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沖縄本島旅行〜本島最高峰の与那覇岳!
3月12日(金) 今回沖縄本島に来た1番の目的は、去年こちらに訪れた時に初めて知った、本島最高峰の『与那覇岳』への登頂。そして去年工事中で通行止めになっていた『比地大滝』見物。与那覇岳に関しては、事前に登山口までの道のりやルートについて調べてきたが、いずれのHPでも「わかりにくかった。」「途中で不安になった。」などと書いてあったので、低い山とはいえ、だからこそ樹林帯で展・/span>も利かないので緊張感があった。ルートが載っている地図はない。ただ、そこそこ人が入っているようなので踏み跡を丁寧に辿れば問題ないだろうと思っていた。
まずはやんばるくいな荘の朝食から元気に1日が始まる。
夕食もご一緒させていただいた松本さん。
見るからに知的な方でしょう。
謙虚で控えめな口調から、強い意思やお人柄が伺える。
私のような歴史知らず、常識知らずの人間の意見にも耳を傾けてくださる方だった。
濃い時間をありがとうございました。
鳥の観察がご趣味だそうだ。
さあ出発
最初に道迷いのしそうな与那覇岳から行こうと思っていたが、時間は既に9時近く。比地大滝は9時からゲートが開く。観光客が押し寄せる前に行くのが賢明かと判断し直行した。1番乗りだった
\300を支払いゲートをくぐると樹林の中にキャンプ場が広がっていた。こうして板が張ってあり、この上にテントを張るようになっている。これなら多少の雨も下から浸水することがないし、平らだし快適だろう。話によると夜行性の‘やんばるくいな’に出遭える可能性もあるらしいので、次回はテントでのんびり過ごすのもいいと思った。シャワーも完備されていた。
直ぐに目についたのが、この標識。
踏んづけないように足元に注意を払う 。
これ、ロン毛の毛虫。
ふわふわだけれど、動くのに邪魔になりそうだな。
日差しのコントラストが美しい。
気温14℃。滝の音が大きく聴こえる。
比地大滝到着。ゲートからあれこれ見ながら約25分だった。
なんとな〜く大阪の箕面の滝をイメージした。そのくらい整備されている。途中に茶店やトイレはない。
水辺で一休みしてからゲートを出る。
車に戻ったのが10:05だったので、約1時間のお散歩だった。
復路では3組のカップルとすれ違った。朝一番に独り占めできて良かったな〜♪
さて、いよいよ本命の『与那覇岳』
登山口までのルートは2つあり、簡単そうなトンネル手前から大国林道へ入る道を選んだが工事中で通行止め 工事の方にもう一方の道を教えていただいて案外スムーズに行き着くことができた。ポイントは奥間小学校の脇を通過し、道なりに行けば『与那覇岳』の標識が出てきて林道に入って行ける。
細い林道に入る手前にペンション与那覇があり、ナビがあれば、そこを設定すれば良いだろう。道は細くなるが舗装されているし、待避所もある程度設けられているのでさほど難しくはない。ただ、道路脇には溝がある。その理由はコレ↓
10:50に駐車場を出発
数m歩くと左手に林道があり、わかりやすい標識も出ていた。ロープが張ってあるのでまたいで進入。(車両通行止め)足元には紫と白の小さな花が数本あった。
大きな葉っぱ
この辺りは亜熱帯広葉樹林で、コケやシダ類などが多くみられる湿度の高い森だ。
何本もの細い沢も流れている。
大きな水玉模様の木は、海辺に生えていそうな木だなぁ。
この静かな林道には多くの鳥の囀りが聴こえ、目の前で‘ノグチゲラ’が盛んに木をコンコンコンコン突いていたり、用心のないように色々な鳥が姿を現す
小動物は目にはできなかったが、草むらから何やら活動している音が聞こえる
ここは自然の宝庫だ。こちらが動物達に見られているような気分だし、お邪魔させてもらっているので静かに静かに歩かせてもらうといった気持ちになる。
11:10 池があった。覗くと軽く100匹は超える‘シリケンイモリ’
ピントが合っていないけれど、あまりにカワイイのでもう1枚
ひっくり返るとお腹側が朱色だ。後から知ったのだが、フグ毒に近い毒を分泌するという。そうやって身を守っているのか。
この水溜り(池?)には他にもオタマジャクシや、よくわからない生物がうごめいていた。
11:20 林道の終点にこの看板があった。
ここからが登山道となる。
植生に特徴はあるが、登山道としては極普通に一人が歩く程度の道幅。
決して迷うことのない、しっかりとした登山道だ。
林道から登山道、いずれも分岐にはわかりやすい標識がある。
数箇所にこのような捕獲用のカゴが設置されていた。生態調査でもしているのだろうか?
