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『ひかりごけ』〜知床岬へ向けて〜
10月8日には羽田空港から中標津空港へ向けて旅立つ
長年憧れていた、『知床岬』突端までのルートを歩くためであり、到達するためだ。どんな自然があり、その景色や生物はどんなであろうか。私達の日常では知りえない、人間の営みのない場所へお邪魔してくる。
志水ガイドの企画で、今のところ男性1名、女性2名の予定だ。それに先駆けて、志水ガイドから本とDVDが送られてきた。
以下の物である。
右は絵本だが、まさに今回私達が辿る羅臼から始まり、相泊から道なき道を海岸線沿いに知床岬までの冒険をした‘ふるさと少年探検隊’の実録である。
その行程での苦労や感動、知床の自然や歴史などについてが絵本で描かれている。
自分はこの子供達と同じように、いやそれ以上にワクワクしているのだ。
そして文庫本の‘ひかりごけ’は、陸軍の軍需物資を積んだ船が、真冬零下40℃の知床半島に座礁。漂着した4人が寒さと飢餓の極限で、先に死んだ人の肉を食べて生き抜いていくというストーリーだ。それが事件として扱われ裁判が行なわれるのだが、この極限の状態における生と死。生きるために死んだ人の肉を食べることは罪だろうか。戦争で人を殺すことは罪ではないのだろうか。
人間の根源に迫る、目を背けたくなるような内容だ。これが人間なのだとも思う。
見終わってから尚、考えさせられる。
知床は美しいだけではない。
自然とはそういうものだ。
自然への畏敬の念をさらに感じながら、知床岬への道のりを身体で感じてきたいと思う。
事前にメンバーにこうした資料を送ってくれる志水ガイドに感謝である。思い出に残る知床になりそうだ。
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コメント
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塔ノ岳さんも健診でしたか。それにしても身長が変化するというのも不思議ですね 体重ならわかりますが。
私も引っ掛かることはありません。ただし、いつもコレステロールだけは正常範囲内のギリギリ高値です。生クリームの食べ過ぎかなぁと思いつつ、やめられません!
山情報、色々入手できる人脈は素晴らしいですね。
このルート、歩けるのは楽しみです。
知床はゆっくりじっくり自然を味わってきます。
ケンチャン、そうね。ありのままの知床を伝えられるといいなぁ。
知床はもう寒そう。それが気がかり。
熊を食べたいとは思わないな。でも料理で出されたら、全部残さずいただこうと思う。
あるぷすさん、ヒグマは怖いですよね。
熊スプレーをガイドさんが用意してくれると言っていたのでちょっと安心。
でも風向きや、とっさに上手くシューッ とできるかは疑問だけど
4人いるとなんとなく安心。
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オハヨー コケるな〜、焦るな〜、 慌てるな〜、滑るな〜、落ちるな〜、折るな〜‥それから え〜と 死ぬな〜 ‥エンジョイして、生きて帰って来〜い ‥あわてんぼ〜(^O^)/
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昨日の日勤後、ダッシュで準備して田沢湖行きの夜行バスに乗りました。今日は秋田駒ヶ岳から乳頭山を縦走し、乳頭温泉 の大釜温泉に泊まっています。
明日は早朝暗いうちから松川温泉へ向けて縦走します。
今、携帯 からなので、また改めて書かせてもらいます
いい湯だよ? ぽかぽか
おやすみなさい
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アイヌ語で“山の神”のことを「ヌプリ」と言うそうですが、やっぱり今回も‥ヒグマのヒマ子ちゃん の、太った美味しいお肉を、たらふく食べるんかなぁ? ‥
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もうすぐ“知床探検隊”ですね。
海岸沿いですか。海岸沿いもひぐまが出没するようだし、まだ冬眠状態には入っていないと思うのでひぐま対策には万全をきしてください。
世界遺産の知床の大自然を思いっきり楽しんで来てください
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『知床旅情』といえば、森繁久弥が作詞作曲し、本人が歌って大ヒットした、いわずと知れた名曲中の名曲。当時、これまた名曲の『琵琶湖周航の歌』を歌ってヒットしていた加藤登紀子も「知床旅情」をカバーしています。ぼくは本でしか読んだことはありませんが‥知床は、森林資源・野生動物・金鉱脈・羅臼昆布や海の幸‥などに豊富に恵まれた、北海道の宝庫として有名な、ロマンに溢れた別天地ですね。 のりちゃん渾身の迫真のルポルタージュで、ぼくらの見果てぬ夢“現代版・知床旅情”の伝説を、ブログ上で存分に見せて下さい 期待してます
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奇遇ですが私も28は雨のなか職場で健康診断でした
通勤ランなのでパンだけの朝食後4Hで採血でした
身長だけ毎年微妙に変化してます +- 1cmの範囲で
体重はほぼ変わりません
心電図が去年BFだったのでBに戻ればと........
廻りの人からは免除で良いと言われてますが?
早川街道も日曜日は6:00〜21:00は通行可なので
ダイレクト尾根→伝付峠→田代入口か
→広河内岳→奈良田の
一方だけならやれそうです
色んな人たちのおかげで情報が入り役立っています
道迷いは無さそうなコースですが
熊は怖いと思います
10/8からは楽しみですネ
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自分の独断と偏見で大変恐縮ですが、極限の状況下において自らが生き延びるために、死者の肉を喰らうのは 罪科か否か?という命題は、“愛”と並んで、人間存在の、永遠のテーマだと思います。それは、生きるために生まれて来た人間の宿命であると思う。ただ、ここで問われる“罪”は、たかだか数百年?に満たぬ現代の法律論で、真の解決が得られるほど薄っぺらなものとは思えず、神仏の御許においてのみ、神聖なる真の判断が下されるのだと思います。人間の理性は、私利私欲と表裏一体でありますし、極限の状況下で命を生き延びるための選択は、血涙を忍ぶ苦渋の選択の地獄から、神の救済の心を求めて手を伸ばす、神聖な祈りの心に基づくと信じたい。あまつさえ‥生き延びたあとに、一生、当事者が背負う孤独な“十字架”の重さを思えば、それに匹敵する償いはないとも思えます。そして何より重要なのは、亡くなった人たち自身が、同朋や仲間たちの命の灯が生き延びるために、自らの血肉を捧げることに対して、生前どのような覚悟を持って生きて来たかという点も、十分、考慮に入れておかねばならぬ問題なのかも知れませんね。