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白馬三山〜栂海新道 その?
8月22日(土) 天狗山荘を05:14出発。 今日は稜線歩きで、展・/span>も花も見ごたえがあるはずだから、ゆっくり山歩きが楽しめるように小屋の朝食(5時半から)はパスして、夜のうちにお弁当をもらった。そのお弁当の半分を出発前に小屋で食べ、残り半分を昼食に充てるのだ。
まずは天狗山荘から稜線に上がり、昨日来た道を少し引き返すと、最初の白馬三山のうちの一つ、鑓ヶ岳が目の前に白く待ち構えている。
昨日はガスで全然見えなかったなー。
今年は映画でも話題になった‘剣岳’も遠・/span>できる。
足元をパチリ
遠くから見ると山が白く見えるのは、山全体がこんな石で覆われているからだ。小粒でサクサク歩きやすい。
快晴ならばモルゲンロートが美しいだろうに、厚い雲に覆われて、太陽光線が少し差し込むのみ。
でも、こんな雲海もまた、非日常でごちそうだ。
稜線を振り返ると、天狗山荘が左手に黒く小さく見える。その奥には唐松、五竜岳。右奥が剣。
前方にはこれから歩く、杓子岳〜離山〜中央に尖った白馬岳と続く。美しい稜線だ。
鑓ヶ岳 05:55着。
珍しく自分撮りをしなかったのは、もの凄い風 で三脚やカメラが飛ばされてしまうため。
写真だと静かに見えるけれど、この時は息をするのも苦しいくらい。飛ばされないように、姿勢を低くして踏ん張り立ち止まること数回。重いザックが心強い味方
一瞬の風が収まる時を待って、シャッターを切る。
高山の花は可憐でたくましい。
視界が利く時は、ルートがはっきり見えるから有難い。
白馬三山2つ目の杓子岳。
トラバースルートと山頂を踏むルートがある。
もちろん山頂へと進む
杓子岳山頂。06:43着。
三脚を低くし、石で固定して撮影 風で身体が冷やされるので、ゆっくりはしていられない。
背の低いトリカブトの群落
白馬というと、あの尖った山容と直下の白馬山荘が有名。
さすが1200人収容の大きな山小屋だ。
強風の中の稜線歩きで、すっかり身体が冷えてしまったので、白馬山荘で
それにしてもこの白馬山荘。山小屋とは思えないカッコ良さ。品揃えも多いし、何より店員さんがオシャレ。
スキー場のロッジ風かな。私は場違いで、ちょっと居心地が悪い 07:58/08:25
白馬岳山頂 08:38/08:41
山頂をたまたま独占。グッドタイミングだった。団体さんの・/span>ロ・/span>ロとすれ違ったばかり。
耳が冷たいので、雨具のフードが助かる。毛糸の帽子を持参すれば良かったな
白馬の花は、広く群生しているので、一輪のアップよりも、‘風景の中の花’がらしいと思う。
白馬大池と雪倉岳への分岐。08:51通過。
私は雪倉岳方面へ行くが、それまで前後に居た人は皆さん大池方面へ向かった。
途端に人が視界に入らなくなる。
ミヤママツムシソウと長池。
ミヤママツムシソウはこの先遠く、犬ヶ岳まで楽しませてくれる。
あーお腹空いた
山小屋でもらったお弁当の残り半分を完食
風が避けられる場所で、日差しが照りつけると、今度は暑いくらいだ。
花の大きさがわかるように、人差し指を一緒に写した。
親指じゃないから
風は弱まり、長袖がちょうどいい気温で清々しい。
これから行く雪倉岳方面をバックに。
雪倉岳避難小屋 10:28/10:34
コンパクトだが、中はキレイで利用するにはgood
ただし、『緊急時以外は使用しないこと』の表示あり。
小屋周辺も花畑
雪倉岳山頂 11:04/11:13
展・/span>良し
白馬大池との分岐から分かれて、初めて前方を行く人が視界に入る。
ここから朝日岳分岐までは、団体さんを含む4パーティが連なっており、写真を足早に撮りつつ追い越す。するとまた静かな山歩きだ。
朝日岳。
山頂を踏んで朝日平に降りるコースと、水平道という名称のトラバースコースがある。
数名のHPでは、水平道はアップダウンが多くて、山頂コースよりもキツイとあった。ただし花を見るなら水平道だとも書かれていた。
明日は朝日岳ピークを通過するルートなので、今日は水平道を選ぶ。
