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立山雄山と雪の大谷ウォーク '10.05.16(日)
昨年から今年にかけて雪
土曜日の仕事を終えた足でジムに寄り、シャワーだけ浴びて扇沢へ向かった 中央道を利用する時には相模湖ICから乗れば安上がりなのでいつもそうするのだが、なんとそこまでの道が大渋滞 残業だったし疲れて眠くて周囲に迷惑な居眠り運・/span>をしてしまい、これではダメだとコンビニ駐車場の隅で仮眠をとることにした 2時間くらい寝たのだろうか、扇沢へ着いたのが午前4時過ぎだった 始発のトロリーバス が07:30発。しかし昨年秋の苦い思い出では、7時から並んで乗車が9時だったため、今回は6時起床、6:30出発を予定してまた後部座席で寝た
予定通り行動すると…アレ?空いてる もっと寝ておけば良かった。スンナリ始発のトロリーバスに乗車した。
予報通りの快晴 だ。
黒部ダムからゆっくり黒部湖駅へ歩き、ケーブルカーへ乗り継ぐ。
ここはケーブルカーを降りた黒部平。ロープウエイの待ち時間の間に展・/span>を楽しむ。雪が眩しい
室堂09:25着。09:50出発。
扇沢からは1番で入ったが、室堂には既に多くの人が溢れていた。スキーヤーと観光客(雪の大谷ウォーク目当て?)がほとんどで、純粋な登山目当ての人は探してもなかなか見当たらない程度だった。
身支度を整えてから外へ出ると、陽射しが強いため、気温のイメージよりもずっと暑い。
しばらく歩いて、直ぐに上に着用していた雨具を脱ぐ。そして室堂の駅を振り返る。
一ノ越(10:30)から登ってきた道を振り返る。
ここまではアイゼン無し。ここで装着して雄山を目指す
一ノ越には沢山のスキーヤーが居た。
スキーヤーはここから雄山、龍王、御前沢、山崎カール方面へ行くグループ毎へと分かれた。
一の越から見る、北アルプスの大展・/span>だ。
ここから風が冷たいので雨具を着用。
そうしていると、こちらの男性から声を掛けていただいた。
「相棒が足を痛めて雄山まで上がらないというのでご一緒しましょう。」
その雪焼けしたお顔はベテランさん。これは心強い。10:47後ろから続く。
途中、素晴らしい景色を写真に納めている彼。その隙に私は三脚を立てていつも通りやってます
途中、このような夏道となったのでアイゼンを一旦外したが、またしばらくすると凍っており、再度着用する状態だった。
今回はストックにしたが、私にしてみればピッケルの方が雄山には適していたと思われた。
これはmy
彼曰く、写真を撮るなら1度に3枚撮るといい写真が撮れているという。
眼下には先程の一ノ越小屋が見えている。
雄山2991.6mの三角点。11:40頃/11:55
山座同定をしながら楽しくお喋り。
これは他の方に撮影してもらったのだが、その方にも「自然にしているところを含めて3枚撮ってください。」と注文した中の1枚だ。
本当にその方が自然でありのままのいい写真だ
このタオルのほっ被りも彼に教えてもらい、日焼け防止。カッコ悪い?
雄山神社3003m。11:58/12:05
後ろには大汝山3015m、富士ノ折立2999mと続く。
そちらにもトレースがあったので、行けたら行ってみようと思い、彼にお礼を言って別れたが、凍った斜度の強い急斜面トラバースだったので、落ちたら数100mの滑落は必須。途中で直ぐに撤退し、一人一ノ越へ降りる。
一ノ越(12:35)からの下りで立山駅を眺める。真っ白で麗しい
背後には先程登った雄山神社が見える。
なによりこの紺碧の空が素晴らしい
中央に‘点’と居るのはスキーヤー。
大自然の中の小さな人間がなんとも絵になるのだ。
立山駅に直で戻らず、みくりが池〜地獄谷方面を周遊する。
みくりが池は雪の下。
後ろに馬場島から剣岳へと続く早月尾根が雲から出たり隠れたり。
立山駅を立山三山と反対側に出ると目的の『雪の大谷』がある。現在14mの積雪だが、過去最高は23m積もった年があったそうだ。
こんな人が多くても三脚大活躍
ちなみに歩いている人の8割以上が外人さんだった。スゴイ人気だなぁ。
室堂14:15のトロリーバスに乗車し扇沢へ。
この写真は大観峰展・/span>台から見上げた景色。
往路の時から、帰りはここでお蕎麦を食べようと決めていた。
黒部平で『わさび野沢菜蕎麦¥650+白エビ天¥200』 ちょっと濃いめの味だが、汗をかいた後にはちょうど良かった。
駐車場から扇沢駅(16:21着)を振り返ると、ここからも雪山が美しい。
帰りは『上原の湯
源泉掛け流しだ。ただ狭めで露天がないのが残念。
わっぱらの湯の前通りを少し歩くと北アルプスの山々が見える。
帰りの豊科ICまでのパノラマロードも今日はズラーッと北アルプス連山が眺められた。
今回は移動面がハードスケジュールだったが、帰りも中央道渋滞手前の釈迦堂 で仮眠をとってから帰宅したので時間のロスはない。案外キツくはなかった。
それに土日利用だったので、高速代が片道¥1000。さらに今は代車でヴィッツを乗っているので燃費が良く、往復で¥4600だった。アルペンルートの扇沢⇔室堂が¥8800と高額ではあったが、それは仕方ないとして、平日休みが多い私にとってはお得感いっぱいで嬉しかった。
何よりすっばらしい快晴に恵まれたことが最高のご褒美だった。ああ、幸せ
コメント
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もう扇沢まで行けるんですよネ!
