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晩秋の鳳凰三山
10月15日は職場の歓送迎会が横須賀であり、出発が22時をすっかり過ぎてしまった。横横〜八王子〜中央道に乗って、初狩PAで既にダウン 3時間程度の仮眠で目が覚め、芦安まで順調に車を走らせ5時50分着。予定していた広河原への乗合タクシーは07:30発だったのでしばらくは車の中でウダウダする。そして10分前にバス停に行くと、乗合タクシーの運・/span>手さんからどこへ行くのかと尋ねられ、広河原から鳳凰三山を登って夜叉神峠へ下山だと話すと、「それなら夜叉神までならマイカーで入れるので、そこで待っていれば拾ってあげるよ。」とのお言葉。そりゃー助かる!下山時刻に合うバスがないなーと思っていたのでありがたい。そんなわけで、夜叉神峠駐車場までマイカーで行くことになった。
広河原には0813着。北沢峠に向って林道を15分程度歩くと看板あり。08:36入山です。
いきなりすごい斜度の急登。高度はグングン稼げるけれど、早くも汗だく。マンゴージュースをゴキュゴキュと飲み、喉を潤す。
ハシゴあり!大きな岩の段差あり!想像外だったなー。だって右手はまだ痛くて使えないから、足だけで登れる山を選んだつもりだったのにぃ。でもね、ここを下りに使わなかったのは大正解 とてもじゃないけれど、降りれなかったよ。いつものようにそういった・/span>裕のない場所の写真はありません
‘しらびそ’の森。苔もみずみずしく、木漏れ日が柔らかい。
樹林帯を抜けたらゴロゴロの石の上をしばらく歩く。振り向けば、日本第2位の高さを誇る‘北岳’が聳えている。山頂付近は一昨日降った雪で薄化粧。
紅葉はやっぱり紅も黄色もあってこそ、より一層美しい。
この右の岩から想像して下さい。またしても予想外の岩場出現!!いつもは縦走路の岩登りは好きなんだけれど、片手となると全く別の話。足の置き方から、重心移動まで、左手とのバランスで必死に攀じ登った。すでに引き返すことはできなかったからね。ここでもう左手の手袋に穴が開いちゃった。だーれもいなかったので、慌てず慎重に登れたことが幸いだった。 鳳凰三山って白砂のたおやかな写真ばかり紹介されているんだもん
赤い実
***凍った葉っぱ***
これから行く、地蔵岳が奥に尖がっている。
この辺りになると、ようやく鳳凰三山のイメージ通り‘白い山’なんだなー。
岩?石?まるで鍾乳洞が地面から生えているみたい。 自然の神秘だ。
紅葉には遅く、ほとんど枯れたり、散ってしまっていたのですが、ここからの景色は太陽の日差しを受けて、山全体が黄金色に光っている。
12:05 地蔵岳に着きました。さて、後ろの地蔵岩、登るか登るまいか…右手が使えないからなー…とりあえず行けるところまで、いや降りれるところまで登ってみよっかな。
もうちょっと、もうちょっとと思いながら、かなり上まで来ちゃったんだけれど、直下で無念の敗退。だってこれ見上げて写しているけど何メートルあるかな。大きな石なんだよ。写真だとわかりにくいけれど、真ん中の岩の間にザイルが垂れているの。絶対両手で懸垂しなくちゃ登れないよ。どう考えても無理!また手が治ってから挑戦しよう
そんでもって降りようと思って振り向いたら、これが結構怖いのよぉ
お尻ズルズル、前向いたり、後ろ向いたりしながらなんとか無事に降りてこられました。神様、ありがとう。 そこで見上げてパチリ
あ〜良かった。ここでまた怪我して仕事ができなくなったらヒンシュクだもんね 地蔵岩で予定外の時間をくってしまった。いつの間にやらガスが濃くなってきたぞ。
この辺りは白砂のたおやかな道。『これぞ鳳凰三山』だと思ったので撮っておきました。
本日の宿泊場所である、薬師岳小屋には14:54着。 寝不足と、岩場の緊張や右手の炎症でいつになく疲れた〜〜〜 夕食までのひと時は毛布にくるまって
今宵の宿泊客は9名。ゆったりとスペースを使うことができ、夜には¥500でマメタン?アンカを借りられて、暖かく眠ることができました。(ホカロンも腰に張りました)
10月17日(金) 快晴 見よ!このモルゲンロートを! 右に富士山、雲海から昇る太陽。冷たくて清涼な空気に包まれながら、神々しい瞬間を迎える。
朝日を全身で浴びておりまする。 ちょっと、人間は要らんかったね^^;
後方には南アルプスの白峰三山が連なっている。麗しい
小屋番さんから、「この時期には太陽と月が同時に見られるんですよ。」と聞いたところだったので、振り向いたら本当にあった
薬師岳小屋に戻り、ザックを担いで下山開始が06:24。
間もなく稜線歩きも終わってしまうので、この絶景を・/span>裏に焼き付けて下界へ向かう。
苺平07:41着。 ザックをデポして辻山をピストン。上り10分、下り9分。 この三角点が辻山です。ここから15秒くらい奥へ入ると、南アルプスのパノラマをまた見られました
ずっと歩いてきた鳳凰三山の峰々。
標高2000m前後の杖立峠付近では、まだ少し紅葉が残っている。
夜叉神峠09:47着。ここで南アルプスの景色とは本当にお別れ。
