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トレラン訓練 第3弾 野反湖〜白砂山
6月19日(金)、夜勤明けで
北丹沢山岳耐久レースに参加することになった最初のキッカケは、キリマンジャロ登山でご一緒した6名のうちの3名がマラソンとトレランを愛好しており、それが半端じゃない人達なんだ。女性1名は富士登山を含め、レースでは常に上位入賞 で招待選手にもなっているらしい。そういえば初めて立ち読みしたトレラン雑誌にも彼女の写真が載っていた カッコイ〜イ もう1人の彼は、今度の北丹沢レースのパンフレットの表紙に写真が載っている そしてもう1人が、私にレースのお誘いをして下さり、今回もトレーニング指導を買って出てくれたAさんだ。学生時代は陸上部 そのAさんは信州在住だが、キリマンで私が温泉好きの話をした時に尻焼温泉を紹介してくれて、その時から興味を持っていたのだった。温泉 &トレーニングの両方にご一緒して頂けることになった。
それにしても環八はいつ走っても渋滞だ 他にいいルートはないものか?通過に2時間かかって、ようやく関越。眠い目をこすりながら、六合[くに村に入ったのが、15時過ぎ。尻焼まではあと少しだが、六合村の道の駅で『黒い湯の華』の温泉が目に入り、珍し〜い ってことで、ちょっと湯 に浸かることにした。最初は貸切状態だったので、しめしめと思い、服を脱いでからカメラの準備をしていたら、お客さんがやって来た。さすがにそれでは撮れません。ただ、お湯そのものも黒々しているのかと思いきや、無色透明。そして小さな小さな黒い湯の華がチラチラ浮いているだけだった。これでは写真 を撮っても写らなかったかも?疲れが癒される気持ちのいいお湯だったよん
16時には目的地の‘尻焼温泉 関晴館別館’に到着。ここから河原の露天風呂までは歩いて5分程度。宿のご主人に教わった通り、水着の上に浴衣を着て、いざ河原へ
すると橋の上から男性3名が入っているのが見える。…女性の姿はない でも、せっかく来たんだし…と降りて行くと、今から服を脱いで入ろうとしている60歳前後の男性が、「女性はあちらがいいですよ。」と指差したのは、木板でぐるっと230度くらい囲まれた川のやや上にある露天風呂。私としては隅っこでいいから広々とした河原の露天に入りたかったんだけれど、裸の男性陣にはやっぱり失礼かと思って言われた通り、そちらに行くことにした。でもそこには「ここは混浴です。水着の着用は禁止。」と書いてある。「えーっ 」裸で入っているところに男の人が来る方がよっぽど嫌だな。しかも狭いから至近距離だし。…でもわざわざこちらに来る人もいないか…と気を取り直し、意を決して脱いでジャポン。「熱ッ 」あわてて飛び出る。太ももまでで終わりでした。諦めて浴衣を着たところへ、オジサンが来た!「ここが脱衣所ですか?」と。「いえいえ、脱衣所はありません。皆さん河原で脱いでいると思いますよ。ここは熱くて入れません 」と教えてあげて、私は関晴館へトボトボ帰った。写真を撮ることもできなかった。仕方なく、旅館のお風呂に入ることにした。
この旅館の露天は、河原に一体化しているように、自然な造りがイイ感じ
貸切状態での〜んびり浸かる。湯量もすごく豊富。じゃんじゃん流れ、溢れ、気持ちい〜い
お風呂から上がると夕食タイム
左のお膳は地元の山菜づくし。胡麻和え、お浸し、炊き物、天ぷら。右のお膳には鮎の塩焼き、こんにゃくのお刺身、ぬか漬け、濃くのある茶色い茶碗蒸し。
ここでしか味わえない、素朴な味に感動。飲めないけれど飲みたくなるような、おいしいおいしい食事だった
お部屋は‘はぎ’という7畳くらいの和室で、広くて清潔感のあるトイレ付。快適だった。
この関晴館別館は、1泊2食付き、個室で¥12750
食後は一眠り。
すると、コンコン!の音で目が覚める。Aさんだった。仕事を終え、1時間前には到着していたらしいが、宿の人から私が既に寝ていると聞いたそうで、ひと風呂浴びてから訪問してくれた。
夕方に入れなかった心残りの河原の露天風呂
Aさんに引率してもらい、再度挑戦!
