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蛭ヶ岳ピストン日帰り 初トライ!
2011年4月5日(火)
予てから一度は挑戦してみたいと思っていた大倉から蛭ヶ岳への日帰りピストンだったが、ようやくタイミングが整った。塔ノ岳さん情報によると、まだ凍結している箇所があり、昼になればそれが溶けて泥だらけの悪路となるということだったので、今日はトレイルランではなく、登山靴着用できっちりピストンすることだけを念頭に置いての山登りとした。
大倉登山口から登り始めると、直ぐに両側の道に小さい紫色スミレが沢山咲いていた。
昨夜はホットカーペットの上でうたた寝のように21時頃から1時まで寝てしまい、そこからちょっと作業をしていたら時間がなくなり、もう30分だけ寝てから起床という睡眠不足状態。
歩いていても目が半開きで、意識も身体も起きてこない。ただでさえ、去年の12月あたりから標高差や距離のある山歩きはしていないので、足が重くて重くて上がらない
それでもお天気 と清涼な空気に支えられ、蛭ヶ岳へ行く意欲は一度も失わなかった。
普段は休憩なしで塔ノ岳までは上がるのだが、今日は堀山の家で休まずにはいられなかった。甘いジュースで水分補給。髪を結わいて上を目指した。
花立を過ぎる頃から身体が覚醒してきた感じになった。
塔ノ岳までは、金冷やしからの道が霜の凍結によりガッチガチの凸凹だったが、他は乾いており歩き易かった。
塔ノ岳山頂をスルーし、北斜面に入ると直ぐに下りの道が凍結していた。この写真のように横に逃げられる道幅がある箇所はいいのだが、どうにもこうにも避けられない場所があり、4本爪アイゼンを装着。それでも硬い氷となっている場所ではアイゼンがあまり利かなくて、掴まる木もないと怖くて怖くてヘッピリ腰でソロソロと降りて行く。「ああ、ストックがあれば…」と心で呟いた。
今日の行程では何度も何度も鹿のファミリーに遭遇した。
前回丹沢山へ行った時には、あちらから群れで寄ってこられたことがあるので、見つめ合うと逃げてくれるまで不安がよぎる。
でも、今回はいずれも皆可愛いお尻を見せて遠のいてくれた。ホッ
視界の開けた尾根歩きは天気が良ければ本当に気持ちがイイ
特に今の冷たい空気で、風も微風とくれば最高だ
これから目指す、丹沢山から不動の峰、蛭ヶ岳へと続く尾根。
『竜ヶ馬場』
いつも朝はガッツリ食べる食習慣なのだが、今日はコンビニおにぎりを運・/span>しながら1個食べただけだったのでお腹がグーグーなっていた。
陽射しが暖かい。こんなところで食べるサンドイッチの美味しいこと
『丹沢山』到着。
富士山が麗しい
塔ノ岳を過ぎた往路では、擦れ違った単独男性以外誰にも会わなかった。
丹沢山を降りる北斜面の凍結もまた見た目以上にガッチガチに凍っており、再びアイゼン着用。
目の前には不動の峰への稜線だ。
あちらは乾いていそうだし、陽が当たって暖かそうだ。
スッテンコロリンしないように慎重に下る。
『棚沢ノ頭』 分岐。
ユーシンロッジから玄倉川へと降りられる道だが、途中が通行止めとなっている。もう何年経つだろう。復旧は難しいのだろうか。
立派な大木だ。
夏は暑くて日陰のないこの稜線を歩く気にはなれないので、この木がどんな葉をつけて茂るのかが想像できない。
『鬼ヶ岩』周辺。
岩場に鎖が付いていてちょっと楽しい。
ここは凍っていなくて良かった。
私はこれまで蛭ヶ岳に3回登ったことがあるが、いずれも山荘泊まりだった。
最初はまだ山を始めたばかりの頃に、山岳会の山行でシロヤシオを観ることが目的で連れてきてもらった。 ヤビツ峠から入山しヘロヘロで夕方近くに小屋に辿りついた記憶がある。
2回目も仲間数名で。3回目は単独でやはりヤビツから入って蛭ヶ岳山荘1泊。翌日檜洞丸経由で西丹沢自然教室に降りて登り返し、畦ヶ丸避難小屋に2泊目、そして翌日菰釣山経由で山中湖へと降りた。水をこぼしてしまったことから喉の渇きに苦しみ、それ以来『水』の確保には慎重になった。
いずれも結構辛い思いをした山行だったので、蛭ヶ岳を日帰りでピストンすることなんて考えてもいなかった。
今こうして蛭ヶ岳を目の前にして、「もうすぐだ。」と思える感覚が昔とは違う。経験という‘力’がついたのかなぁ。
