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生まれ来る命、去りゆく命。
私には2歳年上の姉がいる。
姉はオムツをつけている頃から何事にも物怖じしない性格で、人前に出て踊ったり歌ったりのできる人。学級委員長やら生徒会役員などには手を上げて立候補するタイプで明朗活発を絵に描いたようなタイプだ。
私は今でこそ誰とでも話ができるし、意見も言えるようになったけれど、中学生頃までは過ぎるほどにおとなしいタイプだった。通信簿にもそういった意味合いのことが毎回書かれたものだ。
姉は父似、私は母似。恋愛観も人生観も大分違う。姉夫婦の老後の夢は『日本全国ギャンブル旅行 』らしい。趣味が合うのはスゴイし素敵なことだ
同じ環境で育っても随分違うものなのだ。
そんな姉も結婚は28歳とさして早くはなかったが、結婚後も現役バリバリで看護師を続けており、某市立病院の師長をしている。
一家の大黒柱となっているのだ。
姉はそれを・/span>んでしているから偉いとつくづく思う。
そんな姉夫婦は一男一女をもうけ、この写真の可愛らしい女の子が私の姪にあたるのだ。
驚いたことに彼女は15歳で結婚、そして出産をし、このポテっと可愛いベビーが姉にとっての初孫(生後8ヶ月)となったのだ。
姉が「お婆ちゃん」と呼ばれているのを隣りで聞いている私も異様〜な気分になる。
そして今日は施設にいる母の元へ、初めて曾孫を連れて挨拶に来てくれた。
母の反応は…?ちょっと声を発したり、表情が動いたりはしたようだったがハテサテ?
でも内心はさぞや嬉しかったことだろう。
「あの姪が親になるなんて 」と心配していたが、我が子を抱いた姪はすっかりきちんと母の顔になっているではないか やられた また一つ勉強をさせられた。
赤ちゃんを抱き慣れない私が抱いても泣くことのない、愛想の良い、重くてぶにょぷにょの可愛い赤ちゃんだった。 ようこそこの世へ。
そして悲しいニュース。
志水ガイドから届いたガイドプラン案内と同封された葉書から、『中司 茂男氏』が黒部渓谷入山中に遭難し亡くなったことを知らされた。
直ぐにネットで検索すると、8月7日6時50分に黒部渓谷上ノ廊下、下の黒ビンガ付近で登山者が遺体を発見したということだった。
彼は公務員であり、写真家であった。
彼とは4年前の夏、南アルプスの千枚小屋で出会い、山の話や写真の話に花を咲かせた。その後も写真展や山行に誘っていただいたり、志水ガイドの親睦会で偶然同席をした。ここ2年近くは年賀状のやりとり程度だったが、人生において何らかの縁のあった人が‘遭難’という形でこの世を去ってしまうのは特に寂しい。切ない。単独で冬の北アルプスバリエーションルートにも入る実力派だったのに、事故というのは突然にやってくる。
渡渉、泳ぎの場面で流されてしまったと見られているが、そんな川は何度も見ているだろうし、経験もしているだろうに何故だろう。きっと命を奪われる時とはそういうものなのだろう。
私は山が大好きだけれど、山で死にたいとは思っていない。
だから、山好きだからといって「山で死ねて良かったね。」なんて思えない。
中司氏はまだ49歳だった。まだまだやりたいことがあっただろうな。彼を取り巻く仲間や身内の人もどれだけ悲しまれていることだろう。
心からご冥福を祈ります。
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コメント
さわやかな感じの姪っ子さん、noriさんに似ているような気もします。
若い時はそっくりではありませんか。
特に知り合いが遭難すると悲しいですね。
それにしても49歳とは若い。確かに山に登っていると
危険と隣りあわせで、なにが起こるかわかりませんが、
足腰が丈夫な間は、好きな山に登り続けたいですね。
無念だったのではないでしょうかね。
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そうそう、東南アジア系って言ってたんだ
でも魔女って感じなのかなー?
