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志水ガイドの‘ヒグマ鍋’懇親会
3月6日(土)の夜、志水ガイドが主催する、毎年恒例の戸沢山荘での懇親会に参加してきた。今回の目玉は‘ヒグマ鍋’だ。2月に知床の写真撮影会や羅臼岳登山があったので、その際に調達してきた品だろう。
私は羅臼岳には初夏と晩夏にルートを変えて登ったことがある。そんな季節でも山頂付近はもの凄い強風であと1mを進むのに苦労したという記憶があるので、冬なんてとんでもない!と思っていた。けれど、今回羅臼岳へトライしてきたという女性に話しを聞いてみると、山スキーを履いて50cmくらい沈む状態で登り、結局のところは風が穏やかでずっとガスに包まれてしまい、ルートファインディングに危険が生じ途中撤退となったらしい。登山出発時にオホーツクにあった流氷は、下山してきたら姿を消していたとも聞いた。自然の力は大きい。逆らってはいけない、勝ち目はないよなーって改めて感じた話だった。
その彼女と私は既に今秋の‘知床岬縦走’<志水ガイド企画>への参加を決めている。
羅臼岳に初めて登った約8年前から私は『いつかは知床岬へ縦走 』を胸に秘めていた。こんなチャンスが巡ってくるなんて人生の不思議だ。
いきなり‘ヒグマ鍋’
戸沢山荘の『サダコさん』は素晴らしく料理上手だ。
以前、北海道でヒグマを食べた時には獣臭くて一口でゴメンナサイ だった。
恐る恐る肉を口に運ぶと…少し生姜の風味が感じられ、脂分がほとんどなくサッパリとした肉で、歯ごたえがほどほどにあり美味しかった。サダコさんいわく、「酒と生姜でしっかり下処理をしてあるから臭くないのは当然よ 」と誇らしげだったが、本当にこれなら誰の口にも合うだろう。さすがだ。
他にも沢山の料理でテーブルは埋め尽くされていた。そしてそれぞれが持ち寄ったお酒 も数多く、飲みきれないほどだった。総勢15名くらいいただろうか?
私は遅れていった特権で?登山家の『廣川健太郎氏』の横に座らせてもらった。実は私は何事も有名人を知らないので、しょっぱなから普通に「今日の鷹取での講習に参加されたんですか?」なんてマヌケなことを聞いてしまった。あとあとJECC(日本エキスパートクライマーズクラブ)の方だと知って、相当失礼だった自分の発言に恥ずかしくなった 腕を見りゃ並じゃないことくらい気付けたはずだったな〜。その鍛え抜かれた腕にちょっと触らせてもらったが、ヒグマのように・/span>分な脂は一切ありません っていう硬さだった
遅れて写真家の『三宅岳氏』も参加された。もちろんこちらの方も私は知らなかったけれど、やはり一流どころには一流のお仲間が集うものなんだなぁ。酔いも深まったところでサダコさんに導かれるように寝床につき、気持ち良く雑魚寝
朝ご飯は釜で炊いたご飯がメチャうま
バイキング方式で食べたいだけ食べ、解散となった。
本当なら今日7日(日)は沖源次郎沢を大倉尾根まで詰めるガイドに参加予定だったが、あいにくの雨 この程度の雨はガイドさんにとってはへっちゃらのご様子だったが、参加者である私を含めた女性3名は「辞めたい〜 」ってことで中止になった。
明日は母の胃瘻の手術の日。これからゆっくり母に会いに行き、穴の開いていないお腹を丁寧に拭いてこようと思う。
コメント
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流氷船は 流氷を捜しながら進んで行くのよ
往復1時間で 行けるところまで行ってくれるみたい
タケコプターで行くのは 楽しそうだね
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流氷船 はどこへ行くのかな?
