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退院 『アイデア求む!』
2010年10月21日(木) 10時にK病院を無事退院。また‘らいぶゆう’移送サービスのお世話になり施設まで送ってもらった。
施設のいつものベッドに戻ると、なんとな〜く落ち着く。病院とは違う、静けさ、空間、居心地の良さがある。母も同じように感じているだろうか。少なくとも、入院患者全員お揃いの寝巻きから、自分のパジャマに着替えるだけでも母らしさがある。
施設では暖房が入っていた。外から来ると暑くて空気はカラカラ乾燥して感じる。
外は確かに寒いが、居室の温度計は25℃をさしていた。真夏も居室は冷房が入っていて同じ気温だった。
ふと不思議に思うのは、気温は同じだけれど、肌着もパジャマも掛け布団も厚めになっている。本人は暑さで布団を蹴飛ばすこともできないが、これでいいものか?
私はあえて掛け布団を足元にたたみ、綿毛布だけを掛けてきた。
夏だから暑い、冬は寒いという先入観で考えることと、現実の室温のギャップ。だからこそ、一番大きな温度計を見え易い場所に置くようにしたのだが、職員さんの目や意識に留まるだろうか。ちょっと心配なところではある。
今日はスポンジの先にカフェオレを浸して飲んだ。4口で動きは止まってしまった。それでも味を感じている様子なのが嬉しい。
呼吸が苦しそうになるのは相変わらずだ。これまでも色々対策は考えてきたが、上手くいかないので装具を作ってもらえないかと思い、幾つかの業者さんにメールで問い合わせてみた。しかし返答がない。下顎を前に押し出す装具なんて無いのだろうが、それだけで普通の呼吸ができるようになるのだから、自助具という発想で考えてくれてもいいのに。。ホームページの宣伝文句では、きれいごとを書き並べてはいるが、結局のところ新しい試みとか、規格にないものについての相談なんて面倒なんだろうなぁ。
市販製品(顎挙げグッズ、マウスピース系)は色々試してはみたが、いずれも母の状態には合わない。今着用中の首に巻いている紺色の物もその一つだが、効果は無いに等しい。
そこで器用な知人にいいアイデアや、道具を作れないものかと持ちかけてみた。早速何やら作ってくれているようだ。上手くいったら有り難い。
私は子供時代から図画工作は苦手で通信簿で『2』しかとったことがないのだが、今回の知床で指にヒビが入ったことをキッカケにちょっとしたアイデアが思い浮かんだ。
現在、シーネとギプスを注文している。これを変形させ、固めることで、下顎を1cm程度前に押し出す装具ができるかもしれない。何事もやってみなけりゃ始まらない。諦めたらそれで終わりだ。
たった1cmのことで、呼吸困難や酸素不足が原因で命を落とすことだけはないように、何とか方法を見い出したい。苦しい呼吸から解放してあげたい。もうそんなに時間はないように思う。
どうか皆さん
『何かいいアイデアが思い浮かんだら、ヒントでも何でも結構です。是非、教えてください。よろしくお願いします m(__)m 』
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コメント
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久しぶりに遊びに来たよ(o^-^o)
沢山更新してて、全部は見てないんですが… 下顎を少し前に押し出す…
重力で後頭部が下がるように、枕に角度を少しつけるのはどうかしら?
首は固まってるのかな?
これからゆっくりブログ拝見させて頂きます
応援してるからね
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はいはい、(v_v)/ ‥ どーせ ぼくは猫 以下ですから ( ;_;)ノ
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にゃんこも写真しか見てないニャン
ケンチャン よ〜く観察してみよう
な〜んて ケンチャンと張り合ってもしかたないニャン
アハハ
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にゃんこ、yatarouさん、ありがとう
かなり難問でしょ。春頃からずーーーっと考え続け、ピッタリいくものが思い付かなかったんだもの。
下顎は上(額方向)に上げるのでは効果がなく、前(仰臥位なら天井)方向に押し出したいのです。そんなわけで私が考えているのは、ケンチャンが最初に書いてくれたCの形で首から支えて後からエラを押す方式のもの。
ヘッドギアなるものはちょっとよくわからないけれど、良さそうでもあるけれど、ごっついのかな?母は首もしっかりはしていないので、被ったり脱いだりが難しいように思います。
でもちょっと検索して見てみます。
検索で出てくる製品はほとんどの物がチェック済みです。スノアゴンは多分使用中の物です。にゃんこ、すごいね〜!
