| ホーム |
黒姫山 2053.4m
2014年10月29日(水)夜勤明け。主人は夜勤入り。
夕方までひと眠りし、母の待つ施設でケアを終えてから、夜の高速を‘黒姫野尻湖PA’まで走る
シュラフにくるまり車中泊をするが、思いの外寒い夜だった。
起床5時
洗面、朝食(夜勤に持参したが食べ切れなかったパン)を終え、信濃ICで関越を降り、黒姫山‘大橋登山口駐車場’へ向かう。
![010[2]](http://blog-imgs-43.fc2.com/m/o/u/mountainqueen/201410311106536a6.jpg)
エアリアマップで見ると2年前に登った戸隠山の近くで、同じ道沿いを5分も走れば‘大橋駐車場’へ着くと思っていた。ところが戸隠山登山口の駐車場を過ぎてもそれらしい駐車場が見つからない。。 記憶からすると、戸隠山駐車場は左右が逆にあった・・・つまり地図の上下を逆に見てしまっていたことに気付く。ああ、戸隠の時は降りたICも違ったんだ。どうりで道すがらの景色にも見覚えがないはずだ。というわけで、来た道を引き返すとこの目立たない‘大橋駐車場’があった
1台も停まっていないから余計にわかりずらい。

06:52から林道を歩き始めた
霜柱が立ち、笹の葉は凍っている。冷たい清涼な空気が肺全体に行き渡り浄化されるようだ。 
林道から登山道に入るところも標示がはっきりされているのでわかりやすい。私は西新道を登りに使った。ずーっと笹に囲まれた道を進んで行く。 標高が上がった日陰の道には足元にうっすらと雪があった。

視界が開けると、近隣の山々が展望でき爽快感抜群
陽射しが眩しい

ここは‘しらたま平’だった。遠くに北アルプスが雪をまとって姿を見せてくれている。しばし景色に見惚れる。やっぱり山はサイコーだなぁ

稜線の笹道をかき分けながら少し行くと‘峰ノ大池’との分岐があり、そこからぐっと上がったところが山頂だ。山頂直下は大きめの石が連なる勾配がやや強い道だ。
09:13 黒姫山2053.4mに到着
山頂ひとり占め

素っ晴らしい蒼空に光と影。雲海を下に見ると天空にいるような気分になる。連なる峰々の美しさ。久し振りの感動だ
本当に好きだなぁ

ところでお腹が空いてきたのだが、信濃ICを降りてから当てにしていたコンビニがなかったのだ。飴とチョコレートくらいしか持っていなかったけれど、前日ににゃんこからもらった沖縄土産のソーセージに助けられた。山で食べると旨さ倍増

ダウンに雨具を着ていても山頂で風に吹かれていると冷えてきてしまう。それでも30分以上を楽しんだ。黒姫山よ、遠い北アルプスよ、また会おう!

下山開始直後に初めて登山者に出会った。単独の男性で、地図を持参していないらしく、下山ルートや時間について聞かれたので少々説明した。ここは道標がしっかりしているので、目標場所さえ押さえていれば心配せずに歩ける山だ。
私の下山ルートは山頂直下の分岐を‘峰ノ大池’方面へ。すると‘七ツ池’との分岐に出合う。そのまま下山方向である‘峰ノ大池’へと足を進めたが、あとから‘七ツ池’へも寄れば良かったと後悔する。きっと直ぐ近くだったんだろうな。
というわけで、ここは峰ノ大池。日陰はまだ凍っていた。ダケカンバの白と常緑樹や笹の緑とのコントラストが美しい。

下山は‘西登山道’を歩く。『庭園風の火石原』と地図に書かれていたのだが、う~ん、庭園というと優雅なイメージを描くが、ここは自分の背よりもずっと大きな大きな石が多数積み重なっており、それを迂回したりよじ登ったりと、運動不足の私には、あちこちのスジがピキッといきそうで大変だった。

庭園を過ぎるとサクサク落ち葉を踏みしめての快適なハイキング。ただし、数日前の誰かのブログにこの辺りで熊が出没したということだったので、鈴をチリンチリンしっかり鳴らして歩く。

木に可愛らしく地衣類?苔?が生息中。

カラマツかなぁ。もう少し早い時期だったらその黄金色がさぞやキレイだっただろう。

山は木々に覆われて、鳥の囀り以外は聴こえない静かな道は平穏な気持ちになれる。
沢の水は冷たく澄んでおり、少しだけ口に含んで水の恵みに感謝。

‘古池’に到着。ここは黒姫山頂からよく見えていた。ここへ到着直前、単独男性登山者に出会い、また道を聞かれた。地図を見せながら現在地と山頂への道のりを説明したが、時間は間もなく正午という時で、避難小屋もない山だし少々心配に思ったが、3年前の(体力・スピードのある)自分を思えば大きなお世話かもしれないとも思った。

