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白馬三山〜栂海新道 8月21日〜24日 その?
今年はスゴイ
今回の栂海新道もその一つ。去年は秋 に計画していたけれど、北アルプス下山時の右手首骨折でダメになったのだった。白馬も毎年台風 で流れてきた。
職場に避難小屋装備のザックを担いで出勤。「今度はどこ?」と、春に入職したばかりの職場だけれど、すっかり私の山好きは浸透している 同じくらい仕事も熱心じゃないと怒られちゃうかな
8月20日(木)夜勤明けで八王子へ。あずさ13号で松本まで。大糸線に乗換え、信濃大町。さらに乗換えで白馬駅に着いたのが15時43分。よく寝た 大糸線 の南小谷行き、ドア横の2人用席、私の向かいに座っていたおばさんが、先に降りる際私のザックをポン!と叩いて、「気を付けていってらっしゃい 」と温かい声を掛けて下さった。なんかすご〜く嬉しかった
入山は猿倉からなので、早朝出発できるように猿倉山荘に泊まろうかと思って予約の電話を入れたところ、お風呂がないこと、2食付きで\9000であることを知った。あちらが「天候が不安定なので予約は前日にしてください。」と若干冷たい声で言うのでコレ幸いと、他をネット検索。そして‘ペンション クヌルプ’を発見。24時間入浴OK。猿倉行きのバス停、そして温泉 近し。料金は\8000弱。白馬駅までの送迎付き。 部屋はツインで羽毛布団。お風呂も気持ち良かったし、夕食はコース料理で贅沢した気分
‘クヌルプ’から徒歩約5分のところにあるのは‘小日向の湯’ 露天オンリーのいかにも天然の温泉だ
虫よけネットが張ってある。そうだよね〜、鷹ノ巣の露天
ちょっと熱めのいいお湯だった。
8月21日(金)、‘小日向の湯’バス停を06:10。猿倉には06:17着。登山届を出して、06:29に猿倉出発
‘クヌルプ’さんでは夜のうちに会計を済ませ、朝食分をお弁当 にしてもらった。
朝風呂ももちろん入らせてもらい快適
ご主人が、「猿倉からはほとんどの人が大雪渓ルートから白馬に登るので、くれぐれもその人達につられないように、左にある標識を見落とさないように。」と教えて下さったので、ちゃんと登山口がわかりました。
アジサイに迎えられ、歩き易い登山道。
登山客だけでなく、秘湯目当て(鑓温泉)の方も居るのだろう。
しかし、なるほどほとんどの登山者は大雪渓ルートのようだ。
私の計画は、白馬三山(標高約3000m)から、海抜0mの親不知日本海まで降りるのが第一の目的で、さらに以前から別計画で考えていた‘鑓温泉’もセットにすると、ちょうどいい縦走ルートになり、行程的にもバッチリなのだ。大雪渓ルートは蓮華温泉とセットでいつか行きたいなぁ。
背の高い樹林帯を抜けると、だんだんと展・/span>が開ける。
小雨がたま〜に降ってくるお天気
山の上の方は雲の中。
でもまずまず視界はきいている方だ
明日の稜線歩きでは、どうしても晴れて 欲しいので、今日のうちに降ってちょーだいと願う。
‘小日向のコル’08:13着。
雨が降るとザックにカバーをかけるので、三脚を出すのが面倒になる。
でも、記念だからね
この辺りから、下山者に出会うようになる。
雪渓の白と、草木の緑のコントラストが美しい
北アルプスのムードが出てきたぞ♪
‘白馬鑓温泉’のホームページで見た、杓子沢の雪渓だ。雪渓の左上辺りに橋が架かっているので、右から雪渓に入ってあそこを渡るのだ。 こんな冷たいところにカエルくん。滑らないから流石だ
橋までの5メートルほどの雪渓が硬くて、全然蹴り込めない。4本爪でいいからアイゼンが欲しかった。
冷や汗をかきつつなんとか渡り、上から 。
しかし、橋を渡った先に道無し どういうこと ガレ場を崩しながら必死でルートを探し、「あったー!」赤マーク ん あっ
やだ〜っ
ホームページであの橋を渡る、という先入観があったから、今の時期だとこちらにルートが変わっていることに気付かなかったのだ。大失敗 滑落しなくて良かったということにしておこう
今度は3m程度の雪渓を渡ってこの橋。
今の時期って、もっと雪の表面がサクサクしているのかと思った。ガチガチだよ。
クルマユリ。この花がこれほど群落しているのは初めて見た。華やかで見事だった。
やって来ました!白馬鑓温泉。09:58着。
勢いよく流れているのは温泉。湯気が湧き立っている。 早速濡れた雨具を脱ぎ捨て、ドボン サイコー 適温だ 硫黄の香りが身体にもタオルにもしっかり沁みついた。(入浴料\300)
ちなみに男性用は、登山道から裸が見えていました
夜19:30〜20:30は男女入れ替えの表示あり。
