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女峰山
10月29日(木)の夜発で日光へ向かう 車中泊の場所は最終PAの日光口と決めていた。しかし勘違いの大失敗 宇都宮ICで東北道から日光宇都宮道路に変わるので、東北道の最終大谷PAで0時を迎えなければ深夜割引50%にはひっかからなかったのである 一応30%の割引?はあったので諦めはつくが今後は気を付けたい
10月30日(金)目覚まし をかけずに起床したのが6時。寝すぎたぁ 戦場ヶ原の朝。下の方にガスが溜まりうっすら白く幽玄な雰囲気。キーンと冷たい空気が気持ち良い。
裏男体林道を経て志津乗越まで入るが、ここは登山者とカメラマンしか入らないだろう。ルート途中の景色は素晴らしいのだが、朝は急いでいるため通過。
志津乗越には先に2台の駐車があった。
【コースタイム】志津乗越登山口07:22→大真名子山08:25/08:32→鷹ノ巣08:57/09:02→小真名子山09:21/09:27→富士見峠09:49→帝釈山10:39/10:56→女峰山11:17/11:33→唐沢小屋11:48/11:52→馬立12:44→富士見峠14:00過ぎ→馬立14:38→志津乗越15:16
いきなりの結構な急登である。
朝食に昨夜買った30%オフのツナサンドを食べてから胃がムカムカして不調。足が重い
視界が開けるまでの距離が大したことはなかったので助かった。
男体山が眼前にどっしりと構えている。
日光は寒いだろうという予想に反し、暑くて長袖Tシャツ1枚で行動。
視界は360度開けているが、遠くはガスがぼんやりとかかる景色。
追い越した単独男性が到着したのでピークを譲り先へ進む。
このルートは‘しゃくなげ’だらけ。6月の見頃には相当華やかな景色になるのだろう。
これから歩く帝釈山と女峰山が凛々しい。
ここ小真名子山は、さほど広くはないピークで、他3方向はに隙間があるが樹林帯。
小真名子山ピークの樹林をちょっと抜けたら視界が開け、こんなモノがデーン
そして小真名子山からの下りはガレ場。
ズリズリと滑りながら、コメツガとダケカンバの美しい樹林帯へ降りて行く。
鞍部の‘富士見峠’
ここは明るくて広くて倒木が椅子の代わりになっており、良い休憩ポイントだ。
ここは後程また来訪?!
帝釈山への登りは標高差419m。最初の志津乗越から大真名子山は590mなのでこちらの方が楽なはずだが、3度目の登りのせいか、展・/span>がなかなか開けないからなのか長く感じる。
帝釈山山頂で大休憩。
胃の調子も改善 良かったーお腹が痛くならなくて
展・/span>良好。ぐるりと写真 を撮る。
手前から歩いてきた小真名子山〜大真名子山。その奥に男体山が大きい。
川俣湖。
霞みがかかってスッキリとした視界とはいかないのが残念。
尖ったピークの女峰山。
ここからは稜線歩きなので気持ち良さそう
北斜面には雪
拾ってみると、こんな感じ。
あんまりキレイな氷なのでかじってみたら通常の雪みたいなクセがなく、さらに氷柱よりも美味しかった
女峰山山頂はガレのような岩場だ。
通常‘女’の名が付く山はたおやかなイメージがあるが、この山は逆に急峻である。
対して男体山はどっしりと緩やかに思う。
女峰山2483m
眼下は切り立っている。周囲は文字通りの360度大展・/span>。
来た道を振り返る。
最奥から大真名子山、小真名子山、そして帝釈山。
ズームアップで大真名子の後ろに伸びやかな裾野を広げた男体山(2484.5m)
頂上直下に社がある。
奥に続く尾根は赤薙山を経て霜降高原登山口へと続く。こう見ると歩いてみたくなるなぁ。
女峰山からの下山はしばらくガレ場。
それが終わると唐沢小屋に到着。
中はキレイとまでは言えないが、十分に宿泊利用可能な小屋である。
水場はここから下に約10分。
十分な水が流れている。
ペットボトルに詰めて飲んでみた。冷たくて美味
荒沢出合。
岩に登って「ハイポーズ 」のつもりが、手前でコケて間に合わず
馬立到着。ここからは林道歩きでコースタイムでも1時間15分で志津乗越、、、のはずだった。
地図も見ないまま、大真名子方面に歩けば志津乗越の駐車場だと思いこんで反対方向へ歩きだしてしまった
関係者以外進入禁止の林道なのに素晴らしく整備されているなぁと感心しながら気持ち良く歩く。
林道からは帝釈山〜女峰山が向かいに見える。
そして私はちゃんと大真名子山へ向かって歩いている。
あれこれ眺めながら、写真を撮りながら歩いていたが、ふと眼前に見えた山はどう見ても大真名子ではない。ここはどこ
実はここに来るまでにも林道の分岐でピンクテープにだまされ堰堤方面に降りてしまって登り返していた。そこでも地図は広げてみたが、磁石で登り返す方向は間違っていないと判断。テープには気を付けようと思いつつさらに林道を進む。
なんか登り続きで変だなぁーとは思っていたが、1/25000の地図でも表現されていないアップダウンは今までにも経験しているし、馬立から間違っているとは思いもせず、なんといっても林道は1本だと思っていたので進行方向へ進むこと1時間以上。