ススキと澄んだ蒼空が秋を実感

池面にはカモや知らない鳥もいたが、水が静かになると逆さ黒姫山が写っていた。

この鈴は主人のお手製で主人の所持品。自分のが現在行方不明なので借りさせてもらった。ザックのウエスト部分にぶら下げると足とぶつかりながらよく鳴ってくれたので助かった。私と違って器用なんだ、羨ましい。

‘西登山道入口’に下山。こちらは‘大橋登山口駐車場’よりさらに狭く3~4台のスペース。ここから車道を5~6分下ると‘大橋登山口駐車場’に着く。車が6台も増えていた。

下山後はやはり温泉
せっかくだから白濁の湯に入りたくて、‘燕温泉’まで足を延ばす。ここは妙高山の登山口となっている温泉街。その昔、単独で火打山~妙高山と縦走した下山口に、乳白色の無料混浴露天風呂があり、オジサン1人が入っていたところにお邪魔させてもらったことがある。あの大胆な行動は振り返っても不思議なのだが、そのくらい魅力的な湯だったのだ。

妙高駅の観光案内所で日帰り入浴のできるところを尋ねると、2軒の宿を紹介され、そのうち値段の高い方の‘岩戸屋旅館’\700を選んだ。

しかし大失敗。設備が古いのは問題にしないが、不潔なのはいただけない。湯の花が多いと喜んでみたものの、なんとなく新鮮さに欠ける。あやしいのだ。数々温泉を入ってきているだけに「濃い」という意味合いとは違うものを感じた。洗い場もヘドロっぽいものが複数ぶら下がっているし、蛇口のヌルヌル感も温泉成分という感じではない。値段が高い=質が良いではないことを改めて勉強した。 もう1軒のお勧めが‘花文’さんだった。そちらには日帰り入浴客がよく出入りしている。¥400。そちらは外に無料の足湯を設置していたが、そちらの湯の方がきれいな白濁だった。

身体が少し痒くなってきたが、気を取り直して美味しいお蕎麦をいただくことにした。国道から少し奥まった所にある『樹香』 メニューを見るとチェーン展開している店のようだった。ちょっとガッカリ。でもここもひとり占めで、大きな窓から林が眺められ、静かにゆっくり食事ができた。そばは細めでコシがあり、滑りのいい食感が私好み。お汁はほんの少し甘みがあった方が美味しいなぁという印象で、天ぷらは当たり前の食材で特徴がない。美味しかったが、値段(¥1700前後)と比較するとマイナス査定。辛口評価かな。

関越に乗る前に‘道の駅 しなの’でお土産探し。これといったものがなく退散。でもこの黒姫山と妙高山の景色に満足でした
本当に登りたい山に登るという意味からは、もう2年くらい遠ざかってしまっていた。こうして山に登ると、どれだけ自分が山や自然が好きなのかを改めて実感する。これからは1ヶ月に1回は山へ行くぞ
そのための努力をしなければと思う。
【コースタイム】大橋登山口駐車場06:52→古池・峰ノ大池・西新道分岐07:41→しらたま平08:49→峰ノ大池・山頂分岐09:03→黒姫山山頂09:13/09:45→西新道・峰ノ大池分岐09:53→峰ノ大池・七ツ池分岐10:09→峰ノ大池10:11→古池・峰ノ大池・西新道分岐11:31→古池12:06→西登山道口12:45→大橋駐車場登山口12:51



起床5時

![010[2]](http://blog-imgs-43.fc2.com/m/o/u/mountainqueen/201410311106536a6.jpg)
エアリアマップで見ると2年前に登った戸隠山の近くで、同じ道沿いを5分も走れば‘大橋駐車場’へ着くと思っていた。ところが戸隠山登山口の駐車場を過ぎてもそれらしい駐車場が見つからない。。 記憶からすると、戸隠山駐車場は左右が逆にあった・・・つまり地図の上下を逆に見てしまっていたことに気付く。ああ、戸隠の時は降りたICも違ったんだ。どうりで道すがらの景色にも見覚えがないはずだ。というわけで、来た道を引き返すとこの目立たない‘大橋駐車場’があった

1台も停まっていないから余計にわかりずらい。

06:52から林道を歩き始めた




林道から登山道に入るところも標示がはっきりされているのでわかりやすい。私は西新道を登りに使った。ずーっと笹に囲まれた道を進んで行く。 標高が上がった日陰の道には足元にうっすらと雪があった。