小屋の眼前には宮ヶ瀬湖が広がる。
今月24日(日)にはこの周辺で東丹沢宮ヶ瀬トレイルレースが開催される。
エントリーしてしまったので、なんとなく思い入れを感じてしまう。
今のままでは完走も難しい脚力、持久力だ
蛭ヶ岳山頂から・/span>む富士山
今日は荷を軽くするため三脚の持参はしなかったので、標識にカメラを載せての撮影だ
山頂には姫次経由で登ってきたという単独男性がラーメンを食べていた。美味しそう
富士山の横奥には南アルプスの白い峰々が並んでいる。
一日通して雲がかからず眺・/span>できた
帰路は気楽
しかし足元は、凍った氷が溶けてグチャグチャ、ベチョベチョ、ニュルニュルといった具合で、少し勢いをつけるだけでも滑ってバランスを崩すし、ハネもあげてしまうので、静かに丁寧に歩く。
帰りも『竜ヶ馬場』でぽかぽかの日向ぼっこを楽しんだ
塔ノ岳に戻り、今歩いてきた稜線や蛭ヶ岳を振り返る。
そして尊仏山荘で持参のチーズケーキと美味しいコーヒーをいただく
大野さん(小屋番さん)が居て、他の常連客の皆さんと一緒に事故(足の骨折)の時の話を聞かせてもらった。
自分もまた単独登山が常なので、いつそのような状況下に陥るかわからないし、参考になる話しだった。
塔ノ岳からの下りは、ハイカットで皮の重い登山靴が邪魔に感じられたが、道が乾いて歩き易いのでそれなりには軽快に歩けた。
大倉入口周辺の木蓮の花はもう見頃を過ぎてはいたが、ずっと重苦しい気持ちを抱えてきたこの頃では、春を感じられる風景に心が和んだ。
【コースタイム】
<往路>大倉登山口06:14→駒止茶屋07:03→掘山の家07:17/07:20→花立07:48→ 塔ノ岳08:08→竜ヶ馬場08:39/08:47→丹沢山09:01→棚沢ノ頭09:46→蛭ヶ岳10:11
<復路>蛭ヶ岳10:28→棚沢ノ頭10:50→丹沢山11:27→竜ヶ馬場11:39/11:46→塔ノ岳12:12/12:37→大倉登山口13:43
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コメント
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なるほど 。戸塚で言えば《バー・105》みたいなお店ですね。“バー105”は戸塚で一番素晴らしい上質なバーですが、料金が安価で、お店の雰囲気が上品で、居心地が良く 、トータルで二重丸の素晴らしさ! 。マスターやバーテンダーが穏やかで優しくて、さりげない心くばりが嬉しいお店 。店の造り、・/span>業員の質、お客さんの質、料金価格、雰囲気‥どれを取っても一流のお店と、女性客からも・/span>判です。自然とお客さんも良い人ばかりが集まるので、女性の方も安心して飲みに行けます 。店内は焦げ茶色に統一されたモダンな造りで、艶やかな木目の美しいカウンターと、落ち着いてくつろげるボックス席。思索をするもよし、語らうもよし、静かにグラスを傾けるもよし。何時間でも居たいと思える 。そんなお店は貴重な存在です。戸塚に縁のある人ならば戸塚駅西口近くの《バー105》の存在は知っていると思いますが、とくに戸塚に縁のある女性にはお薦めのお店です
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なるほど。そういうお店なら私も普段でも利用しているよ
私の持つカフェバーのイメージがちょっと違うところにあったんだ。
居酒屋(和民や笑笑とかではなく、カウンター主体の小料理屋的個人店)にも必ずウーロン茶のようなノンアルコールドリンクはあるけれど、本来はお酒を楽しむ場所であり、最後にノンアルコールドリンクを飲むとか、運・/span>があるからノンアルコールを飲むとか、友達は飲むけれど自分は飲めないとかの特例的パターンで、夜のカフェバーもお酒が主流の雰囲気の店をイメージしたの。そして私が行きつけにしたいお店はそういうお店の方なんだ。よく顔を見る大勢の中の一人ではなく、個別性を持って心の交流ができるお店というイメージ。
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さくらのピンクが薄い。