まだここから3時間20分は歩くので、また濡れた服を仕方なく着たけれど、身体がスッキリ温まったせいか、さほど気持ち悪くはなかった 鑓温泉10:35出発。
眼下に鑓温泉。この先は雪渓を渡るところはない ただし、ちょっといやらしい鎖場、岩場あり。
白馬は花の山と聞いてはいたけれど、8月も下旬になってこれだけ多種多様の花達に出会えるとは思いがけなかった。
下山してくる人達数名から、「稜線はスゴイ風ですよ。」と言われ、中にはあきらめて降りてきた、という人もいた。
稜線に強い風が吹くとどうなるかは幾度となく体験している。…どの程度なのか不安な気持ちを抱いたまま稜線へ。
なるほど確かにかなりの強風ではあるが、ゆっくりでも立ち止まらずに歩けるレベルの風なので一安心。あと20分で天狗山荘だ。
稜線に咲く花は、同じ種類であっても低くて小さい。
この天気なら、きっと遭えると思っていました、雷鳥さん。それにしても登山道の中央。ちょっと避けてもらわないと…
天狗山荘 13:00到着。
開設50周年の記念で、日本手ぬぐいを頂きました
乾燥室はストーブがガンガン焚いてあり、雨具はもちろん、全部すっかり乾きました。助かる〜。
夕食は一人用鍋付き(水炊き)で、大満足
部屋は2段式フロア?になっており、私は一番奥の下段、8人用に1人利用でした。
ホカロン持参で大正解。広いところに1人だから・/span>計に寒い。小屋自体は食堂を2回・/span>する盛況ぶり。多くの人が、白馬三山を越えての宿泊で、明日は鑓温泉に降りるグループと、不帰キレット方面に向かうグループだった。
小屋番さんは率先して働き、若い人へきちんと温かく教育している姿が印象的だった。
今回の縦走は盛り沢山なので、区切って公開しちゃいます
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コメント
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お母さんも元気になられたようで、山の風景も一段と清々しく見えることでしょうね。
それにしても高山植物というのは“可憐”という言葉がぴったりだなぁと、あらためて感じました。
山の温泉!いいねぇ。ぜひ行ってみたいけど、辿り着けるかなぁ?
私は先週、壱岐から唐津、嬉野温泉と、山とは無縁の所を5泊して、露天風呂でブヨに刺されて帰って来ました。
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天候は今いちのようでしたが、さすがは白馬。見どころいっぱいですね。ミヤマオダマキやクルマユリ を始めとする数々の高山植物たちもいいなぁ。雪渓 を歩いたり登山の途中で温泉 に入れるなんて、何て贅沢。うっらやましい。雷鳥にも出会えてラッキーでしたね。山小屋もゆったり泊まれてね
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栂海新道を行くならば、白馬越えを決めていました。鎗温泉コースは結構大変ですよね。大雪渓直登の方が登り好きには楽だと思います
けれど景色、花、温泉、変化のあるコースという点で、やはりこちらで良かったと思っています ガスに霞む花畑も写真以上に美しかったですよ 翌日のお天気は…快晴とまではいきませんでしたが、まずまずの でしたよ。
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ついに栂海新道に挑戦しましたか。そしてその前に白馬三山を越えたんですね。蓮華温泉から入るのかと思っていました。
この時期でも花の種類が豊富ですね。晴れていたらもっときれいに写るんだろーなー。
私は逆コースを下ったことがありますが、鑓温泉から小日向のコルまでのアップダウンが堪えた記憶があります。山腹のトラバース道で標高差はほとんどないのだけれどうんざりしました。
翌日は快晴だったのでは‥‥。
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あるぷすさん、かいじさん、山行途中の温泉 って本当に気持ちいいですよ。できればこの山小屋に宿泊したかったのだけれど、休暇の日数上、立ち寄りだけになってしまいました。できれば星空を眺めながら、あんな温泉に入れたらいいなぁ〜。山の温泉といえば、八ヶ岳の本沢温泉、北アルプスの湯俣温泉に年内に行けたらいいな と思っています。
このどちらも、かいじさんも行けると思いますよ もちろん歩いて行かなきゃならないけれど、ピクニック気分で行けると思うな?
雷鳥は、本当に天候不良時に現れてくれますね。今回も雨、そしてかなりの強風だったのに、何故わざわざ出て来るんだろう 決して臆病じゃないのに。