視界が開けると、近隣の山々が展望でき爽快感抜群



ここは‘しらたま平’だった。遠くに北アルプスが雪をまとって姿を見せてくれている。しばし景色に見惚れる。やっぱり山はサイコーだなぁ


稜線の笹道をかき分けながら少し行くと‘峰ノ大池’との分岐があり、そこからぐっと上がったところが山頂だ。山頂直下は大きめの石が連なる勾配がやや強い道だ。

09:13 黒姫山2053.4mに到着



素っ晴らしい蒼空に光と影。雲海を下に見ると天空にいるような気分になる。連なる峰々の美しさ。久し振りの感動だ



ところでお腹が空いてきたのだが、信濃ICを降りてから当てにしていたコンビニがなかったのだ。飴とチョコレートくらいしか持っていなかったけれど、前日ににゃんこからもらった沖縄土産のソーセージに助けられた。山で食べると旨さ倍増


ダウンに雨具を着ていても山頂で風に吹かれていると冷えてきてしまう。それでも30分以上を楽しんだ。黒姫山よ、遠い北アルプスよ、また会おう!

下山開始直後に初めて登山者に出会った。単独の男性で、地図を持参していないらしく、下山ルートや時間について聞かれたので少々説明した。ここは道標がしっかりしているので、目標場所さえ押さえていれば心配せずに歩ける山だ。
私の下山ルートは山頂直下の分岐を‘峰ノ大池’方面へ。すると‘七ツ池’との分岐に出合う。そのまま下山方向である‘峰ノ大池’へと足を進めたが、あとから‘七ツ池’へも寄れば良かったと後悔する。きっと直ぐ近くだったんだろうな。
というわけで、ここは峰ノ大池。日陰はまだ凍っていた。ダケカンバの白と常緑樹や笹の緑とのコントラストが美しい。

下山は‘西登山道’を歩く。『庭園風の火石原』と地図に書かれていたのだが、う~ん、庭園というと優雅なイメージを描くが、ここは自分の背よりもずっと大きな大きな石が多数積み重なっており、それを迂回したりよじ登ったりと、運動不足の私には、あちこちのスジがピキッといきそうで大変だった。

庭園を過ぎるとサクサク落ち葉を踏みしめての快適なハイキング。ただし、数日前の誰かのブログにこの辺りで熊が出没したということだったので、鈴をチリンチリンしっかり鳴らして歩く。

木に可愛らしく地衣類?苔?が生息中。

カラマツかなぁ。もう少し早い時期だったらその黄金色がさぞやキレイだっただろう。

山は木々に覆われて、鳥の囀り以外は聴こえない静かな道は平穏な気持ちになれる。


‘古池’に到着。ここは黒姫山頂からよく見えていた。ここへ到着直前、単独男性登山者に出会い、また道を聞かれた。地図を見せながら現在地と山頂への道のりを説明したが、時間は間もなく正午という時で、避難小屋もない山だし少々心配に思ったが、3年前の(体力・スピードのある)自分を思えば大きなお世話かもしれないとも思った。

ススキと澄んだ蒼空が秋を実感


池面にはカモや知らない鳥もいたが、水が静かになると逆さ黒姫山が写っていた。

この鈴は主人のお手製で主人の所持品。自分のが現在行方不明なので借りさせてもらった。ザックのウエスト部分にぶら下げると足とぶつかりながらよく鳴ってくれたので助かった。私と違って器用なんだ、羨ましい。

‘西登山道入口’に下山。こちらは‘大橋登山口駐車場’よりさらに狭く3~4台のスペース。ここから車道を5~6分下ると‘大橋登山口駐車場’に着く。車が6台も増えていた。

下山後はやはり温泉


妙高駅の観光案内所で日帰り入浴のできるところを尋ねると、2軒の宿を紹介され、そのうち値段の高い方の‘岩戸屋旅館’\700を選んだ。

しかし大失敗。設備が古いのは問題にしないが、不潔なのはいただけない。湯の花が多いと喜んでみたものの、なんとなく新鮮さに欠ける。あやしいのだ。数々温泉を入ってきているだけに「濃い」という意味合いとは違うものを感じた。洗い場もヘドロっぽいものが複数ぶら下がっているし、蛇口のヌルヌル感も温泉成分という感じではない。値段が高い=質が良いではないことを改めて勉強した。 もう1軒のお勧めが‘花文’さんだった。そちらには日帰り入浴客がよく出入りしている。¥400。そちらは外に無料の足湯を設置していたが、そちらの湯の方がきれいな白濁だった。

身体が少し痒くなってきたが、気を取り直して美味しいお蕎麦をいただくことにした。国道から少し奥まった所にある『樹香』 メニューを見るとチェーン展開している店のようだった。ちょっとガッカリ。でもここもひとり占めで、大きな窓から林が眺められ、静かにゆっくり食事ができた。そばは細めでコシがあり、滑りのいい食感が私好み。お汁はほんの少し甘みがあった方が美味しいなぁという印象で、天ぷらは当たり前の食材で特徴がない。美味しかったが、値段(¥1700前後)と比較するとマイナス査定。辛口評価かな。