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そこのカフェ・バーは、ケーキ やチョコレートも置いてあるんだよ 僕は食べないけど 。‥ のりちゃん向きだね
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僕の行きつけの店はいわゆる“カフェ・バー”です お酒が飲める人は飲めばいいし、飲めない人は珈琲 で“時”を過ごします。その店はイタリアやイギリスのパブのように‥立って飲むカウンターと、椅子に腰掛けて飲むカウンター席と、通常のボックス席と、丸くて高いテーブル席とがあり、席によってコーヒーやお酒の値段が違うのです 。立ち飲みカウンターで飲むエスプレッソ・コーヒー は160円。それをカウンター席で飲むと200円になります。ビール もカクテル も同様のシステムです。お値段も手頃で店の造りもお洒落。間口が開放的で入り易いのが特徴で、女性一人でも気軽に出入りできる気安さが売りのカフェバーです。お酒が飲めなくても珈琲だけでカウンターの《とまり木》で思い思いに“時”を過ごせます。文庫本を読んだり書き物をしたり、友達同士で語らったり、みな好きなように過ごしているよ 。のりちゃん、横浜にショッピングに行ったついでにぶらりと立ち寄ってみてネ 西口交番の前から高島屋の通路を通って相鉄線の改札口に向かい、相鉄線改札手間の左側にあります。相鉄ジョイナスの1階だからすぐにわかるよ
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賑わうべきところが賑わっていると聞いて安心しました。
元気のあるところはそうでなくっちゃあね。皆で倒れてしまっては意味がないもの。
いいよね〜 カウンターバーで美味しいお酒を飲むなんて。憧れるな〜。
私がお酒を飲めたら間違いなく、行きつけのバーや居酒屋を見つけていると思う。
自分が行きたい時にそういった自分の場所があるというのはとてもいい。家で一人とか、仲間と行くとか、そういうのとは違った落ち着き感とか、休まる感じとか、当たり前のように迎えてくれるお店の人がいるというのは居心地いいだろうなぁ。
本当にお酒が飲めなくて残念だ
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震災以来、全国的に自粛ムードが漂っているけど‥ 横浜駅や高島屋も照明を落としているけど‥、行きつけのバーは相変わらず混んでいる。OLらしき女性客やサラリーマンで熱気に溢れてる。自分はいつも一人でカウンター席でグラスを傾けるが、最近は単独の女性客がカウンター席でカクテルやハイネケン・ビールを飲んでる姿を多く見受ける。妙齢の女性が、一人でカウンター席でグラスを傾ける姿は‥なぜだか妙にカッコイイ。
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鹿肉バーガーなんて本当にあったんだ
丹沢の鹿の多さもかなりのものだけれど、逗子鎌倉の台湾リスの多さも恐ろしい。
どうなっていくのかなぁ?・・・やっぱり食べちゃうの?
‘生態系’と‘性態系’とはうまいね。
草食系の男性が主流になってきた分、女性が肉食系になってる としたら、案外バランスはとれているんじゃないの?
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鹿肉は バーガーがあったよね
どこだっけなぁ
“性態系”のバランスねぇ
きっと今までは自由に表現できなかっただけだから
やはり同じようなお方はいたのではないでしょうか??
崩れたのではなく、出てきただけかなって思う。
かなり以前からおばちゃんぽいおじちゃんもいたしね
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やがて牛丼が僕らの眼前から姿を消し、鹿丼が主流になるのでしょうか 生態系のバランス‥か。 草食系男子やお姉系男子の出現率の高さも、生態系ならぬ“性態系”のバランスが崩れたことの証しでしょうか ‥ (-_-)
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5〜600m程度の低山でも結構大変だったりしますよね!