男女数名、木で囲まれた露天風呂の前に湯上りの様子で座っていたけれど、こちらの河原には誰もいなかった。
湯温がまた丁度いいんだ。ただ、ヌメヌメしてすごく滑るから、こうしてお尻と手も使って、這う?ように移動。
この湯煙りがまた情緒があるの。こんな塊のような白い湯気ではなく、粒子の細かい蒸気が風に流されながら漂っているのよ。
男の人は裸にタオルだけだから、一層気持ちいいだろうな。
お湯が地面から湧き出している場所が所々あるのだけれど、そこは「熱ッ!」って感じ。それでも50℃ちょっとらしいので、火傷はしない。
場所を移動すると、熱めのところや温めのところがあるし、浅いところ、少々深めのところとあり、色々移動しながら楽しんだ。
夜空に星は見えなかったけれど、こういう天然温泉は本当に素晴らしいと思う。
広くはないけれど、無料駐車場があるし、トイレもあるので、今度は登山前後に得意の車中泊をここでしたいと思う。
関晴館別館の内湯。
夜22時になると、男女の浴場が入れ替わる。
どちらもそれぞれにいいお風呂だ。
朝食前のひと風呂。
こちらの露天は河原より少し高い位置にあり、広くて気持ちい〜い。
朝ご飯も美味しかったなー。そもそもご飯がおいしい。それに、ここの蕗味噌は、全然ベタつき感がなくて、それでいてコクがあって抜群でした。
尻焼温泉から車を走らせ、20分程度だったかな?
野反湖々畔へ到着。レンゲツツジが見頃を迎えていた。
いよいよトレラントレーニング開始だ
Aさん「じゃあ、まずは軽く走り
「えーっ 登りは歩くんじゃなかったの?」と思ったけれど、口には出さず「ハイ」と素直に返事をして、でも走れないから、必死に大股で歩いてついて行く。
見よ この太いふくらはぎを
これで最後まで付いて行けるだろうか。…不安になる
ゼェーゼェー ハァーハァー 言いながらも、なんとか八間山に到着。
雲海に青空 いいお天気になってきた。
バイケイソウ、シラネアオイ、イワカガミ、黄色いスミレ系の花。まだまだ他にも沢山小さくて可愛い高山植物が咲き乱れていた。
最初は今日は「トレランなんだから 」と、足を停めずに我慢していたけれど、やっぱりせっかく来たのにこの花達を撮らないわけにはいかない。ここも山登りの人間と、トレランの人と違うところなんだろうなー。
Aさんがどんどん離れて行ってしまうので、急いで写した写真はイマイチだけれど、やっぱり撮って良かった
白砂山山頂2051m 本日の最高峰に到着。
山頂は登山客で賑わっていた。撮ってもらったオジサンの指もバッチリ写ってまーす
野反湖湖畔に降りてきた。
途中、Aさんは休憩地点にカメラを置き忘れたことに気が付き、1人で登り返したため、私よりも長い距離を走り、休憩もそこそこに…それでもまだ走ってる
レンゲツツジと白樺、そして湖に山々。
疲れもたまったことだし、こんないい風景の中は、やっぱり歩きた〜い
ってことで、私はすっかり歩きモードになってしまう。Aさんも合わせてくれた
写真だと暗めだけれど、実際にはもっと明るくて、霧と光が湖面にきらめいて、とてもキレイだった。
高原という雰囲気でしょ。
涼しくて空気が澄んでいて、肺の隅々まできれいになった感じがする
このトレイルの最後は登り。Aさん「最後だから走りましょうか。」って言ってまた軽々と登って行ってしまう。
私は冗談じゃないよ 最後だから、登りだからもう走れない 黙ってマイペースに歩いて登って今日のトレーニング終了となった
やれやれ、無事に戻って来られた。良かった
トレーニングを終えて、Aさんから、「大丈夫、丹沢で渋滞に巻き込まれなければ完走できますよ 」のお言葉をいただきちょっと嬉しくなったけれど、私は登りでは絶対に走れないってことだけはわかった。そして下りはそこそこ行けそうだ。山登りの世界では私は登りに強く、下りに弱い方なんだけれど、どうやらトレランの世界だと逆になるようだ。
今回は河原の温泉、そして野反湖を主体としたトレラントレーニングにお付き合いいただき、Aさんには感謝です。
残り少ない日数も訓練に励み、レース完走という結果でお礼を言いたいと思います。頑張るぞ
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コメント
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ケンチャンのモチベーションの上げ方 って迫力あるね
Aさんはベテランさんだから、私達みたいな初心者が対等に考える方がおかしいのよ。私だって、1日で走れるようになるのなら苦労しないよぉ〜
ただ、丹沢のレースに関してAさんから教わったことは、最初のロードの上りでなるべく前につけていないと、登山道に入ってからは道が細いので抜くことができないので、渋滞になってしまうんだって。多少無理をしても、最初の数100mはガンバレ だってよ。あとは、第2関門の時間を意識して、もしギリギリで間に合いそうだったら、給水ポイントを通り過ぎて先に関門突破をしてから、少し給水ポイントまで戻った方がいいって。キッチリ時間でストップされてしまうらしい。突破さえすれば戻るのは有りだって。こんなことは、経験者に聞かないとわからないよね。私も燃え尽きる気持ちで頑張るよ