ひげじい、専門家ならきっと型を採って作成してくれると思うんだけど、引きうけてくれるところが今のところないんだ。県民センターの自助具工房は楽しみです。
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にゃんこが言うように、ぼくも後ろに鍵があるような気がする。頭の後方に重心が掛かるようにすると、どうなるのだろう? ‥。“背中を制する者は、世界をも制す!”と言うけれど。「押してダメなら、引いてみな!」って感じかな 。
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う〜ん どちらも写真でしか見てないし、お母さんの首に巻かれたものは、お母さんのサイズに合わせてのりちゃんが工夫を凝らしてあるようだから、ぼくには判然としないが‥にゃんこがそう言うなら、そうなのかなぁ-? ‥
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ケンチャンの言うものって写真で母上様がしている物ではないかニャン??
違うかもしれないけど、限りなく近いような気がする
ケンチャンにはかなり違うように見えるニャンね
アイデア思い浮かばないけど、後ろから押す方が身体(あご)は
楽なような気がしたニャン。
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既に ご存知の製品かも知れませんが、一応、ご参考までに‥。ちなみに“下顎コルセット”で検索してみたらヒットした。健康・美容グッズ専門店「ケンコウアイ」が出している『イビキ防止マフラー・スノアゴン』てのがあります。読んでみると‥『スノアゴンは、下顎が下がり気道が狭まるのを予防します。下顎の線にピッタリフィットし、口が開いても下顎が下がらないように支えます。使い良さ、形状、角度‥を追求したら、こんな形になりました。ソフトなマフラータイプで 楽々セット。材質は、中身:ポリエチレン、外側:綿92%、首周り:35〜43センチ、マジックテープで長さ調節。価格:4410円(税込)。製造国は、ニュージーランド。‥となっています。写真を見た限りでは、現在、お母さんの使ってらっしゃるものとかなり違うように見えました。いかにもニュージーランド製といった感じで、シンプルでファッショナブル、そして機能的な印象を持ちました。
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ボクシング式のヘッドギアでなくとも、ラグビーの選手が頭に嵌めているヘッドギア式のもので、後頭部からゴムのような柔軟な物で背中の肩甲骨のあたりと直結して結び付けて固定すれば、頭と顔は上を向くと思います。ただ その際に、お母さんが不快感を感じないように、また首を痛めないようにするために‥、適切な素材で首の周辺を保護することを、念頭に入れておきたいものです。
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まずは退院おめでとうございます。やはりなれたところに帰られてほっとされたことでしょう。
寝た状態で下顎をリフトアップするというのは難問ですねー。
お母様の首と下顎の形状に合わせたギプスをはめるくらいしか思いつきませんが、もしそういう特注品を作成する業者が見つかったとしても、連れて行って型を採るわけに行かないし、出張してやってくれるところは果たしてあるのだろうか?
県民センターの自助具工房でどこまで対応してくれるのか分りませんが、せめてアイデアと作り方を教わり、自分で出来るようだといいと思います。
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遅ればせながら
退院おめでとうございます
いろいろ考えていたらなかなかコメント書けなかったニャン
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ひげじい殿のアイデア 、人間工学の面から見て理に適っているように思います。母上のような例はきっとほかにもあるはずだし、筑波大学や東京工業大学あたりで、既に研究や開発がなされていても不思議ではない‥。技術大国の日本で作れないわけがない。作ろうとする意欲を持った技術者は、必ずどこかにいるはずだ。
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ケンさんのヘッドギアもいいかも
顎を固定するのに歯医者さんが歯の型をとる時に使うもの(何て言うのだろう?)を使ってお母さんが呼吸をし易い状態で型を採ったらどうだろう?それを元に石膏で型をとり、その石膏にシリコンを流し込み、シリコン製の顎固定器を作り、シリコンだけでは柔らかいのでシリコンを支えるギプスタイプのものを用意しそれをヘッドギア等で支えるっつうのはどうだろう?
