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大磯のアオバト
9月28日(土) またしても夜発、車中泊の行動で大磯港へ向かう
大磯港には広いコインパーキングがあるが、到着時の23時過ぎは閉鎖されており、発券されずゲートも開かなかった。なので仕方なく路駐での車中泊。夏と違ってなんと寝心地の良いこと

駐車場の直ぐ横に、この『照ヶ崎』の岩場がある。観察するにはありがたい場所だ。

堤防になっており、その下にはアオバトウオッチングと思われる人達がズラリと並んでいた。
集団は写真の人達の他に、もう一グループが同じように望遠鏡を構えていた。

アオバトって必ず観られるのかなぁ~と半信半疑。カラスやカモメ、トンビに普通のハトは飛んでいるけれど…
すると、望遠鏡を構えている人達がざわついた。山側から群れが海へと飛来してきた。
私は小さな双眼鏡でその姿を確認。

幾つもの群れがあるのだろう。飛んできては去って行く。それが何度も何度も繰り返される。
始めはデジカメのシャッターが間に合わなかったが、だんだん速度に慣れてきた。とはいえ、このカメラではこれが限界。

それにしても、じっと停まって水を飲むのではない。海面ギリギリを飛ぶようにして水を飲んでいるのか。
熱心にアオバトの姿を追っていたら、望遠鏡の集団の方から「アオバトを観にいらしたんですか?この望遠鏡で見るとよく見えますよ。どうぞ。」と声を掛けていただいた。

「えーいいんですか
ありがとうございます
」ってことで覗かせていただくと、岩礁帯にくっきりはっきりとアオバトの姿を観ることができた。美しく鮮やかな色をしていた。
望遠鏡を覗いた状態でデジカメを撮ると
![098[2]](http://blog-imgs-57.fc2.com/m/o/u/mountainqueen/20130929161526e05.jpg)
ピントが上手く合わなくてきれいには写らなかったが、目で見るその姿は画面いっぱいによく見えた。
本当に間違いなく‘アオバト’だった。

こちらは『こまたん』という‘‘アオバトに関しては世界一を目指している’’会の方々だった。
な~んにも知らない、初めて観察に来た私達に写真や手作りパンフレットなどを見せてくださりながら、雄雌、幼鳥の見分け方、特性など、とても分かり易く楽しく教えてくださった。
照ヶ崎におけるアオバト飛来数の時間変化や季節変化を調査しグラフ化している。それによると7月が一番飛来数が多く、9月を最後にガクッと数が減少する。時間は朝の7時がピークでタイミングはバッチリだった
『こまたん』は、岩礁で採取した糞の中から‘ミヤマザクラ’の種子を見つけ、それは丹沢山地の1000m以上の限られた山域にのみ分布していることから、アオバトが丹沢山系から飛来していることがわかったという。
色々な説明をしてもらうと、よりアオバトを観察することも楽しく興味深い。
私のよく行く塔ノ岳の一部もその山域に含まれており、鍋割山はさらにその生息域のようなので、これから山に登るにも姿や声を探すことになるだろう。

照ヶ崎から灯台を隔てて釣り客が大勢釣り糸を垂らしていた。海の輝き、その風景も秋の心地良い気候と共にのどかな気持ちになった。

大磯港には広いコインパーキングがあるが、到着時の23時過ぎは閉鎖されており、発券されずゲートも開かなかった。なので仕方なく路駐での車中泊。夏と違ってなんと寝心地の良いこと


駐車場の直ぐ横に、この『照ヶ崎』の岩場がある。観察するにはありがたい場所だ。

堤防になっており、その下にはアオバトウオッチングと思われる人達がズラリと並んでいた。
集団は写真の人達の他に、もう一グループが同じように望遠鏡を構えていた。

アオバトって必ず観られるのかなぁ~と半信半疑。カラスやカモメ、トンビに普通のハトは飛んでいるけれど…
すると、望遠鏡を構えている人達がざわついた。山側から群れが海へと飛来してきた。
私は小さな双眼鏡でその姿を確認。