関越に乗る前に‘道の駅 しなの’でお土産探し。これといったものがなく退散。でもこの黒姫山と妙高山の景色に満足でした

本当に登りたい山に登るという意味からは、もう2年くらい遠ざかってしまっていた。こうして山に登ると、どれだけ自分が山や自然が好きなのかを改めて実感する。これからは1ヶ月に1回は山へ行くぞ

【コースタイム】大橋登山口駐車場06:52→古池・峰ノ大池・西新道分岐07:41→しらたま平08:49→峰ノ大池・山頂分岐09:03→黒姫山山頂09:13/09:45→西新道・峰ノ大池分岐09:53→峰ノ大池・七ツ池分岐10:09→峰ノ大池10:11→古池・峰ノ大池・西新道分岐11:31→古池12:06→西登山道口12:45→大橋駐車場登山口12:51
スポンサーサイト
<<秋の檜洞丸 1601m | ホーム | 日光へドライブ>>
コメント
北信州・黒姫山
晩秋の山
そうなんです。黒姫山はたおやかな山であり、変化があり展望も良い山でした。来年はグリーンシーズンに高妻山に登りたいと思っています。
仙酔峡はミヤマキリシマが終わりかけの時期に散策したことがあります。この時期、そんなに寒いのですか。では冬など山頂まで行かずとも樹氷などが楽しめそうですね。
寒さは血圧を上げますから気を付けてくださいね。
烏帽子岳は草千里の方にある山ですね。行ってみたいです。
垂玉温泉には入りましたか?いいなぁ。ほとんどの山の麓にいい温泉がありますよね^^
仙酔峡はミヤマキリシマが終わりかけの時期に散策したことがあります。この時期、そんなに寒いのですか。では冬など山頂まで行かずとも樹氷などが楽しめそうですね。
寒さは血圧を上げますから気を付けてくださいね。
烏帽子岳は草千里の方にある山ですね。行ってみたいです。
垂玉温泉には入りましたか?いいなぁ。ほとんどの山の麓にいい温泉がありますよね^^
垂玉温泉・小山旅館
百名山の高妻山も北信州で、黒姫山、戸隠山の近くだったんですね。
登山ガイドを見ると勾配のきつそうな山ですが、新緑の季節は気持のいい山行が出来るので、今から楽しみですね。
垂玉温泉には6、7回入りました。小山旅館一帯はちょうど紅葉が見頃でしたよ。
私はバイクしかなく、冬場の道路の凍結が一番怖いので、樹氷はたぶん見に行けないのでは。道路の状況次第ですが。
なので冬場は歩いて行ける南外輪山の方へ行くのが主になります。
登山ガイドを見ると勾配のきつそうな山ですが、新緑の季節は気持のいい山行が出来るので、今から楽しみですね。
垂玉温泉には6、7回入りました。小山旅館一帯はちょうど紅葉が見頃でしたよ。
私はバイクしかなく、冬場の道路の凍結が一番怖いので、樹氷はたぶん見に行けないのでは。道路の状況次第ですが。
なので冬場は歩いて行ける南外輪山の方へ行くのが主になります。
路面の凍結
そうかぁー そうでしたよね。ひげじいはバイクで移動だから、とてもじゃないけれど凍結の路面は走れないですね。
昨シーズン、路面が凍結した朝に目の前で中型バイクが交差点を曲がりきれずに横滑りに転倒し、バイクの下敷きになって動けない人を見ました。ひげじいはバイク経験は豊富でわかっているのでしょうけれど、どうぞ気を付けてくださいね。
私も冬こそ丹沢をはじめ、低山ハイクを楽しもうと思っています。
昨シーズン、路面が凍結した朝に目の前で中型バイクが交差点を曲がりきれずに横滑りに転倒し、バイクの下敷きになって動けない人を見ました。ひげじいはバイク経験は豊富でわかっているのでしょうけれど、どうぞ気を付けてくださいね。
私も冬こそ丹沢をはじめ、低山ハイクを楽しもうと思っています。
コメントの投稿
トラックバック
| ホーム |
山腹に峰ノ大池や古池や七つ池などあちこちに池があるのは珍しい気がします。池はホッとするし、癒されますね。また地図を確認すると戸隠山や妙高山が直ぐ近くにあり、また遠くに北アルプスも望めていいところですね。
昨日(11.14)は阿蘇・高岳の登山口の仙酔峡に行ったところ寒すぎて断念しました。今日(11.15)は垂玉温泉付近の登山口から烏帽子岳に登ってきました。天気も晴れていたし登り易い山でした。