この2日間ほど疲労のどん底でヘロヘロでした!!
もう無茶はできないなと思いました!!
5/16は良い条件に恵まれて最高でしたネ
山岳の場合なかなか天気予報のようにはなりませんから......
家へ戻ってからが、また大変な一週間ですが
私は冬山装備がピッケルとバイルしかないので雪山へは
行けませんが.....
noriさんの写真だけで十分に満足できました!!
これからも安全第一に楽しい記事待ってます!
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ケンチャン、語るねー。
偶然と必然、さてはて。私も偶然を装った必然をよく感じることはあるけれど、このウサギ雲については・・・?
これまで山で色々な鳥を見てきたので、きっと有名な‘イワヒバリ’とも遭遇していたはずですよね。でもこうして認識したのは初めてです。松本さんのお蔭で少しずつ鳥を覚えることができそうです。そして松本さんに教えていただくために、一所懸命鳥撮影 を試みるようになりました
aquariusさん、ようこそおいで下さいました。雄山ではお世話になりました。短い時間でしたが景色を堪能し、ちょっと緊張する場面があったり、沢山笑い、楽しい登山でしたね。ありがとうございました。室堂に泊まられて、朝夕の素晴らしい景色や雷鳥とも遭遇されたようで羨ましいです。私は連休があまりもらえないので、強行軍が多くなってしまいます。それが・/span>計に欲深い行動にさせる一因かと思いますが
大汝山、残念でした。あのトラバースならば、神社の裏の岩場を降りた方がまだマシという感じでした。
aquariusさんも山と温泉はお好きなようで、私よりもずっと色々行かれているようなので、いい情報がありましたら教えてくださいね。今後ともよろしくお願い致しま〜す
日焼けよけタオルほっかむり、です。
こんばんは。
無事に帰り着いていたんだね。ホッとしました。
いっしょに雄山登ってハッピーでしたよ。
快晴のタイミング逃すまい、と神奈川から富山まで
クルマ夜行で飛び出す強行軍。
仮眠だけで、「雪の大谷」を散策。
その日のうちにクルマで帰るというのに、
頂上雄山まで登る。
さらには大汝山に向かう、って聞いたときは
「アンビリーバブル!」。
ぜったいこの人、事故起こしちゃうな。
って思ったくらい。
めちゃ、楽しいブログですね?
山歩きと?をとっても愛してるんだなぁ、と。
たまに、ブログ立ち寄らせていただきますね。
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「イワヒバリ」は、ライチョウやホシガラスとならんで
代表的な高山の野鳥ですから、
きっと人ずれしていないのでしょう。
そんなふうにお互いに怖れたり干渉しすぎたりしないで、
さりげなく自然に傍にいられる関係って、
いいですよね。
身近な野鳥では、ツバメとの関係が
それに近いでしょうか。
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このうさぎ雲の特徴は、単にうさぎの跳ねる姿に同じというだけでなく、その生き生きとした躍動感溢れるラインの美しさにある。この世に偶然なんてない。まして美しさは、単なる偶然では生まれ得ない。撮る人の気持ちと、被写体との間に、純粋な必然性がないと、美しい姿形というものは写らないと思います。自然の美の結晶は必然であり、偶然は有り得ない。北アルプスの美しさに素直に感動して、無心にシャッターを押したのりちゃんの純粋な気持ちに、自然の美が応えてくれたのだと思います。
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あれは ホントのうさぎだよ 子供の頃、白うさぎを飼っていた僕が言うんだから間違いない あの跳ね方、走り方、飛び方は‥、間違いなく本当のうさぎです うさぎは 天空に住んでるんだよ ホント!
