた。
奥聖岳 2978.3m
本当に2日目の今日、きっちり聖岳で晴れてくれた 感無量。
360度の展・/span>をじっくり味わう。
先行者2名の男性がおり、深夜0時に小屋を出発し、3時からご来光を撮るためにずっと山頂に滞在していたという。
富士の肩にオリオンが輝く素晴らしい配置が見られるのもこの時期だそうだ。そんな夜の景色から、刻々と移りゆく時間を眺め続けていたなんて、あー羨ましい。誰が今日のこの天気を予測しただろうか。彼らもラッキーだったと満面の笑みである。
そんなわけで記念撮影
奥聖岳から聖岳へ戻る途中に振り返った、奥聖への稜線。
再び聖岳へと戻る。
ぼちぼち小屋発の人が山頂に上がってきた。
聖岳山頂に咲くイワキキョウ
兎岳方向
聖岳から下山。
このザレ場を下り、真っ直ぐ稜線を辿る。
左の真ん中辺りに、小屋の赤い屋根が見えている。
クルマユリは少数。
昔はニッコウキスゲの群落もあったというが、鹿の食害や、温暖化の影響で見られなくなってしまったようだ。
薊畑の分岐を過ぎると直ぐに苔生した樹林帯に突入し、展・/span>の開けないまま、ずーっと西沢渡まで続く。
お腹が空いたので、お弁当2個目のおにぎりを食す。
ここのおにぎりは小さくてしょっぱかった 汗をかいた身体にはその方がいいのだろう。
これら以外にも沢山のキノコが顔を覗かせていた。
西沢渡。
沢の音が大きくなり、廃墟が見えたらもう西沢渡だ。
増水時に乗って渡る?ワイヤーロープウェイ。せっかくだからと乗ってはみたものの、ロープを引っ張るのが重くて重くてちょっと進むだけでも大汗 せめて2人くらいで一緒に引っ張らないことにはとてもじゃないけれど対岸までは体力が持たない。諦めて下の橋から渡る。あー楽ちん
渡ったところにこんな看板が。
あれ?荷物専用なんだ
ちょうど車が1台通れる幅の林道(遊歩道)を鼻歌まじりに便ヶ島まで歩く。
緑の木陰が心地よい
木イチゴかなぁ?と思ったけれど、お腹を壊したくないので味見はせず。
この木は一体何種類の木から、何本の木から成り立っているのだろう
トンネルをくぐると便ヶ島への道が左下へと誘導される。
聖光小屋の関係者の方が撮ってくれた写真。
便ヶ島って整備されたキレイな所だ。
これなら是非キャンプもしてみたいものだ。
車中泊もテントでも1泊\500。
一般駐車や自炊は利用料無料と看板にある。
冷たい紅茶をグビッと飲み干す。美味い
手前が自販機とテーブル。
その奥に自炊場。
最奥左手にトイレ。
静かで自然豊かで、非日常を味わうにはいい所だ。夜空もキレイだろうな〜
便ヶ島からてくてくと易老渡までを歩く。
易老渡までの道のりを思うと、この間の林道の方が道が良い。
途中途中こうして沢が林道に流れ込んでいる。この山の上には人間は入ることはないだろうし、コップ片手に水の味見をしながら、左手に見える沢を眺めながら易老渡まで。
山を見上げると、まだ10時過ぎなのに雲が沢山湧いており、あれでは山頂付近はまたガスだろうなぁ。
易老渡 10:26着。
昨日より沢山の車が駐車してあった。
光岳方向から下山してくる人が数名続いた。
私はかぐらの湯 へと向かう
沢沿いにはずーーーっとこの紫ピンクの花が咲き誇っていたので、車から降りて1枚。 遠山郷 かぐらの湯
道の駅に併設している。
ガラガラだったので露天でのんびり。
あー、これもまた至福の時間
お風呂上がりはお昼ご飯。
遠山御膳?を食べようかと思ったら、今日はコックさんがいないということで作れないらしい。
結局この‘ジンギスカン丼’をいただく。
ジンギスカンは臭くてあまり好きじゃないのに、何故か食べたいと思ったから不思議。
柔らかくてジューシーなお肉だった。臭みはそれなり。それでこそジンギスカンだ
天気は予想通り、いや2日目は予想外の快晴に恵まれ、このコースでバッチリだった
平日だというのに、こんなに山で沢山の人に会うのは滅多とない。それはそれで楽しいものだ。
帰りはかぐらの湯を13時30分頃に出たのに、PAで1回休憩し、藤沢でガソリンを入れただけで帰宅は20時を回った。ああ、遠いい。渋滞も疲れる けれど、それに勝る山行ができて幸せなのだ。
さあ、まだまだ行きたい山、計画中のルートが沢山ある。またお天気と相談しながら、限られた時間の中で夏山を満喫したいと思う
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