| ホーム |
平標山〜谷川岳ロングトレイル 7月15日(水)
平標山から谷川岳への縦走をしたいと思ってから、早5年以上経っている。長い距離【平標山登山口から土合駅までの昭文社地図のコースタイムで13時間】を一気に歩くため、季節は陽が長い時期が賢明。長い稜線歩きの上に、標高が低いため、真夏は直射日光と暑さで消耗が激しく、その分、水も沢山持たなければならない。天候にも左右される。もちろん営業小屋はないし、エスケープするにも何処へ降りても長い。そんなことからなかなかタイミングがつかめなかった。今回は勤務条件が上手くハマり、あとはお天気の問題。群馬は晴れそうだが、新潟や長野北部は降水確率60%。晴れに向かって歩くと思えばいいか…と思っていたが、当日梅雨明け宣言となったことを行きの運・/span>中に友達からの
7月14日(火)夜勤明け、土合駅に向けて車を走らせる いつも渋滞の環八だが、1時間・/span>りで抜けることができ、練馬ICから関越に乗る。土合駅に車をデポして、17:52発の上越線 で越後湯沢駅へ移動し宿泊予定だったが、赤城高原SAで1本前の13:50発に間に合いそうなことに気付き、飛ばして無事13:30に到着。駅前は未舗装の無料駐車場になっている。登山靴に履き替え、ザックの中身を再確認し、明日の長い縦走に備え極力荷物を控える。
土合駅は通称‘日本一のモグラ駅’と呼ばれており、486段の階段を降りたところにホームがある。券売機はなし。下りで良かった
涼しくて気持ちい〜い
越後湯沢駅に14:15着。
駅前の‘新ゆざわ荘’を素泊まりで予約しているが、チェックインは15時から。
駅にあるお酒入り温泉 に入ることにする。\800でバスタオルとハンドタオルの貸出付だったが、狭くて、圧迫感があったし、お酒の香りもわからずイマイチだった。
温泉を出てから、同じく駅構内にある食堂で、魚沼産コシヒカリ100%米のもち豚丼定食を食す。お肉が柔らかくてジューシーで美味しかった〜
16時に宿にチェックイン。まずは爆睡 19時に目が覚め、コンビニへ出掛け、明日の朝食・行動食・飲み物を買い込み宿へ戻り、ゆったりと温泉へ 露天風呂もあり、チェックアウトまで何時でも入れるというのが魅力。なんとなーく今日の宿泊客って私だけ 22時には就寝
7月15日(水)3時起床
朝から温泉に入り、支度を整える。
4時にアサヒタクシーを予約している。ネット検索で、小型車を保有していて1番安いようなので選んだが、平標山登山口まで¥6700 深夜割増だから仕方ないか 20分で着いた。
スパッツを付けて、準備を整え04:35に登山口を出発
まずは樹林帯。
歩き易く、登りやすい。ただ、気温がすでにかなり上がっており、30分も登ると汗が噴き出す。
松手山へ05:38到着。出足好調。
朝の日差しが気持ち良い
半袖で登り始めたが、風が強く、汗が冷えるため、これからの稜線歩きに備え、ここで下に長袖を1枚追加した。
先に見えるは、平標山。たおやかな山容である。笹に覆われたトレイルが始まる。
多種多様な花々が咲き、平標から仙ノ倉までは、この白い花が斜面を覆っている。
平標山06:41着。ここに来るのは2回目。
山頂眼下には、土樽から続く平標新道からのルート上に池塘が見える。これも長いルートだ。
仙ノ倉山07:32/07:35
ここまでにやっぱりくるぶしが痛くて、6回も手当をし直したが、結局はバンドエイドだけが一番マシだとわかった。ヤレヤレ
仙ノ倉までは登山者が多いが、ここから先は途端に少なくなる。
登山路は草が茂って足元が見えにくい。
これから歩く縦走路の稜線がなめらかに続いている。なんかワクワクする
エビス避難小屋。
本当の意味で、避難のために使う小屋であって、計画的に利用する気にはとてもなれない小屋だ。
これが小屋の中。ただ板が敷いてあるだけだし、窓もないのでとにかく暑い
雨や風を避けるには有効だと思う。