11:39/11:48 与那覇岳山頂。
標識があるのはここだが、本当の最高地点は手前にある503m地点だ。まぁ私にとってはどうでもいいことだ。
与那覇岳という山の自然の素晴らしさ、個性は確実に記憶に刻まれる。
頂上手前の分岐付近で、私と同世代の女性が男性ガイドと2名で登っていたのを追い越したが、出会った人間はそれだけだった。
ガイドさんはこの地域の植生や動物や色々なことを知り尽くし、説明をしてくれるので興味深いのは間違いないが、たった1度だけ登るのであれば、私は言葉で知識を得るよりも、静かに一人で向き合い、自分の感性でありのままを体感する方がやはり好きなんだなぁ、としみじみ。
駐車場に戻ったのが12:33。
気温は18度で爽やかだった。誰もいないので、堂々と駐車場で着替えをして、次なる目的地の慶佐次へ移動。
途中の道に咲いていたツツジ。
慶佐次は太平洋側の土地。
その前に、東シナ海とお別れをすべく、道の駅である‘おおぎみ’に車を停めて眼前の海岸へ降りる。
ちょっとのつもりが、海と戯れるとついつい長くなる
海に向かって平べったい石を水平に投げると、ピュンピュンピュン!と最高6段まで跳んだよ
堤防(テトラポット?)のようになっているところへ行き足元を眺めると、手のひらサイズの蟹が素早く動いていた。海の生物を眺めるのも楽しい
最終目的地の慶佐次。
マングローブの群生地で、やんばる自然塾というのがあって、カヌーツアーやトレッキングツアーなどが楽しめる。
とはいっても、私はすでに時間切れ。
カヌーだけサッサと貸してもらえれば乗りたかったけれど、もちろん経験のない私は講習を受けなければならないし、そんな時間は残念ながらなかった
なので、一人でその周辺だけを散策し、あとは高速を使って帰途についた。
カヌーに乗るなら離島がいいな。また西表や石垣島に行きたくなってきた。
去年に続いて‘やんばる’へやってきたわけだが、この地域にとても魅力を感じる。これといえる明確な理由はないが、感性に合っているんだろうな。今回も‘やんばるくいな’にはお目にかかれなかったので、テントを担いでまた来よう!この‘やんばる’へ。
夜勤明けを利用しての2泊3日の旅。短いながらも内容は濃かった。身体は疲れたけれど、心のパワーは充電できた 自然の力はやはり偉大なのだ
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コメント
sabuyan さん、nori さん
いえいえ、とんでもありません。
あのツーショットは、とてもうれしい時間(瞬間?)でした。
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マングースかぁ。なんか凶暴そうだな
松本さんは先生のような方です。あんな場だからこそ近くに寄れた、話が聞けたようなもんです 馴れ馴れしく見えたなら、松本さん、ゴメンナサイm(__)m
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訂正:さんが抜けていました。松本さんです。失礼しました。
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(-"-;)
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朝食もなかなかじゃない。ひげの松本とのツーショット良くお似合いだよ。
北部はまだ手つかずの自然がいっぱいみたい。沖縄らしい珍しい植生が豊富だね。でも、ハブはちょっと 捕獲用の籠はヤンバルクイナの天敵であるマングース用かも。
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どうぞ街中でも四足で・・・
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“毒をもって毒を制す ” お尻は青いが、猛毒を中和する免疫力抜群の中和毒を持っているのだ 四ツ足歩行はやめないよ( ̄▽ ̄)。四ツ足も、逆立ちも、凄く気持ちがイイからねっっ!
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松本さん、お褒めに預かり光栄です 友達からはよく言われるんですよ。「本当に一人だったの?誰かに写真撮ってもらってるんじゃない?!」ってね 上手くはないけれど、数うちゃ当たるで慣れているのは確かです。鳥や植物、景色などをキレイに撮るためには、やはり一眼レフが欲しくなりますね
比地大滝はどらちゃんに教えてもらったんだよね。涼しかったもの。歩くにはちょうどいい気候だった。お化けシダのクルクルは惹かれるよね〜。あの毛羽立った感じも!