私の足で1時間も歩いて志津乗越らしい風景まで辿り着かないのはおかしい!?とやっと我に返った。すると 上から男女の話し声が聴こえる。この際ここがどこか聞いてみよう!とさらに登っている時にピンときた (遅すぎ )そして地図をまた広げてじっくり見ると、『富士見峠』までの道が林道であることが明記されていたのだった あの男女は富士見峠で休憩している声だった。もう出合ってしまいそうな距離だ。さすがにビックリした。ここまですっかり登ってきてしまった自分に呆れる。時間は既に14時を回っている。このまま小真名子〜大真名子を登って志津へ降りることも一案となったが、今日はヘッドランプを忘れていたのだ。コースタイムを見ても引き返す方が断然早い。ここは安全に間違いなく林道歩きで帰るのが懸命。ここから馬立までは時々RUN で急ぐ。
馬立14:38着。
なんと2時間近くも彷徨っていた
この標識だってちゃんと『富士見峠』って書いてあるのに
馬立を下り始めると、林道は細くなることはなく、視界も開け続けており、間違いなく志津乗越への雰囲気である。
どうして気が付かなかったのかなぁ
もう安心だし、日没までに帰れることは間違いないし、足取りも軽くなる。
志津乗越15:16着。
あそこで道を間違えなければ13時半前には着いていたんだなー。ガッカリ 何がって、本当なら温泉にゆっくり入ってから夕陽の景色をどこかで観たいと思っていたから。この時間だと温泉に入ったら、もう暗くなっちゃうもん。
でも無事に帰って来られたことで善しとしよう。
男体林道は1台ギリギリの狭い所もあるが、自然豊かで気持ち良い道だ。
こちらは路駐して撮影。
陽の傾きに合わせて刻々と変化する色合い、光と影が本当に美しい。生で観ていただきたいものだ。
湯元温泉の観光案内所で日帰り入浴について尋ねると、ホテルは15時で終わっているとのことで、1件だけある日帰り入浴施設で‘ゆの香’を紹介される。
脱衣所、シャワー設備共にかなり狭いが空いているので良かった。お湯は熱めで硫黄臭がなかなか強い。
じっくりと温まる
この設備で¥700は、ちーと高いように思った。でもこの時間でやってくれていただけで大感謝なんだけど
温泉を出る頃にはすっかり暗くなっていた。
今日は反省の登山だった。
事前に地図を把握することが不足していたにも関わらず、分岐で確認を怠ったこと。林道だからと甘くみたこと。少しでもおかしいと気付いた時点で早めに引き返すことが必要だったこと。
私らしい失敗といえばそうなんだけれど、陽が短い季節なだけにますます気を引き締めなければ
コメント
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山の精霊とは私は仲良しだからね(*^_^*)な?んて。山に一人で入る時、すぅーっと同化していくような感覚になる時があります。分身・化身というとちょっとカッコいいけど、そこに棲む動物や草木と同じように、土や石のように自然にそこにあるもののように私も一部にはなれてるかなって感覚。わかるかな?変かもね。
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そういう思いで、ブログを開設されたのですね。 それにしても毎回思うのですが、貴女が山について語るのを読むと、山がのりちゃんの分身に思え、のりちゃんは山の化身に思えてきます。のりちゃんは山について語りながら、ひたすら自分自身のことを語っているのではないか?!‥とさえ錯覚してしまいます 人と山 が一体となっていることは確かなようで‥、ぼくの錯覚でなければ、のりさんは、山の精霊に見込まれた女性‥ということでしょうか。
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ケンチャンの業界は景気がイマイチのようですね 間もなく忘年会シーズン が到来しますから、嵐の前の静けさだといいね
山には希・/span>やパワーの源が宿っているように私には感じられるわけで、歩いてしか行かれない、観られない景色や感動を少しでも伝えられたらいいなぁと思っています。ブログの目的としては、自分の足で山に行かれなくなった時に、本当に好きな山のこと、元気な自分を振り返れる自己支援の材料として記録を残しておきたいとも思っています そんな思いが‘心映え’として映るのでしょうか。
寒さに負けず、冬の自然とも付き合えるといいな
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拝啓。写真で見る限り、山はもう冬枯れの色ですねぇ‥“風立ちぬ”‥か。それにしても、ブログって面白いね 登山行程もさることながら、ブログを見応えあるものにしているのはやはり、のりさんの心映え‥。 居ながらにして、シャバの空気を忘れさせてくれます シャバに居るとね‥お金がないなー!(^。^) なんて、途方に暮れたりもするけれど、ほんの束の間、ブログを開けば!あら不思議 (^o^) ‥山や山 、行けどひたすら‥夢の山 お金より“心映え”だなぁー、人生は! 一句できた‥「 柿ゆれて カラスついばむ 西の空 」(*^_^*)‥ありゃ オソマツ 寒がり屋さん、お風邪など召しませんように‥