ひげじい、私は山は歩くものだと思っているよ。今もそれは変わらない。ただ、レースに参戦する以上は全力で取り組んでいるんだ 私も一応体育会系出身だから、試合に出るなら訓練しなくちゃ。
トレランはスポーツ的要素が強くて、私の山登りは自然を全身全霊で楽しみ、同化するもの。本質的に異なるのよね。
トレランでは優勝を狙うわけでもなし、年齢は関係無いと思う。ただ、せっかく山に登るならじっくり味わいたいねぇ。こんな風にレースに出るっていう目標を持つと、人間て頑張れるもんだなーというのは実感。トレランに限らず、何かに挑戦するのは刺激的で時にはいいんじゃない
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キリマンジャロはかなりの日数と差し出すものがいる。それにチャレンジした人達はいずれも、只者ではなかったようだね。
Aさんの鍛えあげた脚は、登りでも楽に走って 登れそうな筋肉をしているものね。お・/span>婆のNORIちゃんでもあそこまで鍛えあげるには5、6年はかかるだろうね。その時はよい歳になっているだろうから、途中で花々 を撮ったように、今後も楽しめる登山を心がけるべきだと思うよ。
河原沿いの露天風呂 最高に気持ちよさそう
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《ケンのトレ・トレ日記》ギャグ漫画のようなトレラン訓練・第二弾と、専門教科書のような第三弾とはエライ違いだな 登りで走るのなんて無理だ!‥嗚呼、絶・/span>(-o-;) とにかく、落ち込んだモチベーションを上げなければ 。TSUTAYAへ走った自分は『ロッキー』『燃えよドラゴン』『太陽にほえろ・テキサス編』『風の谷のナウシカ』のDVDを借りたことは言うまでもない ‥ナウシカはともかく最初の三作は燃える男のバイブルだっ よーし、モチベーションは最高潮! 走ってくるか ‥タッタッタッ‥公園を三周でヘバった (>_<) ‥オレの根性ナシ!(-_-#) 子ブタ の貯金箱をカチ割り、全財産を握ったまま本屋へダッシュ 『あしたのジョー』全巻を購入したことは言うまでもない 。これぞ燃える男のバイブルだ お釣りが来たので、それでプレイボーイを買ったことも‥もちろん言うまでもない!(*^_^*) 完走は自分には到底無理だが、チャンピオンのホセ・メンドーサの待つリングへと向かった“矢吹丈”の燃える闘魂が、自分に乗り移ったことは‥言うまでもない 当日は、ジョーのように真っ白に燃え尽きるまで、全力で闘ってやるぅ 《おしまい》
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ハハハ イケてないですか。失礼しました 元が元ですから
実は本番は、CW-Xのワンピースを用意してあります なんで知ってるのー
これは格好・/span>々ではなく、下見で写真の半パンを履いたら暑くて辛かった 人がいなかったから、手でたくし上げたら涼しくて快適だったので、これはスカートだと確信したわけです。 ただ今回の山は地域といい、標高といい、寒い可能性もあったので、アレにしました。正解だったと思います 自分的には気に入っているんだけどダメかなぁ?ダメでも着ちゃうけどね(^.^)b
それから普段温泉 は、当然汗を流してから入りますよ 。マナーですから。いくらズボラな私だって…ブツブツ
まあ一度尻焼温泉に行ってみて下さいな。そして女性の気持ちになればわかりますよ 勿論、桶もないけれど、それ以前の問題ですから。
野反湖周辺は本当に気持ち良い、景色の良いところでした。それぞれにある売店にもありきたりではない個性、味があって、親族でやっているのかなー?という温かみがありました。今度は湖畔の反対側の山にでも登ってみたいと思っています。ゆっくりとね
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肩の筋肉の盛り上がった入浴シーン、素敵でしたよ。浴槽に入る前には体を流してから入ってくださいね。そうすれば熱い湯にいきなりということもないですから。でも露天風呂だと湯桶が無かったのかも‥‥。
鮎の塩焼きと山菜の天ぷらで一杯やりたいよー
レンゲツツジの咲く高原でのトレーニングは気持ち良さそうですね。Aさんの鍛えられた体はトレランの人そのものという感じがしました。noriちゃんの半ズボンスタイルちょっとイケてないですよ。CWXのミニスカが良かったのに。格好の問題じゃないですかね。
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久しぶりにブログを見たら、叔母さんが入院して退院したそうですね。ブログの中であった、施設で食事に際に誤嚥性肺炎に気をつけて途中で止めたという記述がありました。御燕性肺炎は、母が植物状態になる際のきっかけですので気をつけてあげてください。
叔母さんをお見舞いに行きたいのですが、状態はどうでしょう?
noriさんが勤務空けの時でないと難しいでしょうね。できれば土日でご都合を教えて下さい。それと、お見舞いは何が良いのでしょうか?
よろしく