さすがに下着は替えてないよぉ。というかもう換えがなかった。山の中では会わなかったけれど、民家付近ではネコちゃん多いよね。みんなのんび〜りゴロンとしてた。まさかその中に・・・
ケンチャン、シリケンイモリは可愛いけれどお腹が赤くて毒持ちなのよ。ケンチャンはお尻が青くて何を持っているんだろう?今年は4本足から2本足に進化して下さい
yatarouさん、与那覇岳は沖縄本島の最高峰で、県下では石垣島の於茂登岳526mが最高峰のようです。まだ私は未踏です。
やんばる地区は自然豊かでいいですよぉ〜。
与那覇岳の山頂には、以前は梯子があったようですが、撤去されてしまったようですね。ちょっと残念。
与那覇岳に関していえば、登山道歩きよりも、林道の方が色々な生物に出遭えて面白かったです。ちょっと広い道の方が距離感があって見通しが良いせいか、生物が観やすい、あちらも安心して出て来易いようないい距離感なんですよ。
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シリケンイモリならぬシリアオケンは、泡盛飲んだら尻に火が点く ‥ 去年は四つ足歩行のイグアナ・ケンだったが、今年は、シリケンイモリのケンだ
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ケンちゃん
沖縄といえば 泡盛と ちゃいまっか〜 ?
赤ワイン も良いけどね
泡盛は 大人のお味かな
まだまだ ケンちゃんには 似合わないかなぁ
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赤ワインをチビチビやりながら 、もっかい、ブログを見ています。沖縄の、コバルトブルーの海と空 。南国ジャングルの、光と風に光る、シダやコケや、葉のグリーン ‥ 赤ワインに、合いますナ〜っっっ そして‥可愛いシリケンイモリ 赤ワインのツマミに最高デスナ〜っっ なんかー、シリケンイモリが、他人には思えないんですけどォーっっ ‥ 尻の青いケンとしてはっっ(笑) Σ( ̄□ ̄;
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与那覇岳って初めて知りました。沖縄最高峰ですか。
本で調べたら亜熱帯の動植物の宝庫だそうで、付近の標高300m以上が「山原」(やんばる)と呼ばれているんだとか。
ヤンバルクイナって四足動物かと思っていたら鳥なんですね。勉強になりました
熱帯性樹林の写真を見ると、キリマンの麓の写真を思い出すね。
山頂には展・/span>台が欲しいとこだな。
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部屋の布団に寝っ・/span>がって、携帯 を片手に『noriちゃんのロマン紀行☆沖縄“やんばるくいな”の旅』を眺める。殺風景な俺の部屋にあって、そこだけがまるで別世界だ ‥。あたかも南国のジャングルに、したたるような葉の緑、緑、緑‥流れ落ちる滝の瀑、瀑、瀑‥透明な空気の光、光、光‥風のわたる音、音、音‥抜けるような空の青、青、青‥澄んだ海の碧、碧、碧‥静かな砂浜の白、白、白‥そして、可愛らしい生き物たち 、おーーい “やんばるくいな”の神秘よ。おーーい 沖縄よ。もっかい、やんばるくいなよーっっ ‥ ありがとうーっっ
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堂々と 真っ裸になって着替えたのかにゃ〜
ニャンコが覗いてなかったかニャン?
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比地大滝にいけたのね
ニャンコは何分かかったのか??
10月だったから 滝のような汗 だったよ
写真を見ると爽やかで さすが女王様だにゃん
シダ の木 クルクルした新芽の部分がみょ〜に惹かれたのはニャンコだけだろうかニャ
見た時いろんなアングルで写真 を撮ったニャン
自然はいいにゃぁ
行きたいにゃ〜
nori さん、素敵な旅日記をありがとうございます。
添えられた写真も雰囲気をとてもよく伝えてくれますね。こうした撮影がほんとうにお上手なのですね。
私からも渡嘉敷島でのことなど少しお話しさせていただけるといいですね。写真もちょっと添付できるといいのですが。
滞在中のホテルではさいわいネット接続が可能です。
今日は滞在最終日で、嘉数を訪れるつもりです。
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松本さん、「イルカンダ」ですか。ありがとうございます。早速書き換えさせてもらいます。
教えていただいたトンボや、多分「ホントウアカヒゲ」も観られました。比地大滝にあった看板で確かめました 鳥は本当に多かったです。双眼鏡があるともっと楽しめたように思います。
長い沖縄ですね。羨ましい。ネットが使える環境なんですね。離島やその後のお話も伺いたいです。
こちらこそ、ありがとうございました。
比地大滝、与那覇岳、慶佐次と、素敵な旅を
なさったのですね。
比地大滝近くのあの大きな豆とその花は、
「イルカンダ」と名付けられているようです。
私はその後、辺野古、渡嘉敷島、南風原などを
訪れました。
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松本さんにそう言っていただけて良かった〜