ここから先もずーっと登山路に沿うように、ニッコウキスゲが咲いている。まだ蕾も多く、1週間後位が一番の身頃かな。
エビス大黒ノ頭へ向かう道のり。三脚を立て、猛ダッシュ
鳥も色々な種類がいたなー。
エビス大黒ノ頭08:22/08:36
看板の文字が消えちゃってる。前を見ても、後ろを見ても誰〜れもいない。
こんな景色を独り占め。
足元に♀のクワガタが歩いていた。
歩いてきた縦走路を振り返る。
2つ目の避難小屋が写っている。エビス避難小屋よりは大きかったが、造りは同じ。
やっぱりニッコウキスゲ
後方一番左ピークが、これから向かう万太郎山。
万太郎まであとちょっと。
お天気 なのはとーっても嬉しいんだけれど、暑い 標高が1600〜2000mまでを登ったり下りたりだし、風は南風?湿度も高く、この前の丹沢よりもずーーーっと暑い 木陰で休みたいけれど、日陰が全然ない
万太郎山10:14/10:30
暑い分、喉が渇く。
職場からもらったゼリー、重いから置いてこようかと思ったけれど、持参して正解。こういうのが美味しい
この山頂から携帯 は使えるのか調査せよ。との依頼を受けていたので、360度ウロウロするが、完全に圏外だった。FOMAは山で弱い。 movaは最強だったのに
平標山〜谷川岳肩ノ小屋までの間に避難小屋は4つあったが、この4つ目の‘オジカ沢ノ頭’が一番大きいものだった。
ルート上、年配のご夫婦1組とだけ行き違ったが、そのご夫婦は昨夜大障子避難小屋に泊まったとのこと。
14時過ぎにはガスで何も見えなくなり、夜間は強風と叩きつける雨で不安な夜を過ごしたようだ。この材質では雨音も一層響いたことだろう。
オジカ沢ノ頭11:50/12:02
アップダウンがあるにしても、景色そのものはあまり変化がないので、もうボチボチ飽きてきたので、ちょうど良かった
来た道をまた振り返る。
平標山は一体どこへ行ってしまったのか?
よく歩いてきたもんだ。いつも思うが、人間の足ってすごいよね〜
ウスユキソウ、Yさんの好きなゴゼンタチバナ、コバイケイソウの群落。
トマノ耳 12:49/13:03
肩ノ小屋に着くと、それまでたった一人の山歩きだったのが、いきなり数十人がワイワイと賑わっている。
あまりのギャップに少々ゲンナリし、山頂でこの写真だけ撮って、西黒尾根側へと降りてから休憩。
あとは下るのみ。とはいっても、下りでくるぶしが痛いので、計画を変更して天神尾根からロープウエイで下山してしまおうか?とも考えた…が…う
西黒尾根からトマノ耳、オキノ耳を振り返る。
yamatomoさんと春に訪れた雪景色とは全く別物だよね
今日1日で1番辛かったのが、この西黒尾根。
このルートは上りなら楽しそうだけれど、下りで使うルートではない。というのが私の意見。
既に足の疲労もたまっているのに、スラブ調の岩は止めて欲しい
これ、マチガ沢
去年の6月に志水哲也さんのガイドプランで登らせてもらったんだ。懐かしいなぁ。
土合駅に帰ってきました!15:32着。
疲れた〜〜
こんな時、やたらRAV4が愛しく思えるんだ
直ぐに登山靴を脱ぎ、クロックスもどきに履き替え足を解放。あー楽チン。
‘湯の陣’で温泉 に入り、長丁場で酷使した足をマッサージ。
〆はお蕎麦。
硬めの蕎麦は好きだけれど、あまりにも太くて食べ応えがあり、半分食べるのがやっとだった。
朝4時半から15時半まで、休憩を入れて11時間。コースタイムよりは早く済んだけれど、直射日光と気温、湿度の高さに消耗してしまった
雨、風、ガスの1日だったら、これは相当辛いコースだと思う。そういう意味ではとても恵まれていた。山の神様に感謝
コースと同様に長〜い記録になってしまった。同じルートを歩く方の参考に少しでもなればと思う。
体力、気力、装備を持ってこそのロングトレイルでした
<<琵琶湖〜八淵ノ滝 | ホーム | 北丹沢12時間山岳耐久レース いよいよ本番!!>>
コメント
URL:
花、景色堪能させてもらいました。
昨年8月平標〜万太郎行きましたが、これほど花はなかったなあ!