夜叉神峠分岐から、高谷山へピストン。 上り12分、下り10分。 山頂は1ヶ所だけ狭く展・/span>が開けていたが、そこで老夫婦がお弁当を美味しそうに食べていたので、お邪魔しないように直ぐ退散。
夜叉神峠入口には10:45下山。とっとと車に乗り込み、温泉直行
夜叉神峠入口から車で5分程度かなぁ。この温泉は無色透明。ぬるくてなかなか温まれずにふやけてしまった。露天は風情もあり、一人占めだったので、例によって記念撮影はできたが、前回恐山(小滝の湯)の入浴写真が不・/span>にて、皆様のためにあえて掲載は中止しました!あしからず
それにしてもお天気に恵まれたし、面白みのあるいいルートだったなぁ。右手が使えれば、もっと気楽に楽しめたんだけどな。。 それと、寝不足で縦走に入る時には、もう少し歩行時間や距離を考えなくてはいけないね。無理がたたって10年以上ぶりに風邪を引いてしまったよ
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コメント
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雲海から昇る太陽、すごいですねー!!!
これはまちがいなく感動しますね☆
私も見てみたーい!!
しかしnoriさんのバイタリティには参りました。
負傷しながらも山に登っていたとは!尊敬します。
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yamatomoさん、下の廊下は残念でしたね。私もずーっと行きたいと思いつつ、機会を逸しています。来年は行けるといいですね。
引っ越しは大変ですよね。なんかしょっちゅう引っ越ししているように感じるけど。。すっかり荷物整理が上手になったんではないですか
八ヶ岳に南アルプス、いい山ですよねー。ぜひ楽しみましょう
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な、なんと!まだ右手が危ういのに鳳凰三山縦走とは それにしても、 美しく、バラエティに撮れてるね ぐそ?羨ましい限り。yamatomoは、この週に黒部・下の廊下を予定してたけど引越しでおじゃん けど八ヶ岳や南アが近くなったから落ち着いたら いくけん !
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ケンイチくん、私は世界も宇宙も目指しませんよォ〜。日本に拘るわけではないけれど、興味を持った山を一つ一つ味わって登って、お気に入りの山には何度だって登りたいし、季節を変えて登りたい。まだまだ行きたい山はいくらもあって、私の命は日本で果てるよ。それで満足。 あ、でもキリマンジャロ は特別です。
a.sさん、お褒めに預かりありがとう。
身体にムチ打って、ハートを癒しに山へと向かってしまいます。
今年は北岳周辺が特別にキレイな紅葉だったらしいですよ。
どのくらいのペースで山へは行かれるのでしょう?
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鳳凰三山の紅葉は大したことないと思ってたけど、なかなかのもんなんやねー。北岳の雄姿とモルゲンロートは文句なしに素晴らしい。13日に引続き、同じ週の平日に今度は宿泊山行が出来るなんて何の仕事をしている人なんやろー?こちとら47歳で現役バリバリやからそんなに行かれへんわ。noriさんて写真で見る限りべっぴんさんやねー。入浴シーンも追加で掲載してけれへんか!
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いつも携帯からブログを拝見してるが、今回のが一番良く写ってた。なぜかいつも写真が暗くて見辛かったが、今回のは携帯にバッチシ写ってる。ただ、自分はアタマが悪いので、場所の名前が多くて憶え切れなかった。ごめんなさい。でも‥鳳凰三山の山容の素晴らしさ、紅葉の見事さ、樹海の森林の豊かさ、そして山頂から眺める朝陽の神々しさ、生えた鍾乳洞 の神秘さ、そして貴女のイキイキとした表情‥などなど、すべて美しく伝わってました。日本を制覇した暁には、ぜひ世界にチャレンジしてほしい。世界を制覇した暁には、宇宙を目指してほしい。その次は、過去と未来の時間旅行に挑戦し必ずやり遂げてほしいと思います。不可能を可能にするアナタになら出来ます 今回はお疲れ様でした。
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みさちゃん、私は山に行くから元気なんですよ!みさちゃんもきっと、海に潜るから元気キープでしょ?きっと(^^)
私もダイビング 、再開・・・いやまだ始めたうちに入らないけれど、やりたいと思ってるのには変わりないよ。寒くなってきちゃったけれど、ドライスーツ着ても頑張りたい!
みさちゃんは外見、女性らしくて軟な感じだけれど、間違いなく根性はあると思うので、山も登れますよ。
私が潜れるようになってから、今度はみさちゃんを山にご招待しましょう。