幾つもの群れがあるのだろう。飛んできては去って行く。それが何度も何度も繰り返される。
始めはデジカメのシャッターが間に合わなかったが、だんだん速度に慣れてきた。とはいえ、このカメラではこれが限界。

それにしても、じっと停まって水を飲むのではない。海面ギリギリを飛ぶようにして水を飲んでいるのか。
熱心にアオバトの姿を追っていたら、望遠鏡の集団の方から「アオバトを観にいらしたんですか?この望遠鏡で見るとよく見えますよ。どうぞ。」と声を掛けていただいた。

「えーいいんですか


望遠鏡を覗いた状態でデジカメを撮ると
![098[2]](http://blog-imgs-57.fc2.com/m/o/u/mountainqueen/20130929161526e05.jpg)
ピントが上手く合わなくてきれいには写らなかったが、目で見るその姿は画面いっぱいによく見えた。
本当に間違いなく‘アオバト’だった。

こちらは『こまたん』という‘‘アオバトに関しては世界一を目指している’’会の方々だった。
な~んにも知らない、初めて観察に来た私達に写真や手作りパンフレットなどを見せてくださりながら、雄雌、幼鳥の見分け方、特性など、とても分かり易く楽しく教えてくださった。
照ヶ崎におけるアオバト飛来数の時間変化や季節変化を調査しグラフ化している。それによると7月が一番飛来数が多く、9月を最後にガクッと数が減少する。時間は朝の7時がピークでタイミングはバッチリだった

『こまたん』は、岩礁で採取した糞の中から‘ミヤマザクラ’の種子を見つけ、それは丹沢山地の1000m以上の限られた山域にのみ分布していることから、アオバトが丹沢山系から飛来していることがわかったという。
色々な説明をしてもらうと、よりアオバトを観察することも楽しく興味深い。
私のよく行く塔ノ岳の一部もその山域に含まれており、鍋割山はさらにその生息域のようなので、これから山に登るにも姿や声を探すことになるだろう。