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松本さん、『イワヒバリ』ですか。人間を怖がらず、エサをもらいに来ているわけでもなく、こうして自然に傍にお互いがいられるのが嬉しいです。
あるぷすさん、こういった空の蒼は、山で年に何回も遭遇できるわけではないのでホント、最高 でした。太陽の日射しが痛かった
雪の大谷は14mの表示があったけれど、感覚的にはもっと高いのかと思っていたけれど、あまりスゴイとは思わなかったのが本音です。もし次に来る機会があったら、開通直後の一番深い時に来たいものです。
ケンチャンはウサギ探しが得意だね!前は月の中に見つけてたよね。
それにしても今回の雲は、ケンチャンに言われて見直したら本当にどう見ても‘ウサギ’だったよ。スゴイ勢いで跳ねている、飛んでいるような姿に見える。なるほど〜〜〜
yatarouさん、雄山は積雪があると、あのザラザラと小石が崩れるような感じがなくて案外登り易かったです。連休だったならば、室堂界隈の山小屋に1泊して温泉 を楽しみ、朝日や夕日に染まる山を眺め、白い羽がまだ残る雷鳥に会いたかったです。
お蕎麦はちょっと柔らかめだったかな。でも、珍しく一人前完食できました。白エビ天がよく合うし、大きさもほどよく美味しかった〜
makimakiさんもアルペンルートに行かれたことがあるのですね
登山をしない方でも気軽に北アルプスに入ることができ、高山の自然を身近に体感できる素晴らしいところですよね。どの季節にもそれぞれの良さがあるので何度でも訪れたい場所のひとつです。
これからも勇ましく?山歩きを楽しみたいと思っています。ご一緒にどうぞ
にゃんこも雪山を観に行ってきたんだものね。快晴 だと雪の白が際立って、本当にキレイだよね。積雪期の室堂(黒部アルペンルート)、1泊温泉コースはお勧めです。日帰りはちょっともったいないかも。
ほっかぶりは私は初体験でした。あの雄山で出会ったベテランさんが、「こうするのが一番いいんですよ。」とやって見せて下さったので真似してみた 確かに直射日光が避けられてお肌に良さそう・・・でも、もう手遅れかも
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めちゃめちゃキラキラキレイな景色ニャン
ほっ被りは ニャハハ
らしくないのでチト笑える ニャンコも暑いときはやるニャン
黒部アルペンルート 雪の壁
一度は行ってみたい所ニャン
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こんにちわ
何年前でしょう?私も立山越えて、富山へ・・・。懐かしい雪の山々を楽しませていただきました。典子さんはもう本格派 勇ましい!ワクワクします。ありがとうございました。 どこへも出かけない私には 楽しみのひとつです。 どうぞ気をつけてね。
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快晴 無風の好天に恵まれて最高だったね。
星まで見えそうな空の深い青さと真っ白な雪景色がたまりません。
立山連峰はまだ完全な雪山なんですね。
睡眠不足も何のその、元気一杯の様子が充分伝わってきます。
白エビ天とお蕎麦美味しそう 、大盛でいきたいとこだね
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一番最初の写真、雪山 の上にかかってる雲は ‥ 雪ウサギ が、全身を伸ばして疾駆しているよ、のりちゃん ‥あーっ、びっくりしたーーっっ 雪の北アルプス って、まるで硝子細工みたいだね 太陽があたると、神々しいくらいに美しいや。 全編、白と青の、ほとんど二色しかないけど‥、雪山には侵しがたい威厳と、神聖な美を感じます。
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雄山登山と雪の大谷。いまだに14mも積雪 があるとは、すごい迫力なんでしょうね。天候に恵まれたようで空の青と雪の白とのコントラストがワンダフルですよ
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雪の3千メートル峰と紺碧の空とのコントラストが
やはりなんとも美しいですね。
雄山の鳥はたぶん「イワヒバリ」でしょう。
そんなに近くまで寄ってくれるのは
うれしいですね。
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塔ノ岳さんがヘロヘロなんて珍しいですね
厳しいコースを続けているせいですか?普通の人では生きていないですケド。
私もレースに向けてきちんと走り をしなくちゃいけないところですが、やはり自分に厳しくなれず、好きな方へ好きな方へと引っ張られてしまいます
山の天気予報は当てにならないこと、多いですよね。現地でガックリ!ってことは多々ありますもの。今回は予想を上回る快晴 で本当にありがたかったです。
私も単独での雪山はなかなか行かれないので、少ないチャンスを生かせて満足でした。
一緒に楽しんでもらえて嬉しいです。