にゃんこは魔女っぽくないね。鼻に注目はしたことはないけれど…
今度会ったら観察させてもらおう
にゃんこはチャーミングだもんね
ふうちゃんママ、ご無沙汰です。
10月に再チャレンジとは羨ましいです。お子ちゃま達も喜んでいることでしょう。
それもきっとママの力でしょうね 愛されていますね
この暑さで芝刈りは大変でしょう。我が家の庭は雑草でボウボウです。雨上がりに抜こうと思いつつ・・・
涼しくなった頃、またそちらに伺いますね
noriさん、初めまして。うなぎ市の硝子屋ふうちゃんママです。
いつも楽しく読ませていただいています。
夏休み旅行は、謎の台風8号でちょっとガクッときましたね。ふうちゃんママの意地で10月に再チャレンジして予定を立てています。
トホホの芝刈りふうちゃんパパです。
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にゃんこの家系は南国系…父方の方が東南アジア系と言いましょうか
魔女に似てる 鼻が高いんだよね
おじいちゃんが笠智衆に似ているかな。おとうちゃんは誰に似てるって言ってたかな?
伯父さまたちが誰か俳優さんの名前を言っていたけど、忘れちゃった
おとうちゃんに似てたら、美人になったのに って言われたよ
あはは
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そっかー お姉ちゃんもお母さんに似ているか。
私とお姉ちゃんもなんとな〜く似ているもんね。部品は似ていないんだけれど、トータルすると似ているような・・・
自分を鏡で見ると、お父さんに似ているなーと思う部分もあるもんね
にゃんこの身内は南国系に統一されているんだったっけ?
山での遭難は痛いです。
私も骨折を繰り返したけれど、それが足だったらとか、一歩間違えれば危険はいつも隣合わせだから、特に長時間長距離で集中力が切れるような山行では気を付けないとね。
ああ、山に行きたい。
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今日はお盆。終戦から66年がたった。
神風特攻隊の生みの親である大西滝次郎少将は終戦の翌日に割腹自殺をした。
前の大戦の・/span>牲者は民間人を含め310万人の尊い御霊が失われた。
終戦記念日である今日、あらためて先人達の御霊にお祈りを捧げます。
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お姉さまのお顔をじ〜っと みてると、やはり母上様に似ているのね
のりちゃまの方がうりふたご のように似ているけど…
かわいい曾孫ちゃんみて 母上様はさぞかし嬉しかっただろうね
事故…のりちゃまはいつも帰ってきているけど、自分では防げない事もあるから、気をつけてね。
元気に行って元気に帰ってくるのが1番だもんね
怪我 もね
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名前はnoriも典ちゃんも変わらないからいいですよ。気にしませんから〜
そうね、姉とベビーは似ているかもね。髪が天然パーマなのはどこから来たのかな?遺伝って面白いですね。
山は、自然は格別に美しいけれど、とてつもなく恐ろしいです。
命は重いけれど儚いですね。
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うっかり、名前を出してごめんなさい
お姉さん、「全国ギャンブル旅行」の際は、是非、こちらにもお寄りください
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お姉さんとお孫さん、まぁあ〜、そっくりだこと 特に目元とぽっちゃりとしているところが
姪さんは、と言うことはまだ10代かな?お母さんもひ孫さんに御対面されてさぞかし嬉しかったことでしょう
キャリアを積んだ人でも簡単に命を落としてしまう。典ちゃんの知り合いが遭難に合う。典ちゃんのブログを読んでいて、つくづく山というものは危険と隣り合わせであることを感じてしまいます。
御冥福をお祈りします。
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姪っ子は‘さわやか’に見えますか?それは本人に伝えなくちゃ。言われたことがないだろうからとっても喜ぶと思います
私の若い頃は、身体は細かったのですが、顔はもっとずっとボテッとしていました。
小顔の姪は、似ていると言われたら嫌がるだろうから、こちらは内緒にしておきます
遭難、したくないですね。しないで下さいね。元気で行って必ず帰ってきましょうね