照ヶ崎から灯台を隔てて釣り客が大勢釣り糸を垂らしていた。海の輝き、その風景も秋の心地良い気候と共にのどかな気持ちになった。
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コメント
大磯は良いところでしょ。
大磯のアオバトとアオバズク
アオバトの海水飲みをしっかりと観察できたとのことで
よかったですね。
いぶし銀さんがごいっしょでなかったのがちょっと残念ですが、
前夜発の車中泊だったのでは、同道はむずかしいことでしたでしょう。
繁殖地は丹沢山中だとのことで、
今後そちらでの出会いも楽しみですね。
初夏にはきっと、あの独特の鳴き声も聞かれることでしょう。
いぶし銀さん
御地のアオバズクの巣穴は、現在も使っているのでしょうか。
それとも、すでに南国に旅立ったあとで、
使われなくなったようすでしょうか。
よかったですね。
いぶし銀さんがごいっしょでなかったのがちょっと残念ですが、
前夜発の車中泊だったのでは、同道はむずかしいことでしたでしょう。
繁殖地は丹沢山中だとのことで、
今後そちらでの出会いも楽しみですね。
初夏にはきっと、あの独特の鳴き声も聞かれることでしょう。
いぶし銀さん
御地のアオバズクの巣穴は、現在も使っているのでしょうか。
それとも、すでに南国に旅立ったあとで、
使われなくなったようすでしょうか。
アオバズクの巣
8月に二度数羽を確認したあとは見ていません。
南方に渡っていったか、大磯丘陵の深い森に移ったか・・。ただ、9月19日中秋の名月の深夜に鳴き声がしたのでデッキに出ると私が立っている目の前5m程の電線に居て名月の淡い光にシルエットが浮かび上がっていましたが、私が身動ぎした為か飛びさって行きました。ほんの一分程かと思われますが今でもあの時の事がほのぼの思い出されます。
南方に渡っていったか、大磯丘陵の深い森に移ったか・・。ただ、9月19日中秋の名月の深夜に鳴き声がしたのでデッキに出ると私が立っている目の前5m程の電線に居て名月の淡い光にシルエットが浮かび上がっていましたが、私が身動ぎした為か飛びさって行きました。ほんの一分程かと思われますが今でもあの時の事がほのぼの思い出されます。
大磯のアオバズク
いぶし銀さん
中秋の名月のもと、間近でアオバズクに出会われたとは、
すばらしい体験をなさいましたね。
アオバズクの生態に私はくわしくはないのですが、
秋のある時期に南国に渡っていって、そこで越冬し、
翌年の春~初夏に再び日本にもどってくるだろうと思います。
そのとき前年と同じ地域にもどるのかどうか、
同じ巣穴を使うことが多いのかどうか、
ひなが巣立ったあともその巣穴を使うのかどうか、
などが興味深いですね。
鳥たちにお邪魔にならない程度の距離から、
ときどきそっと観察していただけるといいですね。
中秋の名月のもと、間近でアオバズクに出会われたとは、
すばらしい体験をなさいましたね。
アオバズクの生態に私はくわしくはないのですが、
秋のある時期に南国に渡っていって、そこで越冬し、
翌年の春~初夏に再び日本にもどってくるだろうと思います。
そのとき前年と同じ地域にもどるのかどうか、
同じ巣穴を使うことが多いのかどうか、
ひなが巣立ったあともその巣穴を使うのかどうか、
などが興味深いですね。
鳥たちにお邪魔にならない程度の距離から、
ときどきそっと観察していただけるといいですね。
アオバズク
大磯といえばロングビーチしかイメージになかったのが、いぶし銀さんのお蔭で少し知ることができたのですが、今回はまた新たな魅力を発見しました。
アオバトの飛来は勿論ですが、海や堤防の雰囲気もとても素敵でした。
実はあの日、いぶし銀さんが現れるのではないかと密かに期待していたのですが、仕事かもしれないしな~とも思っていました。
お休みでお散歩されていたのなら、メールでもすれば良かったですね
松本さん、そうなんです。丹沢を歩く楽しみが増えました。
アオバトは警戒心が強く、山ではなかなか姿は見られないそうですが、声くらいなら聴けるのではないかと耳を澄ましたいと思います。
中秋の名月深夜にアオバズクのシルエットって、とっても映えそうですね。声の響きも聴こえてきそうです。
もう、南国へ飛び立ってしまったのですね。
来年もその巣に帰ってきてくれるといいですね
アオバトの飛来は勿論ですが、海や堤防の雰囲気もとても素敵でした。
実はあの日、いぶし銀さんが現れるのではないかと密かに期待していたのですが、仕事かもしれないしな~とも思っていました。
お休みでお散歩されていたのなら、メールでもすれば良かったですね

松本さん、そうなんです。丹沢を歩く楽しみが増えました。
アオバトは警戒心が強く、山ではなかなか姿は見られないそうですが、声くらいなら聴けるのではないかと耳を澄ましたいと思います。
中秋の名月深夜にアオバズクのシルエットって、とっても映えそうですね。声の響きも聴こえてきそうです。
もう、南国へ飛び立ってしまったのですね。
来年もその巣に帰ってきてくれるといいですね

No title
アオバトって「こまたんの会」のパンフレットを見ると、顔から胸にかけて黄色で羽が赤色や緑色をした、とてもカラフルな鳥なんだね。
大勢の人達が並んでアオバトウオッチングする気持が分かる気がする。
鍋割山に登る時の楽しみが増えたね。
大勢の人達が並んでアオバトウオッチングする気持が分かる気がする。
鍋割山に登る時の楽しみが増えたね。
No title
そうそう、ハトでこの色、この行動はとても興味深い。
鳥について知らない人でも一目瞭然なので、バードウオッチングを日常的にしていない人にもわかりやすいものね。
早速鍋割山計画を立てねば!
鳥について知らない人でも一目瞭然なので、バードウオッチングを日常的にしていない人にもわかりやすいものね。
早速鍋割山計画を立てねば!
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アオバトに出会えて良かった
“こまたん”の方々とも交流が出来たたことは、ひとえにnoriさんミスターのお人柄に拠るものしょう。
イヤー
お会いできず残念、「浮世の常はままならじ」でしょうか・・。