それから今年は雪がすくないようです。
それから携帯通信情報も貴重な情報ですね。やはりアマチュア無線もまだまだ必要のようです。そうそう今週甲斐駒に行った会のメンバが携帯メールOKでした。
URL:
新倉くん、イラスト止めちゃってるの?もったいないね。
・・・ということは、今は何に夢中?
たまには医務室のお兄さんとアウトドアもいいかもよー
noriさん、励ましありがとうございます!
イラストは今とりあえず止めています。葉山は、まあ相変わらず…。ぼちぼちやっていきます。
URL:
おーっ!久し振り 嬉しいな
相変わらず葉山もイラストも忙しいの?
でも、じめじめはアカンよ せっかく葉山なんて素敵な所に居るんだから、夏をエンジョイしなくちゃ 全てこれからだよ
noriさん、おひさしぶりです。
葉山でご一緒だった新倉です。
相変わらず、お元気そうで!
梅雨も明けたというのに、僕はじめじめしてます…
URL:
塔さん、平標・仙ノ倉、止めちゃったんだ。でも、天気が悪ければ止めて正解ですよね。松手山からは完全に吹きさらしの稜線歩きになってしまうし、景色も見えなければ辛いだけだものね。
山は山のご機嫌がいい時に登らせてもらわなくっちゃ
帰りは上里SAで仮眠をとりました。でも、エンジンを切ると暑くてそうそう寝てはいられませんでした でも、高速の割引を利用するために、時間をつぶしたかったので
塔では熱中症にご用心。花立のカキ氷が最後の頑張りをくれますよね
ひげじい、このルートはお薦めではないよ。行くなら、塔さんの選択した平標〜仙ノ倉までがいいよ。避難小屋にも色々なタイプがあるけれど、ここは計画的に利用すべきではないと思う。テントは禁止なので、行くなら一気がベターなんだろうな。水場が1ヶ所途中に看板が出ていたけれど、私は足りそうだったから降りて見に行かなかったんだ。でも、必ず出ているのかな?確実じゃないものは頼りにしない方がいいもんね。
志水ガイドは、‘山と渓谷’のガイドプランでメンバー募集をしているので、去年の2月に白神山地へ行きたくて、初めて参加させてもらったの。誰でも申し込めるのよ。ただし、1度行って感じたのは、常連のお客さん達は皆さんレベルが高い 体力も技術もね。だから私は大変でした。志水ガイドは登山家として素晴らしいと思う。土日プランが通例なので、なかなか参加できないけれど、自分では行かれないルート、彼ならではの企画というのにまた参加したいと思ってるんだ。
URL:
変化に富んだ縦走だね。地糖あるなだらかな景色や幽玄な山の表情も好きだな。この時期、色んな高山植物達 が目 を楽しませてくれているんだね。バックのひまわりも夏そのものでいいんじゃない。避難小屋、う〜んちょっと泊まる気にはならないな。谷川岳、確かに春の雪があった時とはちょっと雰囲気が違うかな。熊はでなかったの 志水哲也さんって写真家の?近々BS放送の白神山地を題材にした番組で登場するよね。いろんな人と面識があるんだね。
URL:
俺も今日明日で平標と仙ノ倉へ行く予定だったんだよ。予報が悪いんで中止にしちゃったけど。
平標から谷川岳まで縦走するなんてよくやるよ。とてもじゃないけど無理だな。痛々しい足でよく頑張れるね 土合山の家には泊らずそのまま運・/span>して帰られたんですか? それも俺には無理だよ、眠くなって事故る。
明日はまたカキ氷を食べに行ってきます。
コメントの投稿
トラックバック
| ホーム |
URL:
tabetai1からニッコウキスゲがキレイだったと聞いていたので期待して行ったんだけれど、本当だったよ ただ、あと1週間くらい遅い方が尚良かったんだと思うけれど。
しかし、あまり変化のない景色と植生、そして直射日光を浴び続けるのはかなりキツイ。距離とかアップダウン以前の問題だなぁ。
花は種類はあったけれど、印象に残っているのはひたすら道案内のように咲いていたニッコウキスゲオンリーですね