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具体的に記述すると、人間のエラと下顎は同じラインにあるため、そこを固定して守るための防具としての ボクシングのスパーリングで使用するヘッドギアから着想を得たものです。あれをもっと薄く軽くしたタイプのもので、頭の後ろから首にかけてと、エラから下顎にかけて固定します。ヘッドギア式は喉の気道を確保し、尚且つ左右にも動き易いので、理想的かと思いました。極論を言えば‥ヘッドギアを買って来て、そのままスポンと被せてしまえばよいのですが‥さすがに母上に、いまからボクシングをやれとは言えませんので‥ 。エジソンは、電球を発明する際に、地球上に存在する何千種類もの物質を試してみて、全て失敗に終わり、最後の最後に残った“日本の竹”を試してみた結果、電球は発光したことで偉大な発明が成し遂げられました。介護用品でダメならば、スポーツ医学の世界からアイデアとヒントを借りて来てもよいと思う。試せるものは 何でも試してみる価値はあると思います。時間との闘いの中で、成功するまで諦めない。必ず道は拓く “日本の竹”は必ず存在するはずです。
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みささんがおっしゃった、横浜西口鶴屋町の自助具工房の件がうまく行くことを祈ります。ちなみに自分が書いた浮き袋の発想は、完全なドーナツ型ではありません。ドーナツ型は、喉を圧迫してしまうから危険です。新しく考えた方法は、首の後ろからエラにかけての部分だけを固定する方法です。エラを固定すれば、下顎も固定できます。喉の部分は、気道を確保するために空間を開けておきます。つまり視力の検査を行う時に、片目を押さえてドーナツ型の輪っかの一ヶ所だけ開いた部分を言い当てる、あの形です。首の周りとエラをうまく固定できれば、喉の部分を開けたまま、違和感なく下顎も固定されるのではないでしょうか。その意味では、とくに浮き袋の必要はなく、適度な弾力と硬さを持つ人間の手のような材質であれば問題ないと思います。
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みさちゃん、ありがとう!土日は休みでしょうね。早速25日に行ってみます。
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ひげじい、早速にありがとう。
そうなの。私も最初に思い付いたのが‘気道確保’の体位でした。けれど、これもやはり下顎を手で押さえないとダメなわけで、その部分が母にも言えるわけです。
肌に当たる部分は柔らかい素材、低反発の物とか、弾力のあるものを考えています。間違えても首つりのうようになったり、装着することで害が起きることは避けなければなりません。難しいのです。
松本さん、ありがとうございます。
なるほど、そうですね。やってみると上を向くことでそのままでは顎は下がりますね。かといって下を向くとその通りで食道は通り易くなりますが、気道は狭くなると思います。
ムチウチ用のカラーも考えてみたのですが、顎が喉につくように埋ってしまうので、カラーに乗せることができない状況です。でも何かいい工夫ができれば…?
ケンチャン、ありがとう。
そう、両手で押さえてあげていれば呼吸は何の問題も無い状態です。その人間の手の役割を果たしてくれるもの…本当ならきちんと母の首や頭の形、顎の形を測って、プラスチックと部分によってはシリコンを使うなど、専門的に装具屋さんが作成してくれたら一番いいと思うのだけれどそれが叶わないので、もっと簡単で軽くて母に負担がかからなくて、介護職員さんにも扱い易いものを目指したいところです。
浮き袋ってドーナツ型のこと?どうやって使うのかちょっと想像がつかないけれど、それゆえ新しい発想なのかな?
dayさん、ありがとう。
マウスピースも考えましたが、上顎にはバラバラに弱って今にも抜けそうな歯が並んでいます。下顎に残っているのは1本です。義歯は合わなくなる前に、母にとっては不快で不要な存在になったので使わなくなりました。マウスピースに耐えうる歯ではなさそうです。意識も朦朧といった感じですが、口の中に入れる物は飲み込んでしまう可能性がないとは言えないので難しいです。 金額は高くても構わないです。最期の日まで穏やかに安楽に過ごすことができるためなら価値は十分あると思います。
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かながわ県民センターの13階にある自助具工房で作ってもらえないでしょうか?