私も乗ってみたい
タケコプター、妙にケンチャンに似合いそうな気がする。でも知床って感じじゃなくて、もっとマンガチックな世界かな
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ぼくは、タケコプターで 行ってみたいと思います!(v_v)‥
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冬は流氷船は 違うコースを進んで行くはずだから 行ってない 多分
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母の手術は無事に終了しました。ありがとうございます。後程記事で・・・
どらにゃんは、知床岬には流氷船で行ってきたのかな?知床半島の突端です。そう!あそこへ陸から行きたいの。海も山も森も越えて岬に辿り着く・・・ワクワクする
ツキノワグマは食べたことは無いです。
お刺身ですか。新鮮だったのでしょうね、きっと。
私はお刺身といえば、西表島で現地の方にご馳走になったウリ坊。想像すると可哀想だけれど、食べたらすごく美味しかった。でもまた食べたいとは思わないな。
アイスクライミングをやったことのある人は、みんな口を揃えるように、サクッと決まる感覚が気持ち良くて楽しいと言います。私はyatarouさんと同様に寒いのが特別苦手なので、そこで既に敗退ですが、興味はありますね。なんでもやってみたくなっちゃう。遠い昔に入っていた山岳会ではアイスをする人がいなかったので機会がなかったです。
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ニャオ〜ン
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ニャンコの遠吠え ‥ (・◇・)
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母上様は 大丈夫ですか〜
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ヒグマは食ったことないなー。ツキノワグマは何度も食ったけれど、荒島岳の麓の宿で食べた刺身は最高だったよ 冬眠前のものらしく、脂身が分厚く付いていて口の中でとろけた。
アイスクライミングって両手にカマみたいなものを持ってよじ登るやつでしょう? この寒いのによくやるよね
お母さんの手術、もう始まった頃かな。成功を祈っています。
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ひぐまの親子は仲良しこよし
知らないところで色々なイベントがあるんですね
知床岬ってニャンコが先月行ったところだよね?
凄いわ
母上様 今日なんですね
おなかにピアス がんばれ〜
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塔ノ岳さんてアイスもしていたんですか
オールラウンドに活躍されていたんですね。だから根性が違うんだ!納得。
廣川氏いわく、「氷なら負けないが、志水さんがやった沢と同じことをしたら自分は生きていない。」と言ってました。つまり氷の廣川氏と沢の志水氏といったところでしょうか。
オーラ・・・志水氏でいうと、ガイド中で危険なところに来るとかなり発するのですが、お酒の場ではまるで『少年』のようなお二人でした
チャンピオンは見かけませんでしたが、あの周辺なら建物の数は限られているので、お住まいを拝見したのかな?
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「日本の山岳界をリードする凄いクライマーです」
広川健太郎氏はアイスクライミングの第一人者です!!
1980年代は凄い活躍をしてましたヨ!!
今でも継続していると思いますが!
志水さんもJECCで一緒なんですね。
私も1984年の3月にJECCの人とアイスクライミングに励んだこともありました。
日陰で北壁で寒いし冷たいしで大変でした。
凄い人からオーラを感じてください!!
戸沢山荘近くに世界チャンピオン畠山氏が住んでいますが
お会いにはならなかったですか?
土日は大雨で残念でした。
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お腹にピアスかぁ ‥愛のある言葉だなぁ ‥ 泣けちゃう (ToT)
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なるほど、そうきたか!
いや、私は単純にヒグマを食べる習慣?のある現地で、冷凍になって売っているヒグマ肉を調達してきたと思っていただいたんだけれど。。
それにヒマ子って・・・ なんで女の子と思ったのかな?
そうねぇ、残さずに美味しくいただくことが大事ですね。それは豚も牛も鳥も同じだよね。
今日のお母さんはとても快調に食事を食べてくれました。そして「明日はお腹にピアスよ 」って話したら、ちょっとビックリしたような笑顔を見せてくれました。わかったのかなぁと私もびっくりした一瞬でした。なんか嬉しかった
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ところで、ヒグマのヒマ子ちゃんは、ちゃんと成仏してるのnoriちゃん 。アイヌの、ヌプリ(山の神)の、供養のお祓いをしなくても大丈夫 (・o・)ノ‥なぬ とても美味しく戴いたから、とっくに成仏してるって ‥あっそ ( ̄▽ ̄)
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ヒグマ ヒグマって冬眠しなかったっけ?冬眠しているところを殺して持って来たって訳かな?登山家さんも結構大胆なことやるんだね。
明日はいよいよお母さんの胃痩の手術日とのこと。
手術が無事成功しますように
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noriちゃん、嬉しいことを言ってくれるね!(@_@) 普段、あまりに人間らしく、限りなく人間寄りの、生真面目な人間像を作り上げることに成功し、あたかも平凡な人間を装っているぼくの、誰にも知られぬマンガチックな本性の一端を、垣間見るような発言と取れるが‥、よくぞ、なかなか、素晴らしい人間観察だ ‥。オヌシ、なかなかやるな (p_-) ‥