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塔ノ岳さん、ありがとう 捜しに来てくださるっていうそのお気持ちが嬉しい です。
でもそうならないように、事前準備と安全な登山を心掛けたいと思います。
私にとって日光は「近いなー。」という印象でした 風景がひっそりとして見えるかもしれませんが、この時期平日でありながら10名前後の方と山中で出会いました。同じ周回コースをとる人は見かけませんでしたが、女峰山→帝釈山を登る人は多いようです。
去年の夏に焼山(上高地)で出会った青年が、「日本の山で一番好きなのが‘女峰山’です。あそこなら何度も登りたい。日帰りはもったいない。」と言っていたのが印象に残っています。それぞれ好みはあるのでしょうけれど、やはり男性好みの山かな?って感じはしました。
「美しい… 」だましているつもりはないのですが、現物に会わない方がいいかもしれませんねぇ
日光まで行かれたんですね!! 遠いです..........
写真で見る限りでは、人気がなく寂しい印象です!!
韓国岳の男の子ではないけど、単独行は気をつけて.....
私は丹沢と北アルプスしか知らないので役に立ちませんが....
前もって教えていただければ、捜しに行きますからネ!!
訳分からないことを並べてしまいました!
でも、このコース設定・行程はさすがだと思います!
綺麗な写真と美しいnoriさんがとても癒しになります!!
これからも安全第一にお願いします....!!
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塔186さんは太郎山に行ったことがあるんですね。私は白根、男体山と行っており、あとは女峰山と思っていたのですが、今度は太郎山も行きたいと思うようになりました。いずれ・・・
確かにもう少し早い時期ならもっとカラマツが美しかったと思います。引き換えに、冷気に包まれた戦場ヶ原のあの幻想的な風景が見られたことや、女峰稜線の氷なんかも面白かったし、山って時期時期で本当に素晴らしい自然を楽しませてくれますよね しゃくなげの季節、雪の季節もきっと素晴らしいと思います。
塔さんの足なら十分に日帰り可能ですよ。短く行くならば、志津乗越から林道を車で入れるところまで入って駐車し(林道脇に所々スペースあり)唐沢小屋経由で登り、富士見峠から降りるならばかなり・/span>裕だと思います。登り好きの塔さんにはいいコースだと思いますよ。
あるぷすさん、志津乗越までの林道はとても魅力的です。その道をドライブするだけでも価値があるかな。以前はもっと寒い時期に、やはり志津から男体山に登ったのですが、木々の葉が完全に落ちきった風景もまた水墨画の如く美しかったです。志津乗越から徒歩5分圏内に避難小屋があるのですが、こちらも避難小屋としてはなかなか心地良く、ここにベースを置いて、男体山と女峰山にそれぞれ行くのもいいと思います。お試しあれ
今回は本当に情けない道迷いでした ・/span>ぶ時もやはり集中力が切れた時ですものねぇ〜 わかっちゃいるけど忘れた頃に繰り返していますよね。はい!気を付けます。 皆さんも気を付けて下さいね
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林道という安全な場所に出てホッと気が緩んだのでしょうかね。そう言う事って結構ありますよね。そういう時は得てして落とし穴が待っているものですね。
志津乗越まで車で行けるのですか。知らなかった。相変わらず天狗の如く素早いですね。でも2時間のロスは痛いですね。
日光もかなり冬 の気配が濃くなって来ていますね。滑落には注意して楽しんでください。
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最後は大変な思いをしましたね。地図は小まめに確認しないと、頭の中に入っているようで間違うことって結構ありますよね。まぁ、これでしばらくは慎重になるから大丈夫でしょう
女峰山は行きたい山の一つなんだけど、俺の足では日帰りは無理だからなー、避難小屋泊まりは億劫だし 山頂部はイメージと違って険しい山なんですね。展・/span>が素晴らしい 3年前の10月に太郎山には行ったけど、山麓のカラマツの黄葉は見事でした。もう少し早い時期だともっとよかったね。
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その言葉が聞きたかった 。よーっっく‥わかりました (-_-) 「もののけ姫」も、「千と千尋」も、「ナウシカ」‥も、現代に生きているということが ‥