近所の葉山アルプスもアップダウンを繰り返すコースを選ぶとなかなかのものです。
uttchiさんは関東にもお住まいでしたか。
塔ノ岳から先は積雪期など、特にガラッと様子が変わりますからね。
尾根伝いという意味では道は間違えにくいかもしれませんが、ラッセルは大変ですよね。雪に強いんですね。
鹿は可愛くもあるのですが、あれだけ居ると食料も大変だろうし、ヒルが蔓延するのも頷けます。どこかで生態系のバランスが狂ってしまったのでしょうね。
レース完走、頑張ります。自分で地道に練習できない分、レースで鍛えようという魂胆です
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バンビのお尻が可愛い 白木蓮もきれい。トレランレース頑張って
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金勝アルプスは名前だけ立派ですが、5〜600mくらいの低山が連なった山です。
ハイキングコースなのでなめていましたが、一部急な登りがありました。
以前、関東に・/span>勤で住んでいた時、塔ノ岳〜蛭ヶ岳に登ったことがあります。
12月末に帰省する途中に寄ったのですが初雪が降って、高速を下りるハメになり思いつきで登りました。
その時は塔ノ岳から先は踏み後がなくてラッセルでした。
丹沢山荘に泊まって、翌日蛭ヶ岳に行きました。
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本当に久し振りで時間と共に筋肉痛は憎悪しています。ああ、年だなぁ。
地震の影響で、精神的に滅入っていたことと、車移動の私にとってはガソリンが簡単には入手できなかったこと、計画停電で信号が消えていたり、電車のダイヤも乱れていたりで交通事情も悪かったことから動きがとれなかったのですが、春の息吹と共に活動した方が良いと思ってきました。
尊仏山荘では宿泊客キャンセルが約100名近くに及んだそうで、経営的には打撃ですね。きっとお店をしている人や中小企業でも大変なことになっているでしょう。そう思うと尚更大丈夫な人はどんどん動いてお金も回した方がいいように感じます。
大倉から蛭ヶ岳へ行くのに、塔ノ岳が中間地点くらいなのかもしれませんが、圧倒的に塔ノ岳から後の方が楽です。塔ノ岳までは登りっぱなしですが、その後はさほどでもない標高差でのアップダウンとなだらかな尾根になります。道も風景も雰囲気もいいし、静かだし、楽しく歩けます。遠かった蛭ヶ岳ヶ少し近くに感じるようになりました。
金勝アルプスですか。全然聴いたこともないですが、‘アルプス’と名が付くということは、それなりの連山なのですね。娘さんと一緒なんていいですね〜
あの木はブナではないと思ったのですが、写真で見るとブナっぽいですね。実のところは…次に行った時に確認してみます
体力はつくものですね。そして‘山慣れ’はとても大事だと思います。私はほとんどそれで補っているようなものですから。
富士山は日帰りでしか登ったことがないのですが、一度は泊まってご来光を仰ぎたいとも思っています。
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久しぶりの登山でしたね。 ここんところ低山が続いていたのでひょっとして体調不良かな勝手に心配していました。
私もこの日は会社を休んで春休み中の次女と登山に行きました。行き先は滋賀県の金勝アルプスです。
「普段は休憩なしで塔ノ岳」ですかぁ〜それもスゴイな。
それでもって身体が覚醒ですか・・・どうなるんでしょう、エバンゲリオンみたいですね。
大きな木はブナの木でしょうか?
私も山を始めた頃に富士山に登りましたが山頂で一泊したものの寝不足でヘロヘロになって下りてきたことがありました。
それから少し体力がついたのか昨年は砂走コースで日帰りで行ってお鉢巡りもしてきました。
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久しぶり山旅ですね それもロングランの。時間的に塔の岳が中間地点って感じですかね。以前は1泊した蛭ガ岳コースを出発地点が違うと言えども日帰りで往復してしまう。やはり「経験という力」が付いたのでしょう。天候が素晴らしく、くっきりと澄み渡り真っ青の空に浮かぶ冠雪の富士山はやはり絵になります。正に絶景です。山はまだ残雪があるようですが、写真からもそこかしこに春の息吹が感じられます。いよいよシーズンが始まりましたね
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ハイランドの桜 咲いてきたねぇ。
1年に1度、待ち遠しいけれど、あっという間に過ぎ去っていくんだよね。今から毎日じっくり堪能させてもらいます。
塔ノ岳までの道程はスニーカーで だよ。15日、晴れるといいねぇ
私も久し振りに筋肉痛になってしまった しかも上半身が特にひどい。ザックを担いで長い時間を動いたからかなぁ。荷物は軽かったんだけど。この痛みが次なるパワーに変わると思えば気分的には悪くないな。
私も今日は職場の健康診断なんだけれど、活動力低下だったため、体重はUP、筋力低下は歴然なのだ この結果から夏までにどう向上していけるかが大事なんだなー。地道にやらないとなー。
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久々に良い天気の山ブログだニャン
青空がキ ラ キ ラ しているね
食べ物ブログも美味しそうでよだれ がでるけど
自然は良かです
やっと 桜 も咲いてきたしね
時間的には・/span>裕の下山ではないですか
やはり女王様だニャン
ニャンコ はこっそりつまみ食いがたたって 身体が重くなってしまった ニャン
ヤバいよヤバいよ
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戸塚かぁー。ちょっと縁ないなぁ。