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PS.ただし、いまのアイデアには一つ難点があり、浮きぶくろを首に巻いたら、首が圧迫されて窒素してしまう危険性も孕んでおり、一長一短です。・/span>って、窒素を防ぐためには首に巻くのではなく、あくまでも下顎に装着できるようにしたい。ちょうどマスクを耳から下顎に掛けるような状態が、それに近いのではないかと考えます。そういう装備があればいい。
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水を入れた小さめの“浮きぶくろ”のような形状で、顎の角度を維持できる製品があるかどうか、明日、自分なりにちょっと調べてみます。浮きぶくろの中の水の分量を自由に調節できれば、弾力性や角度も自由に変化できるのではないかと思います。そういう製品が既にどこかで開発されて、存在していればいいと祈る思いです。
お母様の退院少し長引いたけれど無事出来て良かった!
ネット検索で探して見ました。(検索済みでしたら無視ね)
マウスピースで商品:【ソムノフィット】
商品説明:下顎前方移動調節ストラップで、自分に適した抑制位置へ下顎を移動できます。
作り方:上下歯型を取り(手製マウスピース)、下顎前方移動調節ストラップを上下型に取付けて完了です。
感想:少し高額です。またお母様の歯の状態にも影響するかな?
noriさんの仰る宣伝文句ではきれいごとを書き並べてはいるが、適用外である事を前提ね!
PS:知床岬探検隊の旅お疲れ様です。 しかし右人差し指を損傷は・/span>分でしたね。。。
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現在 装着されてるような、鞭ち打ちコルセット式の形状が、やはり有効のような気がしますが‥、しかし材質として、硬過ぎても首を痛めてしまうし、逆に、柔らか過ぎても首が寝てしまうので‥、ある程度の硬さと、適度な弾力性を備えた物があるといいですね‥。合成樹脂とか合成皮革、あるいは、特製のビニール素材のようなもので、首の自由を確保できて、尚且つ、顎が自然体で角度を維持できる素材‥。どこかで作ってくれていてもよさそうなものだが‥。
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私の経験では、
頭を後ろに傾けると、下あごは自然に下がってしまうように思います。
これは、空を見上げたり、目薬をさすために上を向いたりするときに
経験することですが。
逆に頭を前に傾けるときに、かえって下あごは前に出るように思います。
ただし、これでは気道まで狭くなってしまいそうで、心配です。
ひげじさんがおっしゃるようなギプスは、
首のいわゆるむち打ち症をやわらげるために使う器具でしょうか。
これをなんとか工夫する方法があるといいかもしれませんね。
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先ずは退院おめでとうごどいます。
下顎を1センチ程度前に押し出す。素人が考えるに頭を後ろに傾けると顎が反動的に上に持ちあがるのではないだろうか?その状態を維持するには?noriちゃんが注文しているギプスがいいような気がする。
1ギプスは簡単に取り外しができるようにようにする。
2顎をギプスで傷めないように顎とギプスの間に柔らかいものをあてがう。
ただし、ギプスを装着したことにより呼吸障害が起きることのないように十分注意しなければいけないでしょうね。如何なりや?
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ファンタジアどん、いきなりいっぱいのコメントありがとう
枕調整や気道確保体位など、容易にできることはやってみたんだけれど、顎はそれでも引いてしまってダメなんだ。
ファンタジアどんは一般人と発想が違うから、何か突飛なことが思い付くかもしれないね いつでも待ってる