分岐から樹林帯を抜けると直ぐに木道が現れる。広々して気持ちい〜い。
池塘が点在。それを囲むように花々が咲いている。
ただし、情報の通りアップダウン多し。
ほら、こんな感じのアップダウン。どう見ても、歩いても、水平ではない水平道だ。
でも、樹林帯と池塘が繰り返され変化に富み、花や植生が豊かだから、やはりこちらのルートを選んで良かった
もう水平道も終わり。
時間は予定より大分早いので、水を汲み、ゆっくり休憩。
水場から回り込むと、直ぐに三角屋根の朝日小屋が目に飛び込んで来た。なんかメルヘンチック。
朝日小屋 13:53到着。
宿泊簿に記名してから、シソジュースを購入。美味しかった〜。
左が朝日小屋、右が白馬管理センター。間にテン場。
時間が早いので、荷物を置いて小屋周辺と、イブリ尾根方面を散策
カメラをズームアップ
イブリ尾根。キレイなルートだなぁ。ぜひこのコースからも朝日岳へ登ってみたい。
とうとうガスってしまい、近くの朝日岳の姿さえ見えない。
朝日小屋の夕食。盛り沢山で食べきれなかった。お手製なのが素晴らしい
朝日小屋は水が豊かなようで、トイレは水洗。蛇口を捻れば飲料用の水が出る。
これって、山ではすごく贅沢なことなんだ。
お部屋は206号室。8人用の部屋を、3名1組、2名1組、単独の娘さん、そして私の7名で使用。パーティで来ている方々は花に詳しいようで、‘ミヤマアケボノソウ’と‘アケボノソウ‘の違いや、‘飯豊リンドウ’と‘ミヤマリンドウ’の違いなど、具体的に説明してくださった。…が、やっぱり似た花の区別は難しい 翌日は皆さん4時前後から支度に入るらしいので、早々に就寝
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コメント
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稜線上の強風は怖い。飛ばされなくてよかったね。 ザック重そう、何Kくらいあったの? よく早く歩けるよなー
白馬山荘のレストラン、おでんと生が最高に美味かった 朝日小屋の食事はいいね。ああいうの好みですよ。行ってみたい。
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追伸:民主党が圧勝しましたね。
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杓子岳→白馬岳の稜線は特に素晴らしいですね 。一度行った見たくなりますね。その稜線では風が強かった ようで夏でも山は侮れないな。雲 も秋の気配だね。高山植物たちも目を楽しもせてくれますね。 小指と比較した小さな花。あんなに小さな花初めて見ました。朝日小屋は山小屋じゃないみたいに水が豊富な上、夕食の豪勢なこと。おいしそう。
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あるぷすさん、白馬三山はお薦めです。花良し、温泉良し、山小屋良しですから、栂海新道まで足を伸ばさなければ、山小屋装備で行けるので快適に楽しめると思います。天狗山荘の夕食も写真に撮れば良かったですが、水炊きまで付いて美味しかったです。ただ、白馬の山小屋は2食付きで¥9000ですから、他の地域の山小屋より高いですね それだけの価値があるから仕方ないとも思いましたが。
塔さんも白馬山荘のレストランを利用したことがあるんですね。チャイも本当においしかった。寒かったせいもあるんですが、おでんもいいでしょうね。私はおでんといえば、涸沢小屋が思い出されます
稜線の突風は本当に怖い。今回はまだ立ち止まって踏ん張れば落ち着く程度でしたが、あれ以上だったらあきらめて山小屋停滞か、下りるかを選択したと思います。ザックは何?あったのかなー?3泊目に避難小屋だったので、レトルト食品を持ち続けたからね 一番重かったのは、水場のない小屋に泊る3日目。水だけで4?担いだから辛かった
朝日小屋はいい小屋ですね。温もりも活気もある感じ。朝日岳は北アルプスを眺めるのにいい山で、登るだけでは物足りないかな。なので展・/span>の利く時に登りたい場所ですね。